岐阜の冬を満喫しよう!〜奥飛騨冬物語〜

雪深いシーズンになってきました。美しい雪や氷柱に触れながら冬を楽しみませんか?今回は岐阜県の名湯・奥飛騨温泉郷で開催される冬ならではの催し「奥飛騨冬物語」をご紹介します。

【〜奥飛騨冬物語〜】

日本屈指の温泉地として知られる、岐阜県高山市の「奥飛騨温泉郷」。北アルプスと露天風呂の里として知られ、雄大な山々の中に平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地が集結しています。100を超える露天風呂があり、その数は日本一!豪雪地帯でもある奥飛騨地方、冬は雪見風呂を楽しむことができる絶好のエリアです。

奥飛騨温泉郷では、12月〜翌2月下旬の厳冬期に、冬ならではの催しを開催。「奥飛騨冬物語」と名付け、冬の奥飛騨の魅力をPRしています。今回は「奥飛騨冬物語」の平湯温泉「平湯大滝氷結まつり」と新穂高温泉「中尾かまくらまつり」の2つをご紹介します。

【平湯大滝結氷まつり〜平湯温泉〜】

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

■平湯温泉とは?

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出典:平湯温泉Facebook

高山方面から向かうと温泉郷の玄関口にあたるのが「平湯温泉」。乗鞍岳のふもと、海抜1250mにある平湯温泉は奥飛騨の中でも最も古く、歴史ある温泉です。

江戸時代末期、飛騨についてに書かれた「飛州志」にも平湯温泉についてまとめた「平湯温泉記」があり、「中世の頃、甲州の武田家臣が攻め入ったとき、士卒が毒霧にやられ動けなくなった。そのとき白い老猿が温泉に入り悪い足を治して跳び去った。これを見た者は競って霊泉に浴し、すっかり元気を取り戻した。この時以来、様々な病を持った多くの人が盛んに訪ねるようになった。云々」と書かれています。 北陸の大名も参勤交代の道中で疲れをとり、湯治場として栄えました。

平湯温泉地内には約40もの井戸や源泉があり、毎分13000リットルもの豊富な湯が噴き出しています。最高90度にもなる温泉の泉質は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、炭酸水素塩泉など含み、胃腸病やリウマチ性疾患をはじめ神経症、皮膚病などに効果があるとされ、治療温泉としても利用されています。

■冬の風物詩〜平湯大滝結氷まつり〜とは?

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出典:平湯温泉Facebook

平湯温泉エリアにある「平湯大滝」。高さ64m、巾6mの豪快に流れ落ちるその姿は、日本の滝百選に名を連ねています。この勢いのある滝水も、12月下旬頃から凍り始め、巨大な氷柱に姿を変えます。凍りついた平湯大滝をライトアップし、幻想的な空間を演出するのが「平湯大滝結氷まつり」です。毎年2月に行われます。昼は平湯大滝の青白く輝く壮大な氷柱と純白の雪のコントラストが美しく、ライトアップされた夜は幻想的な世界が広がります。

◼︎平湯大滝結氷まつりの見どころ

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

なんといっても見どころは、大自然に降り積もった雪景色とライトアップされた氷柱。イベント会場入り口より大滝までの道のりは約1kmで、大滝川に架かるつり橋の電飾の神秘的な光景を眺めながら、降り積もった沢山の雪を踏みしめて滝まで向かいます。冷たい空気の中、神秘的な世界を目で、肌で感じることができます。

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

平湯温泉街にも大小さまざまな雪像や雪灯篭が並び、温泉街全体が暖かい光で包まれます。地元衆が温かい飲み物やバザー、餅つきなどでお出迎えしてくれるので、温泉街全体を歩いて楽しむことができます。期間中の初日と土日には、平湯温泉に古くから伝わる獅子舞の実演や打ち上げ花火も見ることができますよ。

手伝い? #平湯大滝結氷まつり#平湯大滝#バザー

平田 譲さん(@yuzoor)が投稿した写真 – 2015 2月 21 4:29午前 PST

青や緑色に浮かび上がる氷柱。幻想的で別世界ですね。

タイミングによっては、まだ滝が凍っていない場合もありますが、雪に囲まれライトアップされた平湯大滝も風情があります!

◼︎2017年の情報

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

イベント名:平湯大滝結氷まつり

日時:2017年2月15日(水)〜25日(土)ライトアップは午後6時〜午後9時

場所:平湯温泉地内、平湯大滝(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯)

アクセス:JR名古屋駅(高山本線ワイドビューひだ/約2時間10分)→高山駅下車、濃飛バス(約1時間30分)→「平湯バスターミナル」より徒歩約15分

問い合わせ:奥飛騨温泉郷観光案内所(0578-89-2458)

 

【中尾かまくらまつり〜新穂高温泉〜】

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

■新穂高温泉とは?

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出典:新穂高ロープウェイFacebook

奥飛騨温泉郷の中でも最奥にある新穂高温泉。北アルプスが間近に迫り、雄大な自然の景観を眺めることができます。最奥部の「新穂高地区」、栃尾温泉寄りの「蒲田地区」、高台に位置する「中尾地区」の3地区に分かれており、それぞれ源泉が違います。その中で最も歴史が古い新穂高地区には「新穂高ロープウェイ」駅があり、北アプルプス、穂高連峰の登山基地となっています。

■〜奥飛騨の冬を彩る〜中尾かまくらまつりとは?

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

新穂高温泉の中尾高原、中尾源泉エリアにある中尾温泉。槍ヶ岳、錫杖岳、笠ヶ岳、焼岳など、北アルプスを一望でき、自然を満喫できる場所です。この中尾温泉エリアで毎冬開催されるのが、「中尾かまくらまつり」。イベント会場には、大人が十分に入れるサイズの大小様々なかまくらが点在し、冬の夜を彩ります。実は、日本の「最も西」で開催されるかまくらイベントです。

 

◼︎中尾かまくらまつりの見どころ

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

豪雪地帯、奥飛騨の豊富な雪を使って、大小様々なかまくらがイベント会場に並びます。かまくらの中は氷でできた美しいランプシェードの中に火が灯り、やわらかい光に包まれます。灯りがともされた夜の景色は、幻想的で別世界に誘われたようです。

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出典:中尾かまくらまつりFacebook

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

かまくらには「囲炉裏かまくら」や「こたつかまくら」など、中で暖をとれるものや、地酒を飲むことができる「かまくらバー」など様々な種類が。あったかいかまくらの中で美味しい地酒を堪能…贅沢な時間ですね!くるみ餅入りぜんざいや、熊汁など地元ならではのお料理もふるまわれますよ。

また、会場ではお餅つきや生ライブ、伝統芸能の「中尾夫婦獅子」のアクロバティックな舞などが行われ、観光客を迎えてくれます。会場ではソリを使って雪の滑り台を楽しむこともできるので、大人、子ども皆で雪の世界を楽しめますね。

冷たい空気もなんのその!雪に触れて思いっきり楽しみましょう!

 

◼︎2017年の情報

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出典:奥飛騨温泉郷観光協会Facebook

イベント名:中尾かまくらまつり

日時:2017年2月1日(水)〜2月14日(火)ライトアップは午後8時〜午後9時30分

中尾夫婦獅子は2月1日・4日・11日・14日、餅つきは2月2日・3日・5日~10日・12日・13日

※天候によって変更あり

場所:新穂高温泉中尾高原 中尾イベント広場(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾)

アクセス:JR名古屋駅(高山本線ワイドビューひだ/約2時間10分)→高山駅下車、濃飛バス(約1時間30分)→「中尾高原」下車

問い合わせ:奥飛騨温泉郷観光案内所(0578-89-2458)

 

奥飛騨の冬の風物詩「奥飛騨冬物語」。寒い冬だからこそ豊富な雪や氷に触れ、平湯&新穂高温泉でほっこり温まりませんか?

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