【秋祭り】屋台がすごい!毎年大盛り上がりの播州秋祭りに行こう!

各地では様々な秋祭りが開催されていますよね!お祭りを見ると日本の古き良き風情を感じ、身体も心も季節の変わり目を体感していくのがとても良くわかります。

今回は兵庫県南西部に江戸時代から伝わる「播州秋まつり」を紹介いたします。

1.播州秋祭りとは

 

播州の秋祭りとは、播磨国一帯の神社で行われる大小さまざまな秋の例大祭を総じて指すときの呼称で、現在は26の神社でお祭りが開かれ、ほとんどが姫路市で行われています。

播州とは、姫路城のある兵庫県南西部の播磨地方一帯の別の呼び名で、播磨(はりまのくに)の別名だと言われています。

詳細は不明なのですが、江戸時代・中期頃には現在のような形でお祭りが開かれていたと言われています。

今回は、そんな播州秋祭りを代表する2つのお祭りを紹介しますね!

松原八幡神社の「灘けんか祭り」

開催日程:毎年10月14日・15日

開催場所:兵庫県姫路市灘地区

「妻鹿のけんか祭り」とも呼ばれ日本三大荒神輿であり、屋台が町を練り歩いた後に行う、屋台のぶつかり合いは迫力満点!3台もの屋台が激しくぶつかる荒々しい祭りです。持てる気力と体力、そして財力を一気に吐き出し武骨で派手な男性達がぶつかり合います。「激しければ激しいほど、神意に叶う」と言われていて、兵庫県が指定する「重要無形民族文化財」にも、選ばれています。天下の奇祭だとか、全国の数ある「けんか祭り」の中でも最大規模の祭りであるといわれる意味がわかりますね!

曽根天満宮祭り

開催日程:毎年10月13日(火)・14日(水)

開催場所:兵庫県高砂市曽根町2286-1

この秋祭りが行われる曽根天満宮は学問の神さまである神様菅原道真を祀っていることで知られています。

お祭りは、勇壮、華麗で知られていて、のぼりを立てた竹を男衆たちが激しく地面に叩きつけて割る「竹割」や童児が額に八の字を描き、青・赤・黄などの布で作られた、「花笠」をかぶり馬に乗りながら宮入する「一ツ物」が有名です。

神が憑依する神童であったとされていて、毎年4人選ばれます。一ツ物神事も、兵庫県が指定する、指定重要無形民俗文化財の一つとなっています。

◆提灯祭り:(魚吹八幡神社)

魚吹八幡神社(うすきはちまん)は、別名「津の宮」とも呼ばれ、秋祭りは10月21日・22日に行われます。西暦202年に神功皇后がこの地で神のお告げを聞き、319年に仁徳天皇が夢を見て、父・応神天皇の祖母をこの地に祀るべし、と命令を下したという神話にもとづいています。

提灯祭りの由緒も古く、神功皇后、応神天皇、玉依姫命が乗り移った三基の神輿の渡御・還御、金幣、屋台18台、壇尻4台の練り出し、獅子檀尻1台の獅子舞披露、門前でのちょうちん練り等が行われます。
平成19年3月に『兵庫県指定重要無形民俗文化財』の指定を受けました。

本宮の午後1時ごろから18台の屋台が宮入りを始め、楼門前や本殿前、拝殿前で練り合わせを行います。「チョーサー」の掛け声で提灯練りが始まると、氏子の叫びと観衆の声、竹を打ち鳴らす音が混じり合い、祭りは最高潮に達します!

◆屋台の台場差し(浜の宮天満宮)

姫路市飾磨区須加にある浜の宮天満宮の秋祭り(秋季例祭)の「台場差し」屋台を差し上げて静止する間に、24人の練り子が台場に入り、「サイテバチョーサー」という掛け声で差し上げて、練り子だけで屋台を差し上げるという豪快な技が注目です。

この台場差しは、江戸時代安政2年(1855年)に初めて行なったと伝えられている伝統行事で、姫路市の重要無形民俗文化財に指定されています。

2.祭りの見どころは

 

 

お祭りの特徴はそれぞれの地域に屋台(山車)があり練りだしが行われることです。

 ・神輿屋根屋台
一般的な神輿のような宝刑造りの屋根を持つものを言います。
装飾や運行形態の違いによって、中播方面と西播方面の二つに分かれます。
・平型布団屋台
赤色の平らな布団の屋根を持ちます。
全国的にも見られる太鼓台の屋根と類似点が多く、東播方面で多く見られます。
・山形布団屋台
どのの屋台も豪華絢爛な装飾が施されており、深い味わいを感じます。職人によって緻密に造られた一つ一つのパーツは遠くから見ても輝きを放っています!また、屋台の数は播州地方一帯で400ほどあると言われ10月の播州路は祭り一色に染められるといってもいいでしょう。

 

3.開催場所と日程について

 

◆10月8日(土)9日(日)
・恵美酒宮天満神社:姫路市飾磨区恵美酒14
・浜之宮天満宮:姫路市飾磨区須加40
・蒲田神社:姫路市広畑区蒲田
・甲八幡神社:姫路市豊富町江鮒
・大宮八幡宮:三木市本町2丁目19-1
・津田天満神社:姫路市飾磨区構912

◆10月9日(日)
・大避神社:赤穂市坂越1297

10月13日(木)14日(金)
・湊神社:姫路市的形町的形1249
・曽根天満宮:高砂市曽根町2286-1

10月14日(金)15日(土)
・大塩天満宮:姫路市大塩町汐咲1丁目50
・松原八幡神社:姫路市白浜町甲399

10月16日(日)
・荒川神社:姫路市井ノ口437

10月21日(金)22日(土)
魚吹八幡神社:姫路市網干区宮内193

4.アクセス方法と駐車場について

 

◆アクセス

・松原八幡神社(灘のけんか祭り 別名:灘まつり)

山陽電車 白浜の宮駅下車(祭り当日は直通特急・特急・臨時特急も停車します)

南へ徒歩5分

・津田天満神社

JR山陽電鉄「姫路駅」から、神姫バスの思案橋行きに乗り終点下車、徒歩1分程

・上鴨川住吉神社

JR福知山線「相野駅」より神姫バスの清水行きに乗り、「住吉神社バス停」で下車

・魚吹八幡神社

JR「網干駅」より、神姫バスに乗り換えてダイセル網干港行きに乗り「宮内駅」で下車、そこから徒歩3分程

※駐車場などが無い為公共交通機関をお使い下さい

 

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