関東の温泉地情報まとめ。極上の「マイ温泉」を探しにいこう!【前編】

今年の冬は、「マイ温泉」を探す旅に出かけてみませんか。47都道府県全てにお湯が湧いている「温泉大国ニッポン」。数ある名湯の中に、あなたにピッタリの温泉がきっとあるはずです。この記事では、関東の温泉地の特徴や周辺観光情報などをわかりやすくまとめました。ぜひ、湯めぐりの参考にしてみてくださいね。

前編では群馬・栃木・神奈川の温泉地の特徴をご紹介します。

(→後編はこちら

関東地方の温泉

関東の温泉地と言えば、草津、箱根、鬼怒川などが有名ですね。逆に東京や埼玉はピンと来ないかも知れませんが、環境省の発表によると関東の源泉数は2,260、湧出量240,580ℓ!実はあちこちでお湯が湧き出ているんです。

  県名  源泉数  湧出量(ℓ/分)
 栃木  630  65,307
 神奈川  597  35,680
 群馬  455  55,847
 東京  163  29,050
 千葉  160  14,508
 茨城  147  20,720
 埼玉  108  19,468

出典:環境省 平成28年版環境統計集

表を見ると、栃木県が源泉数・湧出量共に関東一。草津温泉のある群馬県の源泉数は意外にも3位ですが、浴場の数が関東一なので「温泉大国」のイメージが強いですね。

前編では群馬・栃木・神奈川の有名温泉地を、周辺観光情報とともにご紹介します。

1. 群馬県の温泉地

大衆浴場の数は関東一!「温泉大国」だけあって各地に有名温泉があります。

草津温泉

草津
出典:Nao Iizuka

日本三名泉のひとつ草津温泉。 草津のシンボル“湯畑”をはじめ、温泉だけでなく観光スポットも充実した温泉地です。1泊や2泊では物足りないほど多くの見所があります。

◎温泉について

風情ある温泉旅館が多いのはもちろんですが、立寄り湯があちこちにあるので湯めぐりにもおすすめです。特に草津最大の「西の河原露天風呂」は、これ以上ない開放感を味わえます。

◎周辺観光について

近くの白根山はスキーやハイキング、「西の河原公園」では気軽に散策が楽しめます。歴史好きの方には温泉図書館や史跡めぐりもオススメ。湯畑周辺では湯もみや熱帯園を見る事が出来ます。

参考:草津温泉観光協会サイト

伊香保温泉

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出典:shishamo72

365の石段が印象的な情緒ある街並。伊香保は「手ぬぐい発祥の地」と言われていて、浴衣に下駄、手ぬぐいを引っ掛けてふらりと歩きたくなる雰囲気です。アクセスが良く日帰りでも満喫できます。

◎温泉について

伊香保には「黄金・白銀の湯」があり、白銀は体への負担が軽いので安心して入浴できます。公共の「伊香保温泉露天風呂」は源泉地に近く格安で入浴できます。

◎周辺観光について

アウトドアはもちろんですが、伊香保は「芸術家に愛された街」。竹久夢二ゆかりの大正ロマンの森など文化施設もオススメです。ギネス認定のつるし飾りがある「地球屋」は隠れた名所です!

参考:渋川伊香保温泉観光協会

2. 神奈川県の温泉地

人気の「箱根温泉」は箱根湯本駅を入り口とした県西のエリアのこと。隣町には湯河原温泉、観光で有名な江ノ島にも温泉があります。

箱根エリア


写真提供:PIXTA

2016年7月に大涌谷噴火による規制が解除され、より一層の活気を見せる箱根温泉。大きく分けて5つのエリアがあり、温泉・自然・文化それぞれ満喫することが出来ます。箱根二十湯といわれるほど泉質は多彩で、湯めぐりにはうってつけです。

◎温泉について

箱根湯本エリアは温泉宿数が箱根一。観光の拠点に便利です。強羅エリアは元別荘地らしく、自然の中の落ち着いた温泉が楽しめます。宮ノ下エリアは大正モダンな有形文化財の富士屋ホテルが有名。芦ノ湖エリアはロケーションが良く、富士山と湖を臨む露天風呂が多くあります。

◎周辺観光について

湯けむり立ちこめる大涌谷は必見。散策には箱根湯本や宮ノ下がオススメ。レトロな趣が絵になる、「宮ノ下セピア通り商店街」は穴場です!美術館も非常に多く、特に強羅の「彫刻の森美術館」、仙石原の「星の王子さまミュージアム」、は子供から大人まで楽しめます。

参考:箱根全山

湯河原温泉


写真提供:PIXTA

静岡県熱海市のお隣、県境に位置する温泉地です。海と山の恵み両方を堪能することができます。

◎温泉について

立寄湯では海を望む大露天風呂「ゆとろ嵯峨沢の湯」がおすすめ。9種類の足裏マッサージを兼ねた足湯施設「独歩の湯」は、家族や友人とわいわい楽しめる新感覚温泉スポットです。

◎周辺観光について

万葉集に詠まれた地は「万葉公園」として今もその美しさをとどめています。幕山のハイキングコースは変化に富み、山頂から相模湾を一望することが出来ます。

参考:湯河原温泉観光協会 Web湯河原

3. 栃木県の温泉地

関東一の源泉数を誇る栃木県。日光や那須塩原など県の北西部に温泉が集中していますが、少し外れたところにも秘湯・名湯がたくさんあります。

鬼怒川温泉

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出典:prelude20000

鬼怒川温泉は日光市大原にあり、鬼怒川渓谷沿いに温泉宿が多く建ち並びます。日光東照宮など世界的な観光資源が近く、関東有数の大型温泉地です。

◎温泉について

泉質はアルカリ性単純温泉。気軽に湯めぐりするなら「鬼怒川パークホテル」が人気。様々な趣向のお風呂が楽しめます。秘境・奥鬼怒「八丁の湯」の滝見露天は一見の価値あり。

◎周辺観光について

日光東照宮、日光江戸村、東武ワールドスクエア等定番観光スポットが近くにあります。上の画像は鬼怒川から川治まで続く「龍王峡」。奇岩とエメラルドグリーンの川が美しいハイキングコースです。

参考:日光市観光協会公式サイト

那須温泉

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出典:T-Hino

「那須温泉」とは茶臼岳という活火山に散在する温泉群の総称です。火山性温泉が自然湧出し、江戸時代の「温泉番付」では東の横綱・草津についで第2位にランクインしているそうです。

◎温泉について

大丸・北・弁天・高雄・八幡・新那須など様々な温泉があります。まるごと温泉の「白戸川」をせき止めて作った、ダイナミックな露天風呂「川の湯」はぜひ浸かりたい名湯。ひっそりと佇む「鹿の湯」は、温度の違う6つの浴槽が楽しめる隠れた人気温泉です。

◎周辺観光について

冬の那須高原は天体観測に最適。「黒川橋梁」や「県営大丸駐車場」は絶好の星空スポットです。他にもスキー場・南ヶ丘牧場・平成の森・りんどう湖LAKE VIEW等、真冬も楽しめるレジャーが多数存在します。

参考サイト:那須温泉旅館共同組合

まとめ

いかがでしたか?温泉地も各地特色があって面白いですね。様々なお湯を試して、自分に合った温泉を見つけてみてはいかがでしょうか。
後編では、千葉・東京・茨城・埼玉の温泉をご紹介します。

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