いよいよ12月。本格的な冬の到来です。寒さ厳しいシーズンですが、せっかくなら冬の魅力を思う存分楽しみませんか?今回は世界的にも有名な蔵王温泉スキー場の名物「蔵王樹氷まつり」をご紹介します!
【蔵王樹氷まつり】
■蔵王とは?
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山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰。主峰は山形県側に位置する熊野岳で、玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山です。両県共に温泉やスキー場が数多く存在します。
東北新幹線を利用する人は、「蔵王=宮城」というイメージが強いかもしれません。宮城には蔵王町や白石蔵王駅(白石市)など「蔵王」の名前がついた街がありますし、蔵王連峰の遠景写真も写り映えの観点から、宮城側から映したものが多いのです。また、遠刈田(とおがった)、青根(あおね)、峩々(がが)など宮城側に温泉街が多くあります。
(宮城蔵王の情報はこちら→「一夜限りの冬景色を堪能!〜青根温泉雪あかり〜」)
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しかし、スキー場の規模や雪質などで有名なのは山形蔵王です。軽快な滑りが楽しめるさらさらのパウダースノーはもちろんのこと、とにかく広大で様々なゲレンデがあり、豊富なコースが魅力です。国際スキー連盟や全日本スキー連盟の回転・大回転公認コースに指定されているコースも。標高が高く雪不足の心配もないため、春スキーまで楽しむことができます。何よりも「樹氷」を見ることができるのは山形側。樹氷群に囲まれながらの滑走は他のスキー場とは一味違います。
出典:蔵王温泉公式サイト
また、山形は蔵王温泉も有名。1900年前の日本武尊の東征の際に、従軍した吉備多賀由により発見されたと言われています。東北随一の強酸性の硫黄泉で、体内のムコ多糖タンパクを活性化させる働きがあり、体内水分量を増加させ、肌と血管を若返らせるとされています。また、硫黄泉には表皮の殺菌作用や皮膚を強くする作用があるとされ、「美人づくりの湯」とも呼ばれています。スキーで体が冷えたあとは、ポカポカの温泉で疲れをとって美肌に!最強の組み合わせですね。
■蔵王樹氷まつりとは?
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蔵王樹氷まつりとは、山形の「蔵王温泉スキー場」で行わる冬の一大イベント。樹氷は「アイスモンスター」とも呼ばれ、蔵王連峰の特別な気象条件が生み出す自然の芸術品です。蔵王の樹氷は世界的にも知られています。樹氷や蔵王温泉スキー場の様々な魅力を満喫できるのが、蔵王樹氷まつりです。
【蔵王樹氷まつりの見どころ】
今年は2016年12月23日(金)〜2017年3月5日(日)まで開催される蔵王樹氷まつり。期間中は様々なイベントが行われます。
■樹氷ライトアップ
イベント開催期間中、樹氷がライトアップされます。日中に見る真っ白の樹氷とはまた違い、オーロラのような幻想的な姿を現します。
ライトアップは、蔵王温泉スキー場内にある「蔵王ロープウェイ」が主催。ロープウェイでは樹氷原へ行くことができ、山頂駅の展望台から樹氷が一望できます。また、18人乗りのロープウェイの車中からは、眼下に広がる360度のパノラマ樹氷を鑑賞できますよ。
■松明滑走
メインイベントとなるのが松明滑走。上の台ゲレンデのすぐそばにある酢川温泉神社の宮司によって、ゲレンデ全体の安全と来場者の多幸を祈る祝詞奏上で始まります。蔵王温泉観光協会とその青年部による蔵王天狗の幻想的な松明滑走に続き、蔵王スキーパトロール隊による蔵王七福神、大黒舞などが披露されます。蔵王のスキースクールやスノーボードスクールのインストラクターらによる、プロフェッショナルな雪上デモンストレーションも見ることができます。
目玉となるのが、1000人以上のスキーヤー1人1人が、松明を掲げて滑走する「松明滑走」。荘厳な音楽とともに松明の灯りがゲレンデを照らし、周囲が赤く染まります。火を照り返す雪とのコントラストが見事です。この松明滑走は一般のスキーヤーも参加可能。1000円の参加料がかかりますが記念品がつき、何よりも貴重な滑走経験を味わうことができます。
■冬のHANABI
期間中はゲレンデに美しい冬の花火が打ち上げられます。澄んだ夜空と真っ白な雪に煌びやかな花火が映えます。ナイトスキーと樹氷を楽しみながら、花火を眺めてみませんか?
■その他
期間中は、樹氷原の山頂から山麓までの10キロをロング滑走するイベントや、ゲレンデにあるパワースポットを巡る開運イベント、「ミス花笠」とジャンケンする「ジャンケン大会」など催しものが盛りだくさん。ジャンケン大会では、勝者にリフト全山無料の1日券などのうれしい賞品が贈られるそうです。
じゅ、じゅ、じゅ ・・・>>> 樹氷 だょ ~ ⁷₍⁽՚ᵕ՝⁾₎₇ #蔵王 #樹氷 pic.twitter.com/n5IoAoAvJm
— ァム★ β!†chなぅ。 (@amu_chat) 2016年3月1日
山形蔵王!
樹氷やべー楽しすぎ
この後は蔵王温泉♨︎ pic.twitter.com/t7u7m4eji7— ともや (@T_High_Bridge) 2016年3月2日
蔵王樹氷まつりの花火を見てきました。10分足らずでしたが、空気が澄んでいて綺麗でした。温泉も良かったです。 pic.twitter.com/y7rdVWruT2
— はなぶぅ (@sake_nomu) 2016年2月6日
蔵王樹氷まつり 雪が凄くて視界が。。。 pic.twitter.com/mwe93Vkx7M
— メイ (@May_M22B) 2015年1月31日
自然が作り上げる神秘的な樹氷。昼も夜も楽しめますね。
【2017年の情報】
イベント名:蔵王樹氷まつり2017
開催期間:2016年12月23日(金)〜2017年3月5日(日)
※冬の花火:横倉ゲレンデ2016年12月24日(土)午後7時30分〜、竜山ゲレンデ2017年1月20日(金)午後7時30分〜、21日(土)午後7時30分〜、2月4日(土)午後8時50分〜、3月4日(土)午後7時30分から
※1000人松明滑走:2017年2月4日(土)受付午後6時、滑走スタート午後8時〜
※樹氷原10kmロング滑走:2017年1月9日(月)午後12時〜
場所:蔵王温泉スキー場(山形県山形市蔵王温泉708−1)
アクセス:JR山形駅からバスで約40分
問い合わせ:蔵王温泉観光協会案内所(023-694-9328)
いかがでしたか?世界的にも有名な山形蔵王の樹氷。せっかくの冬シーズン。スキーと温泉を楽しみながら、幻想的な樹氷を堪能しませんか?
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