関西グルメは絶対コレ。くいだおれ間違いなしの郷土料理をまとめてみた

関西方面に旅行に行くと、やはり気になることと言えば「毎度の食事を何にするか」ですよね。せっかく関西に行くのなら、関西でしか食べられない「美味しい」ものを食べたいところ。そこで、今回は関西地方で、食べておきたい名物グルメをまとめました。

滋賀の名物グルメ

ふなずし


引用元:関西広域連合 公式サイト

琵琶湖やそれに流入する河川に生息するニゴロブナを、ご飯と一緒に自然発酵させた滋賀県独特の食べ物。塩漬けしたニゴロブナに塩を混ぜたご飯を詰め、そこから数カ月~長いもので2年程漬け込んでいるのだとか。発酵食品ならではの独特の香りがあり、例えるならチーズのような香りがします。

そのまま食べるのも良いのですが、おすすめは地酒と一緒にいただくこと。ふなずしの酸味と香りは、お酒の旨みを引き立ててくれるそうです。

参照:ふなずし|関西広域連合

じゅんじゅん

引用元:滋賀県公式サイト 滋賀のおいしいコレクション

じゅんじゅんとは、琵琶湖でとれるウナギ、豆腐、ねぎ、ごぼうを特製だしで煮込んだすき焼きのこと。食材を煮込む音が「じゅんじゅん」と聞こえたことが名前の由来だといわれています。

うなぎのほかにも、なまずや鯉などの淡水魚、鴨肉や近江牛などの肉類を使用することも。割下があっさりとしている上に、ごぼうが余分な脂を吸収するのでさっぱりといただくことができます。

参照:じゅんじゅん|旅ぐるなび

のっぺいうどん

のっぺいうどんは、明治時代から食べられている郷土料理。かつおと昆布でつくった出汁を使用しており、関西と関東の中間に位置する滋賀県ならではのほどよい薄味が特徴です。生姜の風味がきいたあんかけのうどんなので、体の芯から温まります。また、冷めにくく、最後まで暖かく食べることができます。
参照:のっぺいうどん|旅ぐるなび

和歌山県

めはりずし


写真提供:アネモネ / PIXTA(ピクスタ)

握り飯を塩漬けした高菜の葉で包んだ「めはりずし」。もともとは山仕事の男たちの弁当だったもので、握り拳ほどの大きさに「目を張るほど大きな口を開けて食べる」と、称されたことが名前の由来だといわれています。塩漬けされた高菜のしょっぱさとご飯がマッチ。大きさのわりにはペロリと食べることができます。お土産や駅弁としても人気なので、移動中の食事におすすめ。
参照:めはりずし|旅ぐるなび

鯨(くじら)料理


引用元:太地町 公式サイト

捕鯨規制もあり、現在ではなかなか食べる機会のない「鯨料理」。和歌山県の太地町では、古くから捕鯨発祥の地とされていたことから、鯨料理を味わえる全国的にも珍しい場所です。鯨の肉は、高たんぱく質ながらも、低カロリーでヘルシー。竜田揚げやお刺身、鯨肉と水菜でつくる「ハリハリ鍋」などさまざまな調理法で味わうことができます。

参照:くじら料理

柿の葉寿司


写真提供:いずみ / PIXTA(ピクスタ)

和歌山県の郷土料理でとくに有名なのが「柿の葉寿司」。塩サバ、エビ、タイ、サケなどの切り身を酢飯と一緒に握り、柿の葉に包んで押し寿司にしたものです。現在は、コンビニエンスストアで販売されるくらい手軽に味わえますが、もともとは正月や祭りの行事食など祝い事の席で出される食事だったそうです。柿の葉には殺菌作用があるとされており、普通の寿司よりも長持ちするのが特徴。旅のお供やお土産にぴったりのお寿司です。

参照:柿の葉寿司|旅ぐるなび

奈良県

飛鳥鍋

Yumikoさん(@punco_et_moi)がシェアした投稿 – 2017 1月 29 2:53午後 PST

「飛鳥鍋」とは奈良県飛鳥地方の郷土鍋のことで、鶏肉、白菜、人参、しいたけなどの具材を牛乳と出汁で煮込んだ鍋料理です。飛鳥時代に唐(中国の王朝)から伝わった牛乳で、僧侶が肉を牛乳で煮て食したのが原形だといわれています。牛乳ならではのまろやかさとコクのある味わいが特徴です。

参照:飛鳥鍋

若草鍋

kimさん(@sweeetokyo)がシェアした投稿 – 2016 12月 23 2:26午前 PST

山盛りのほうれん草の上に、伊勢エビやタイなどの海鮮、野菜、生湯葉などを盛り付けした鍋。山盛りのほうれん草を、新緑の若草山(奈良公園の東端にある山)に例え、『暗夜行路』『小僧の神様』で知られる作家・志賀直哉氏が名付けたと言われています。

若草鍋は、料理旅館「江戸三」のみで味わうことができます。期間は10月から3月まで。限られた場所、期間にしか食べられない一品なだけに、この時期に奈良を訪れた折には、ぜひともいただきたいものです。

「江戸三」若草鍋の詳細はこちら

しし鍋

写真提供:ニングル / PIXTA(ピクスタ)

海のない奈良では、山間部に出現する猪や鹿などの野生動物が貴重なたんぱく質とされていたそう。そのなかでも、「しし鍋」は寒い夜に食べると体が温まると親しまれていた料理。猪の肉は独特の臭みがあるため、ごぼうやネギなどと煮込みます。味噌ベースの味付け、猪肉の歯ごたえは、一度食べればやみつきになること間違いありません。

参照:しし鍋|旅ぐるなび

兵庫県

明石焼き

写真提供:bobco / PIXTA(ピクスタ)

卵をたっぷり使用して作る「明石焼き」は、地元では「たまごやき」の愛称で親しまれている郷土料理。もとは、明石の工芸品である「明石珠(卵白を利用した珊瑚の代用品)」の生産の際に、余ってしまう黄身を消費するために作られたといわれています。たこ焼きと見た目はそっくりですが、大きな違いは食べ方。たこ焼きはソースでいただくのに対して、明石焼きはだし汁につけていただきます。

参照:明石焼き|旅ぐるなび

ぼたん鍋


写真提供:Hungry Works / PIXTA(ピクスタ)

「ぼたん鍋」は、大皿に猪肉を盛り付けた様子がまるで“牡丹”のように見えたことから名付けられたといわれています。薄切りの猪肉、野菜、生麩などを味噌ベースのスープで煮込み、すき焼きと同じく生卵につけていただきます。猪肉は、牛肉と違って煮込むほどに口当たりが優しくなり、柔らかい食感を楽しむことができます。

参照:篠山市ぼたん鍋ガイド

姫路おでん

生姜醤油で食べるさっぱりとした「姫路おでん」。姫路市を中心に親しまれている郷土料理で、姫路市の地財・地域団体商材にも指定されています。姫路おんでんの最大の特徴は、生姜醤油につけて食べること。もともとは、関東風の甘辛いおでんを、生姜醤油で調整して食べていたのが始まりだそう。関西風の出汁風味のおでんが登場してからは、刺身のように小皿によそった生姜醤油をつけて食べるのが主流になったそうです。

普通に食べても美味しいおでん。姫路市に足を運んだ際には、ぜひ生姜醤油でピリッと辛くいただきたいものですね。ちなみに、姫路おでんは焼酎との相性が◎。

参照:姫路おでんのルーツ

大阪府

たこ焼き

大阪の代表的なグルメといえば「たこ焼き」です。大阪のたこ焼きは美味しさはもちろんのこと、価格の安さも人気の理由でしょう。東京のたこ焼きといえば6~8個入りで600円前後が多いなか、大阪のたこ焼きは6~8個入りで300~400円に設定されているお店が多いのです。安い!

グランド花月横の「わなか」、天王寺の「やまちゃん」などの有名店は行列ができていることもありますが、お客さんの出入りが早いので並んで待つことをおすすめします。

お好み焼き

写真提供:motoko / PIXTA(ピクスタ)

たこ焼きとともに、大阪グルメで「お好み焼き」も外せない定番の一品です。山芋が入ったドロッとした生地をふっくらと焼き上げるのが特徴。辛口のソースが食欲をそそり、ビールとの相性が抜群です。大阪では小さなころからお好み焼きが親しまれているだけあって、どこのお店に入っても「ほぼ確実に美味しい」です。大阪のご飯で悩んだら、ふらっと目の前にあったお好み焼き屋さんに足を運ぶのもおすすめです。

大阪寿司

写真提供:セーラム / PIXTA(ピクスタ)

「大阪寿司」は、魚の切り身と酢飯を箱の中で一緒に重ね、押して四角に形成する「押し寿司」の別名です。エビやアナゴ、サバ、タイが乗った大阪寿司は、見た目も華やか。大阪寿司は、普通のお寿司のようにお店で食べるものというよりも、お弁当として持ち運んで食べるのが一般的です。

参照:大阪寿司|旅ぐるなび

京都府

湯豆腐

写真提供:dorry / PIXTA(ピクスタ)

昆布だしで煮た豆腐を、薬味とポン酢でいただく「湯豆腐」。シンプルな調理法だからこそ、その素材が持つ旨みを楽しむことができる料理です。湯豆腐に使用されている豆腐は、奈良時代に中国より伝わったもの。当時、豆腐は、僧侶や貴族など、限られた人のみが食することのできる素材だったそうです。江戸時代に入り、精進料理として庶民にも広く提供され始めたとされています。

京都の湯豆腐は、1000~2000円とリーズナブルに楽しめるものから、3000~10000円ほどのコース仕立てで提供されるリッチなものもあります。せっかくの旅行であれば、奮発してコース仕立てでいただくのもいいかもしれませんね。

参照:湯豆腐|旅ぐるなび

ニシンそば

写真提供:セーラム / PIXTA(ピクスタ)

骨まで柔らかく煮込まれたニシンが乗った「ニシンそば」は、京都の年越し蕎麦の定番としても有名です。山に囲まれた京都中心部は、新鮮な魚が入ってこなかったため、保存の効く魚が昔から多く用いられていたそう。そのため、甘辛く煮たニシンを保存、蕎麦と一緒に楽しむようになったそうです。

参照:ニシンそばの由来

茶そば

写真提供:HiroHiro / PIXTA(ピクスタ)

「茶そば」とは、そば粉に宇治抹茶、塩を混ぜて作った蕎麦。お茶どころとして知られる宇治市発祥の食品で、蕎麦の香りと一緒に抹茶の香りを楽しめる蕎麦になっています。そのまま食べると、より一層抹茶の風味を楽しむことができます。おすすめの食べ方は七味と一緒に食べること。ほのかな辛さが抹茶の香りを引き立ててくれます。

参照:茶そば

さいごに

今回は、滋賀県、和歌山県、奈良県、兵庫県、大阪府、京都府の名物グルメをご紹介しました。関西エリアと一口に言っても、都府県ごとにさまざまな料理がありますよね。こうした定番グルメは、旅行の思い出としても、ぜひとも味わっておきたいものです。旅行の際の参考にしてみてくださいね。

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