関西の観光地と言えば、京都、大阪、神戸などが浮かびますが、皆さん、奈良県を素通りしていませんか?「古都・京都」よりも更に古い歴史を持ち、アクセスも良好な奈良。今回は、女子旅にオススメな奈良の魅力スポットをご紹介します!
【1000年以上の歴史を持つ奈良】

出典:Kentaro Ohno
奈良といえば、耶馬台国・卑弥呼の時代から古墳時代、飛鳥時代、奈良時代と、京都以上に古い歴史を持つエリア(※耶馬台国の所在地については諸説あり)。794年に京都の平安京に遷都されるまで、時代の中心だった場所です。特に奈良時代には飛鳥文化、白鳳文化、天平文化などで栄えました。
平安時代から都となった京都の仏閣や庭園は華やかな物が多いですが、室町時代の「応仁の乱」の戦火で被害を受け、無くなってしまった建築物や文化財も多数。室町以降の復興期の技術を使った文化財が多いため、豪華で美しく、技術的にも高度なものが残っています。
平安時代以前の文化である奈良の文化財は、京都と比べると地味で素朴に見えるかもしれません。しかし!世界最古の木造建造物である法隆寺など、1300年前後が経っているにも関わらず、今でも奈良には当時の建築物や仏像などが数多く遺されています。京都よりも圧倒的に古い歴史を持つ当時の文化財や資料が現存しているというのは、とても驚くべきことです。また、仏教文化が日本に流入する以前に作られた「古墳」も数多く遺されており、古墳文化の全盛期を偲ばせるような巨大古墳が多いのも特徴です。国宝、重要文化財、世界遺産などが数多く残っています。
古い歴史と素朴な空気感を持つ奈良。今回は「奈良時代、天平文化」を感じられるエリアでオススメ観光スポットをご紹介します。
【奈良市内のオススメスポット】
◼︎着飾処 雅:着物を着て奈良を歩こう!

出典:着飾処雅Facebook
せっかく奈良に来たなら、着物姿で散策しませんか?着物レンタル店の「着飾処 雅」は近鉄奈良駅から徒歩5分、JR奈良駅から徒歩15分。着物、帯、下着、足袋、草履、小物のフルセットのレンタルなので、手ぶらでお店に行くだけでOK!
大正ロマンあふれるアンティーク着物のプランが4000円、ブランド着物も選べ、帯が飾り結びにできる「雅」プランは6000円で一番人気。また、ブランド着物一式の9000円プランもあります。巾着が無料でつき、翌日返却も可能。ヘアセットもお任せできるので、思い切りオシャレできますね!浴衣レンタルや男性プランもあり!
東大寺や興福寺、奈良町などの観光地もお店からすぐ!着物に着替えたらすぐにお出かけできますよ!

出典:着飾処雅Facebook
【データ】
住所:奈良県奈良市餅飯殿町20
アクセス:近鉄奈良駅2番出入り口から徒歩5分、JR奈良駅東口から徒歩15分
営業時間:午前10時〜午後7時
問い合わせ:0742-23-6901
◼︎奈良公園:天平時代を身近に感じられる場所

近鉄奈良駅から徒歩わずか5分、JR奈良駅からも徒歩20分のところにある奈良公園。660ヘクタールの広大な地域にまだがり、園内に東大寺、興福寺、春日大社、正倉院などなど、貴重な神社仏閣、文化財が勢ぞろいしています。また、天然記念物に指定されているシカが生息していることでも有名ですね。
この奈良公園エリア、さかのぼること飛鳥時代からの歴史を持っています。そもそも奈良の都は710年に飛鳥藤原宮から平城京に遷都し、784年に山城国(京都)長岡京に移るまでの74年間の国政を司りました。その間、奈良では華やかな天平文化が栄えます。信仰の場として興福寺など諸大寺が相次いで飛鳥から平城京へ移り、東大寺、春日大社等などが建立され、門前町として発展しました。その後も長い歴史の中で変遷を遂げながら、明治時代に「奈良公園」として制定されました。
【データ】奈良公園
住所:奈良市登大路町30(奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局奈良公園室)
アクセス:近鉄奈良駅徒歩5分、JR奈良駅徒歩20分
この奈良公園に来れば、奈良の歴史に一度に触れることができます。修学旅行で必ず立ち寄るスポットではありますが、代表的な名所をいくつかご紹介しましょう。
◼︎東大寺

奈良を代表する仏閣の1つが、世界遺産にもなっている東大寺。「奈良の大仏さん」で有名ですね。
奈良時代(天平13年)に聖武天皇が「国分寺・国分尼寺の建立の詔」を出し、国分寺、国分尼寺を建立したことが始まりです。というのも、聖武天皇が即位してから、地震や日食、皇太子の死、天然痘の流行、反乱などが相次いだため、天皇は仏教の力で数々の災難を消滅させて国家を守る「鎮護国家」の考えに至ったのです。その後、僧侶の良弁が「諸国の国分寺の総本山として東大寺を建立し大仏を造立すること」を進言し、天皇はこれを受け入れました。
大きな仏を造るという一大事業は、聖武天皇や国家の力だけでは完成できなかったため、僧侶の行基が全国をまわって大仏造立の意味を説き、物資や人手を集めました。国中の力を一点に集め、天平17年(745年)に東大寺、本尊の大仏さまこと「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」が完成したのです。
「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」が鎮座する「大仏殿」は世界最大の木造建築です。大仏さまは像高14.7メートル。右手は「畏れることはない」という意味を、左手は「人々の願いを叶えよう」という意味を表しています。大仏さまの鼻の穴と同じ大きさという柱の穴をくぐると、無病息災のご利益がある「柱くぐり」も大仏殿の名物ですね。
東大寺にて、23歳男性の柱くぐりを厳しい表情で見守るみなさん pic.twitter.com/i5ckxuD1tm
— Love Machine 田辺誠一bot (@tanasyoooo) 2016年11月7日
広大な東大寺の寺域には二月堂や三月堂、南大門などの歴史的建造物がたくさん。特に大仏殿、南大門、本坊経庫、開山堂、鐘楼、三月堂、二月堂、転害門は国宝に指定されています。

出典:puffyjet
恒例行事である「お水取り」が開催される二月堂も見どころスポット。「お水取り」とは、旧暦の2月1日から(現在は3月1日〜14日)に、「若狭井(わかさい)」と呼ばれる井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式。この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11名の僧侶が「二月に修する法会」という意味も込め、「二修会(しゅにえ)」ともいいます。「二月堂」の名前もこのことに由来しています。
二月堂は夕日スポットとしても有名。茜色に染まる空と古都の風景を一望できます。
用事の帰りに奈良を訪れた
日が沈む中、鹿達がゆっくりと芝を食べながら寝床へ向かう
毛並みは冬用の毛に変わっている、鹿の子模様から灰褐色へ
あと少しで木々の色どりが増すだろう東大寺から東へ進むと二月堂がある
そこから眺めた夕空は優しい色だったまた鹿に会いに行こう pic.twitter.com/W5xkaTCjPK
— ピガシィ (@phiga4) 2016年11月6日
二月堂なう。#nara #奈良 #東大寺 pic.twitter.com/cWMGfVwvqR
— 奈良の福 (@fuku_musuko) 2016年11月6日
修二会、お松明に行ってきました。
毎年行ってるけど、14日に行くのは初めて。 pic.twitter.com/XHTinTHBLJ— こんちゃん (@kon_0219) 2016年3月14日
【データ】東大寺
住所:奈良市雑司町406-1
アクセス:JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス(市内循環外回り)「大仏殿春日大社前」下車、徒歩約5分、近鉄奈良駅から徒歩約20分
◼︎興福寺

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こちらは国宝の「五重塔」で有名な世界遺産・興福寺。もともとは藤原鎌足の私邸に建立された山階寺が前進。平城京の遷都に伴い、藤原不比等によってこの場所に移転され、「興福寺」と名付けられました。藤原氏の氏寺として繁栄し、最盛期には175の寺が建築されたという大寺です。

出典:Dakiny
五重塔はもちろんのこと、同じく国宝の「三重塔」「北円堂」「東金堂」、重要文化財の「南円堂」などなど、見どころポイントが盛りだくさん。中でも、国宝館にある3つの顔と6つの手を持つ「阿修羅像」は歴史の教科書でおなじみですね。阿修羅はもともとは戦いにばかり取り憑かれた神ですが、この阿修羅像は荒々しい心が仏の教えによって迷いから目ざめ、愁眉を開きつつある顔だと言われています。恐ろしい顔から浄化された顔へと移り行く過渡期の表情を、見事に表現しています。
阿修羅像ももちろん国宝ですが、この国宝館には「千手観音菩薩立像」「金剛力士立像」「天燈鬼・龍燈鬼立像」など、とにかく国宝が目白押し。なんと全国の国宝仏像の17%を所蔵しています。
かなり広大な敷地ではありますが、近鉄奈良駅からはわずか徒歩5分。駅から三条通りを通ってくると、「猿沢池」が見えてきます。この池のほとりは、柳の木と共に五重塔が水面に映える景観ポイント!敷地をぐるりとまわりながら、国宝の数々を堪能してみては?
猿沢池は朝の静かな時間帯が至高。#奈良 #猿沢池 pic.twitter.com/dOMTS74Ere
— 法斎Beats (@Comsun1985) 2016年11月2日
興福寺 東金堂・五重塔
朝のお参り。 pic.twitter.com/lUCdApWp67— 赤魔道士 (@kannabi_RDM) 2016年11月7日
【データ】興福寺
住所:奈良県奈良市登大路町48
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から奈良交通バス(市内循環外回り)「県庁前」下車すぐ
◼︎春日大社

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こちらも世界遺産。平城京ができた頃、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、遠く鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)を神山御蓋山(ミカサヤマ)山頂浮雲峰(ウキグモノミネ)に迎えました。その後、称徳天皇の勅命により今の地に壮麗な社殿を造営し、香取神宮から経津主命、枚岡神社から天児屋根命、比売神の神々様を招き祀ったのが始まりです。
一の鳥居を抜けて長い参道を行くと、鮮やかな朱塗りの社殿が、緑濃い杉木立の中に浮かぶように姿を見せます。社殿と回廊には釣燈籠が、参道両側には石燈籠が並び、すべての燈籠に火が入る万燈籠の日(2月、8月)は神秘的な灯りで彩られます。
春日大社の奉祝万燈籠に行ってきました。幻想的ですね。#nara #奈良 #春日大社 pic.twitter.com/wyxlnpd6VE
— 奈良の福 (@fuku_musuko) 2016年11月13日
春日大社「奉祝万灯籠」。次は20年後の遷宮の時に行われます。遷宮の年以外にも新春の「節分万灯籠」、お盆の「中元万灯籠」の年二回に全ての灯籠に火が入ります。一度は見ておきたいですね。 pic.twitter.com/qXMoT25GdH
— suizou (@suizou) 2016年11月13日
春日大社「奉祝万灯籠」本殿前の回廊は、前の人とこれくらいなら離れるくらいの混み具合 pic.twitter.com/a6orBlDQfL
— suizou (@suizou) 2016年11月13日
また、春日大社内にある夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)もオススメエリア!全国で唯一、ご夫婦の大國様を祀る神社です。そのため、夫婦円満、良縁、福運守護の神様として多くの信仰と集めます。絵馬もピンクのハート型で女心をくすぐります。ハートが描かれた紙を水に浸けると文字が現れる「水占い」も人気です。
夫婦大國社。絵馬がハート型 (o_o) pic.twitter.com/xVYbHvDNcN
— 入不二 基義 (@irifuji) 2016年3月7日
夫婦大國社と15社めぐり ♪
人込みから離れとても良い雰囲気です
春日大社お参りの後は是非どうぞ☆#春日大社 #写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/0mlg8vl033— Kudochan (@kudochan_tweet) 2016年11月9日
夫婦大國社。絵馬がハート型 (o_o) pic.twitter.com/xVYbHvDNcN
— 入不二 基義 (@irifuji) 2016年3月7日
恋愛のパワースポットでもある春日大社&夫婦大國社。女子旅には欠かせませんね!
【データ】春日大社&夫婦大國社
住所:奈良市春日野町160
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩25分、JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス(市内循環外回り)「春日大社表参道」下車、徒歩約10分、JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス(春日大社本殿行)「春日大社本殿」下車すぐ
◼︎ならまち格子の家:元興寺の境内〜ならまち〜を歩く

奈良に行ったら必ず訪れたいのが「奈良町/ならまち」。太平洋戦争の戦災をまぬがれ、古き良き日本人の生活風景を残す、全国でも希少な旧市街地です。もともとは、平城京の外京として整備されました。794年の平安京遷都の後、平城京の多くは風化しましたが、外京は国家鎮護の仏教寺院を多く有していたため、町を維持することができました。
戦後、閑静な住宅街となった1980年代に、20代の若者が中心となって「まちづくり」を行い、現在の「ならまち」として賑わっています。ひらがなで「ならまち」という場合は奈良市の都市景観形成地区を指し、地域の人々は通称で「奈良町」と呼ぶそうです。街並みを歩くだけでも風情を感じます。
「ならまち格子」は江戸時代末期から明治時代の代表的な町家を再現した施設。昔懐かしい雰囲気と日本家屋独特な空気を楽しむことができます。三室が一列になっているのが、ならまちの町家の特徴。奥に中庭、離れ、蔵と続き、空間を有効に使うための箱階段や、土間の上の明かり取りなど、現代では珍しい意匠を目にすることもできます。
ならまち格子の家。外見は当時載せたので、内部を。可愛らしい箱階段。
周辺にはお寺や奈良町の資料館などもあります。 pic.twitter.com/itDVzgAQNR— 凩とんま@アカリコ始めました (@tonma108) 2016年10月14日
ならまちにある奈良格子の家。見学無料。表の格子はそれぞれ家によって微妙にデザインが違うとか。当時は奥行に関係なく間口の幅で税金が決まったから奥に奥に細長くなったとか。 pic.twitter.com/6yJXE4fB4T
— こなかたぶし (@kanako6622) 2016年8月30日
【データ】ならまち格子の家
住所:奈良県奈良市元興寺町44
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約20分
◼︎元興寺:1400年前の瓦が残る巨大寺院

奈良町の一角にある元興寺。こちらも世界遺産です。飛鳥の地に創建された日本最初の本格的寺院である「法興寺」が、「平城京」に移された際に、寺名を法興寺から元興寺と改めました。天平時代、奈良町は元興寺の境内でした。伽藍地は南北に細長く、南北四町、東西二町を擁し、敷地面積は約9万6800平方メートル(約29333坪)。元興寺は巨大寺院だったのです。
国宝の極楽堂(本堂)や禅室の屋根に残る、日本最古の瓦は必見。1400年前の瓦を見ることができます。境内には、柔和なお顔のお地蔵様がずらりと並んでいます。
【データ】元興寺
住所:奈良県奈良市中院町11
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約13分
◼︎南都御霊神社:縁結びも出世も?強運の神社!

出典:Kentaro Ohno
元興寺近くにある南都御霊神社。桓武天皇の命で800年に創建された歴史ある神社です。「御霊神社」とは「非業の死を遂げた者」「祟り神」を祀っている神社で、全国各地にあります。こうした亡霊を逆に神として祀ることで、「御霊」、「鎮護の神」として平穏を与えるという考え方からきています。
ここ南都御霊神社は井上皇后(井上内親王)、他戸皇太子、早良親王、藤原広嗣、橘逸勢など、歴史上で「非業の死を遂げた」とされる数々の方が合祀されています。
こうして聞くとおどろおどろしく怖いイメージがありますが、実は恋愛や出世運のパワースポットとして知られています。また祀られている橘逸勢は書道の神様として知られ、書の上達を願う人も多く参拝します。特に境内にある「出世稲荷神社」は大國主命をはじめ、天之宇受女命、猿田彦命、稲倉魂命、保食命の5つの神様を祀っており、大変強いパワーを持っているとか。縁結びをはじめ、出世、商売繁盛、厄除開運、健康長寿などあらゆるご利益があり、あの豊臣秀吉も参拝したと言われています。
ハート型の絵馬やかわいいお人形に絵が描かれた恋みくじなど、女心がトキめくアイテムも。パワーを貰いに行きましょう!
奈良町の御霊神社へもチラッと。すっかり縁結び神社として有名になっててビックリ。ヤングな可愛らしい女子でいっぱい。みんなガーリーでカワイイからきっと成就するよ、その恋!と心から思いながら一人で眺めてました(誰やねんワタシ)。 pic.twitter.com/HhFUD7SiVd
— ずんこ (@zunco33) 2016年4月16日
【奈良・南都御霊神社(10/2)】
入ってすぐ左手前に祓戸社と出世稲荷、右奥に水子神社と道真公を祀る若宮社があります。
水子神社のところに、何か怖いこと書かれてる〜(ll゚Д゚ノ)ノ pic.twitter.com/nYCiRkRcdY— ゆーは (@yu_ha_jsg) 2016年10月16日
最後に御霊神社という恋愛成就のご利益のある神社に、娘と一緒にお詣りに行きました。
絵馬やおみくじが可愛くて、まさに若い女性好みの神社でした。 pic.twitter.com/GwZKtG1tXw— ルージュいちご (@uguisugumi) 2016年9月14日
【データ】南都御霊神社
住所:奈良県奈良市薬師堂町24
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約15分
◼︎薬師寺:白鳳時代からの歴史を感じる

出典:na0905
白鳳時代の680年、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して建立を発願しました。もともとは藤原京に建てられましたが、平城京の遷都に伴い、現在の西ノ京に移されました。こちらも世界遺産です。東塔、西塔、金堂、伽藍など大きく8つの建築物からなっています。
金堂には本尊で「お薬の神様」でもある薬師如来像が安置されています。人間にとって死という一番恐ろしいものを招くのが病気です。体が動かなくなるのも病気なら、身の不幸、心の病も病気。このような病に対し、応病与薬(おうびょうよやく)の法薬で、苦を抜き楽を与えて下さる抜苦与楽(ばっくよらく)の仏様です。この薬師如来像は国宝にもなっており、その台座に彫られた文様は遠くペルシャからきた紋様です。
金堂内の白大理石須弥檀(しゅみだん)上に、中央に薬師瑠璃光如来、向かって右に日光菩薩(にっこうぼさつ)、向かって左に月光菩薩(がっこうぼさつ)が祀られています。
東塔、西塔のライトアップも美しいので、夜に訪れるのもオススメです!
今日11/13は、法相宗宗祖の慈恩大師窺基の正忌日にあたり、宗祖の遺徳をたたえる法要の慈恩会 (じおんね)が行われる奈良薬師寺へ行ってきた。村上定運さんの僧侶の実力を検定するために試験「竪義問答(りゅうぎもんどう)」も行われた。無事合格され感動した(≧∀≦) #薬師寺 #奈良 pic.twitter.com/p79GXWORt2
— 田中ひろみ/国宝仏像なぞり描き/発売 (@usagitv) 2016年11月13日
【データ】薬師寺
住所:奈良県奈良市西ノ京町457
アクセス:近鉄西ノ京駅から徒歩1分
◼︎平城宮跡:天平文化の歴史の起源

1300年前、現在の奈良市に都・平城京がつくられ、その中心となったのが平城宮です。天皇の住まいや官公庁が集まっていた場所で、ここから奈良時代の文化がスタートしました。都が長岡京から平安京に移ったあとは田んぼになって長い間忘れられてきましたが、江戸時代の末になって、藤堂藩の大和古市奉行所に勤めた北浦定政の実測研究により、平城宮の規模が明らかに。奈良の植木商棚田嘉十郎が私財を投げうって保存運動に努めました。大正11年、大極殿と朝堂院の跡が史跡の指定を受け、翌年国有地にすることができました。
現在は、広大な敷地に平城宮の正門である朱雀門や、国の重要な儀式を行った第一次大極殿などが復原されています。広々とした大地に佇む平城宮はとても雄大。散歩やジョギングを楽しむ人たちもいます。青空、夕日など空の移り変わりをゆっくり堪能できます。
奈良が繁栄する起源でもある平城宮跡。歴史を感じに行きませんか?
奈良平城宮跡 太極殿
こんなに立派なのになんと無料!
さすが奈良県 太っ腹!! \(//∇//)\#平城宮跡 pic.twitter.com/7r9fhIs5BG— さくらこ (@Sakurako_0530) 2016年11月4日
今日は平城宮跡に行ってきました
今日の夕日は人生で一番綺麗でした(((。*ω*。)))
またこんな日が来ればいいのになー
綺麗だと思ったらRT(とか言ってみるw)#平城宮跡#朱雀門#写真#Xperia#美しい画像 pic.twitter.com/4nk8QdvX1c— ペンギン@2016 (@Niten_mario) 2016年11月2日
【データ】平城宮跡
住所:奈良県奈良市佐紀町
アクセス:近鉄大和西大寺駅から徒歩約10分
【まとめ】
歴史深い奈良の魅力、いかがでしたか?奈良市内だけでも数々の世界遺産や文化財がありますね。ゆっくり散策しながら、天平文化を感じてみませんか?
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