名古屋女子旅〜グルメ編〜

ひつまぶし、味噌煮込みうどん、手羽先などなど、様々なグルメスポットがある名古屋。東京から日帰りもできる観光エリアです。今回は女子旅にオススメの名古屋飯をご紹介します!

(名駅エリアのオススメはこちら→「名古屋女子旅〜再開発中の名駅エリア編〜」、観光スポットはこちら→「名古屋女子旅〜観光編〜」

【名古屋飯を堪能しよう!】

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出典:sqm

モーニング、ひつまぶし、味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先、あんかけスパ…などなど、独自の食文化が根付いている名古屋。名古屋のグルメスポットを巡るだけでも観光気分を味わえますね。今回は定番の名古屋飯から、通好みな穴場スポットまで、美味しい名古屋情報をお届けします!

〜定番編〜

【あつた蓬莱軒】

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出典:inazakira

言わずと知れた名古屋名物「ひつまぶし」発祥のお店「あつた蓬莱軒」。その歴史は長く、明治6年に創業。もともとは、東海道五拾三次の41番目の宿場町だった熱田の料亭として営まれていました。

「ひつまぶし」はあつた蓬莱軒の登録商標ですが、このスタイルが確立するまでには様々なストーリーがありました。

当時から鰻の蒲焼と鶏(かしわ)が有名だったあつた蓬莱軒。しかし出前が多く、出前持が出前を下げに行く度に空の丼を割っていたことから、当時の2代目店主・甚三郎が女中頭のお梅さんと相談し、木の器を考案しました。割れない木のお櫃に数人分の鰻丼を入れて出前として提供したのですが、今度は上に乗っている鰻ばかりが減り、ご飯が余るように…。そこで今度は、鰻を細かく刻んでご飯に混ぜて提供したところ、これが大当たりで人気となり、会席料理として振舞われるようになったのです。また、「お茶漬けにしたら…」という提案から試してみたところ、こちらも好評だったため、現在のスタイルが確立されました。

大きなお櫃で鰻とご飯を混ぜる(まぶす)ことから、「ひつまぶし」という名前になりました。

名古屋に4店舗ありますが、せっかく名古屋に行くなら本店の陣屋へ!落ち着いた和室で優雅な時間を過ごしてみてください。

【データ】

住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503(本店)

営業時間:午前11時30分〜午後2時、午後4時30分〜午後8時30分

TEL:052-671-8686

 

【山本屋本店】

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出典:sqm

ひつまぶしと並ぶ名古屋の名物といえば「味噌煮込みうどん」。ぐつぐつ煮たった味噌の出汁に、噛み切れないほどコシのある太麺が絡み、クセになる美味しさです。

「山本屋本店」は明治40年創業の老舗店で、伝統的手打手法と味を守り続けています。愛知、三重、岐阜の東海3県のみで展開されており、地元に根付いているお店。

かつお節専門の熟練した職人が選ぶ最高のかつお節を使用した出汁、3年間じっくり時間を掛けて醸造した地元特産の赤味噌と白味噌に、ザラメを独自の技術でブレンドしたオリジナル味噌、伊賀の窯元で山本屋本店専用に焼き上げられたオリジナルの土鍋…などなど、こだわりが詰まっています。メニューも基本は味噌煮込みうどんのみで、名古屋コーチンや海老天婦羅などトッピングが変わります。鍋類などのメニューも基本は味噌を使ったものです。

熱々の麺を土鍋の蓋に取り分けて食べるのが名古屋流。また、名古屋人は白米も一緒に注文し、味噌の出汁をかけて食べます。お漬物も食べ放題なので、ぜひ白米と一緒に!

【データ】

住所:愛知県名古屋市中村区太閤通6-5(大門本店)

営業時間:午前11時〜午後10時

TEL:052-482-2428

 

【山本屋総本家】

「山本屋本店」とそっくりな名前の「山本屋総本家」。こちらも名古屋を代表する味噌煮込みうどんのお店です。「どちらが発祥か?」とよく議論にもなる2店ですが、会社は全く別物。こちらは大正14年に名古屋の大須で、島本万吉と妻きぬによって 「山本屋」という屋号を買い取り開業したのが始まり。

もともと味噌煮込みうどんは名古屋庶民がよく食べていた郷土料理ですが、総本家では味とコシに改良を重ね、この郷土料理を「名古屋の名物」に押し上げました。麺は国産100%の小麦にそば粉も使用し、固く練って角に切ったコシのある太麺です。カツオ、シイタケ、コンブ等で作った出汁に、たまり醤油とみりんで味付けしたすまし汁がベース。愛知・岡崎の八丁味噌(赤味噌)と名古屋産の白味噌を独自に調合したまろやかな味噌を使用しています。土鍋は信楽焼。煮え方は遅いですが、冷め方も遅いので、いつまでも熱々に食べることができます。また、本店に置いてある薬味入れも風情が。60センチほどもあるすす竹製で、真中で区切った一方が一味で、もう一方が七味となっています。

山本屋総本家は名古屋市内、愛知県内と、東京都内にも店舗が。味噌煮込みうどんだけでなく、味噌おでんやきしめんなど、他の名古屋飯も味わえるのがポイント!

山本屋総本家と山本屋本店、名古屋に行ったら食べ比べしてみては?

【データ】

住所:愛知県名古屋市中区栄3-12-19(本店)

営業時間:午前11時〜午後3時、午後5時〜午後10時

TEL:052-241-5617

 

【矢場とん】

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出典:omoom

名古屋の八丁味噌文化を象徴しているのが「みそかつ」。昭和22年創業の「矢場とん」は、甘めの味噌ダレがかかった「みそかつ」発祥のお店。初代店主・鈴木義夫がたまたま屋台で居合わせた客を見て、「みそかつ」を思いついたのです。その客は、自分が食べていた串かつをモツのどて煮に浸して食べており、鈴木も試してみたところとても美味しかったことから、商品化を考えました。彼は試行錯誤して秘伝の味噌ダレを考案し、戦後間もない昭和22年に誕生しました。当時は大変高価な料理で、庶民にとってはなかなか手の出ない食べ物だったそうです。

現在は名古屋の大衆料理として、愛知、三重だけでなく東京、大阪、福岡、富山にも店舗が。持ち帰りのお弁当やお土産、グッズも充実しているので、ここで名古屋土産を購入するのもアリです!

【データ】

住所:愛知県名古屋市中区大須 3-6-18(矢場町本店)

営業時間:午前11時〜午後9時

TEL:052-252-8810

 

【スパゲティハウス チャオ】

麺文化が発達している名古屋。味噌煮込みうどん以外にも、「あんかけスパ」が有名です。チャオは36年間にわたって名古屋で愛されてきた「あんかけスパ」専門店。トマトなど数種類の野菜やスパイス、ハーブ、きつね色になるまで炒めた玉ねぎなどをじっくり煮込んだ特製ソースが麺に絡みます。唐揚げやほうれん草、エビフライ、豚キムチ、オムレツなど豊富なトッピングも魅力です。あんかけスパだけでなく、熱々の鉄板で出されるナポリタンも有名です。

【データ】

住所:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目5番19号 第5堀内ビル1階(1号店)

営業時間:午前11時〜午後10時30分

TEL:052-541-1846

 

【味仙】

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出典:Norio.NAKAYAMA

名古屋発祥の麺といえば、「台湾ラーメン」も欠かせません。名古屋・千種区の今池にある中国台湾料理店「味仙」の店主・郭明優さんが、台湾で小皿に盛って食べる「台仔(たんつー)麺」を、激辛にアレンジして出したのが元祖。郭さんが台湾出身だったことから、「台湾ラーメン」と名付けられました。特徴は麺の上にどっさり乗った炒めたひき肉とニラ。スープは鶏ガラで、たっぷりの唐辛子が入っていて、その辛さも美味しさの秘訣です。

現在では名古屋名物として様々なお店が台湾ラーメンを提供しており、激辛ラーメンとして出すお店も。全国レベルでも食べられるようになりました。

とはいえ、せっかく名古屋に来たなら、スープと程よい辛味が絶妙の元祖台湾ラーメンを味わってみてください!もちろん、その他の中華料理も忘れずにご賞味あれ!

【データ】

住所:愛知県名古屋市千種区今池1-12-10(本店)

営業時間:午後5時30分〜午前2時

TEL:052-733-7670

 

〜穴場編〜

【カレーの店 マヤ】

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出典:カレーの店 マヤ 栄店Facebook

愛知といえば一宮市で生まれた「モーニング」のシステムが有名。「コンパル」「シャポーブラン」「コメダ珈琲店」はもちろんのこと、近所の喫茶店でも「モーニング」としてドリンク料金のみでパンやゆで卵、サラダなどが提供されます。

そんな中、「カレーモーニング」をやっているのが「カレーの店 マヤ」。カレーの「ランチセット」はどこでも行われていますが、ドリンクメニューで朝からカレーがついてくるという、なんともお得なセットを提供してくれます。現在は堀田店でモーニングが食べられるそうです。

【データ】

住所:愛知県名古屋市瑞穂区下坂町2-30 シティパレス堀田(堀田店)

営業時間:モーニング 午前9時~午前10時30分、ランチ 午前11時~午後3時、ディナー 午後5時〜午後10時

TEL:052-613-7737

 

【襟懐炭火 鳥開】

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出典:鳥開Facebook

忘れてはならない名古屋名物に「手羽先」がありますね。元祖といわれる「風来坊」や、全国的に有名な「世界の山ちゃん」などが知られていますが、オススメしたいのは「鳥開」。名古屋コーチンを贅沢に使用した手羽先は、身が引き締まって歯ごたえがあり、ジューシーな肉汁を味わえます。赤ワインをベースとし、スパイスや醤油が入ったオリジナルのタレがよく絡みます。手羽先を揚げる温度も徹底管理しており、外はパリッ!中はジューシー!なんと、日本一の手羽先を決める「からあげグランプリ 手羽先部門」で3年連続の最高金賞を受賞しています!

手羽先だけでなく、名古屋コーチンの卵とモモ肉を使用した親子丼も人気。トロトロ、ふわふわの食感は絶品です!

【データ】各店舗の情報は鳥開公式サイトをチェック

 

【Sugakiya(寿がきや)】

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出典:kawanet

愛知県民の「県民食」として愛されているのが、「寿がきや食品株式会社」が運営する「Sugakiya」のラーメン。豚骨と魚介の和風の白いスープが特徴です。ショッピングモールなどのフードコートで展開されており、愛知県民にとっては子どもの頃から親しんでいるソウルフード的存在。「割り箸の大量消費がもったいない」という理由から、スプーンとフォークが1つになった「ラーメンフォーク」が起用され、お子さまでも食べやすくなっています。

「Sugakiya」の他、「らーめん寿がきや」「中華厨房寿がきや」など様々な店舗が展開されており、スーパーでは袋麺やカップ麺や豚骨スープを使った鍋の素などが販売されています。味噌煮込みうどんや台湾まぜそばなど、寿がきやバージョンの名古屋麺も販売しています。ローカルCMも大量に流れており、愛知県民で知らない者はいないほどの超有名店です。せっかく名古屋へ降り立ったら、Sugakiyaで食べるか、カップ麺や袋麺をお土産に購入してみては?

【データ】各店舗情報はSugakiya公式サイトをチェック

 

【麺屋はなび】

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出典:macbsd

「新名古屋飯」と呼ばれているのが、「台湾まぜそば」。今や名古屋だけでなく全国的に知られていますが、元祖は名古屋市の「麺屋はなび 高畑本店」です。「台湾ラーメン」は味仙が発祥ですが、はなびの店主が台湾ラーメンを作ろうとした際に失敗し、捨てようとした特製ミンチを直接麺にかけたことから生まれたそうです。

「台湾まぜそば」は、特製のタレと絡んだ麺の上に、たっぷりのひき肉ミンチ、卵黄、生にんにく、薬味などが乗り、まぜまぜしながらかき込むラーメンです。唐辛子、山椒などのスパイスが口の中に広がります。

チーズや海苔をトッピングしたり、途中で卓上調味料の昆布酢などで「味変」したり、ひき肉をあえて残しておいて「追い飯」を注文し、混ぜご飯にして食べるなど、様々な食べ方を自分でアレンジできるのも魅力!もちろん汁系のラーメンメニューも豊富。丸鶏をベースにとった「動物系スープ」と、昆布、煮干、鰹節、鯖節、ムロ鯵節、干し貝柱、干し椎茸、干し海老などを贅沢に使った「和だし」を合わせるダブルスープを使った奥深い「塩ラーメン」も人気です。ぜひ「新名古屋飯」を試してみてください!

【データ】

住所:愛知県名古屋市中川区高畑1-170(高畑本店)

営業時間:午前11時30分〜午後2時、午後6時〜午後9時(土日は午前11時〜)

TEL:052-354-1119

 

【うどんや太門】

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出典:うどんや太門Facebook

名古屋・今池にあるうどん酒場。カウンター10席のみという小さな店舗ですが、豊富なお酒と様々なうどんが頂ける通好みなお店。うどんだけでなく、一品料理もお酒に合うものばかり。旬の野菜の天ぷら、「インカの目覚め」で作ったポテトサラダ、岐阜名産の「明宝ハム」、牛すじどて煮、とり天、うどんとおでんが組み合わさった「うでん」などなど、美味しい料理が並びます。

かけうどんや肉うどんなどのスタンダードなものから、ぶっかけやつけ麺、釜玉、ドテまぜなど種類も豊富。名古屋では冷たいうどんのことを「コロ」と呼びますが、「すだちコロ」など冷やしのメニューも充実です。名古屋らしく幅広のきしめんもあります。

日本酒やビールなどお酒も様々な種類が置いてあり、利き酒セットも人気。まずはお酒と一品料理を楽しんで、〆にうどんという流れが一般的。太門の人気メニューを存分に楽しめる「太門たんのうコース」なら、お酒も料理も数種類のうどんも、全部堪能できますよ!

【データ】

住所:愛知県名古屋市千種区今池5-9-18 衣笠ビル 1階

営業時間:午後6時〜午後11時

TEL:052-753-9338

 

定番から穴場まで、名古屋飯めぐりで観光はいかがでしょうか?

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