冬はお鍋であったまろう!全国ご当地鍋9選!

寒い冬はあったか鍋で体をポカポカに!秋に続いて美味しいものがたくさんある季節。今回は冬シーズンに絶対に食べたいご当地鍋9選をご紹介します!

【石狩鍋 北海道】

出典:naotakem

北海道を代表する郷土料理「石狩鍋」。農林水産省が主催して決定した「農山漁村の郷土料理百選」の一つにもなっている、鮭をメインに野菜と共に味噌仕立てで煮込んだお鍋です。鮭の身やあらなど、余すところなく使います。その他に、タマネギ、長ネギ、豆腐、こんにゃく、コンブ、そして白菜ではなく甘みを出すキャベツを使うのが基本です。ダイコンやニンジン、シイタケなどを入れることもあります。そして最後に山椒を振りかけて臭みを消します。最近ではイクラも入れて「親子」の味を楽しむバージョンも。

発祥はその名の通り石狩。石狩川は秋になるとサケが遡上するという環境もあり、石狩川河口付近において明治前期には石狩鍋の原型が誕生したとされています。もともとは漁師の賄い料理として、味噌汁に鮭のぶつ切りと野菜を入れて提供されていたようですが、1880年創業の「金大亭」というお店がメニューとして出し始めたと言われています。「金大亭」のほか「あいはら」という石狩鍋二大老舗店が現在も石狩川河口で営業を続けています。その他にも石狩市内には石狩鍋を提供する店舗があり、石狩川河口に集中しています。現在では北海道料理を提供するお店などで全国各地で食べられるようになりました。

なんと北海道には「石狩鍋記念日」があるのですね!

来たー石狩鍋!はじめて食う味。

Yoshikawa Kagehiroさん(@yoshikawak)が投稿した写真 – 2012 5月 2 7:47午後 PDT

石狩鍋の元祖、「金大亭」!本場の味、お味噌に鮭やお野菜の出汁が染み込んで美味しそう!本場で食べてみたいですね!

元祖鮭鱒料理 割烹 金大亭 データ】

美味しかったぁ〜? #北海道#金大亭 #石狩鍋#美味しい

Ryosuke Suzukiさん(@paulryoryo)が投稿した写真 – 2016 10月 12 5:42午前 PDT

住所:北海道石狩市新町1

問い合わせ:0133-62-3011

営業時間:午前11時〜午後9時(ラストオーダー午後7時)

 

【ジンギスカン鍋 北海道】

出典:dreamcat115

今や全国どこでも食べることができる「ジンギスカン」。実はこれも「農山漁村の郷土料理百選」の一つで、北海道の郷土料理。マトン(成羊肉)やラム(仔羊肉)などの羊肉を用いた焼肉料理です。北海道民にとっては、お花見シーズンも桜の下でジンギスカンを囲むほどのソウルフード。基本的には「羊肉を汁(タレ)に浸してから焼いて食べる」、又は「羊肉を焼いてから汁(タレ)に浸して食べる」のように漬け込みジンギスカン、後付けジンギスカンの2つに分類されます。もともとはモンゴル、中国の中でも回教徒が多くすむ北方地域の料理である「カオヤンロウ」が原型と言われています。ジンギスカンという名称をつかった北海道での羊肉料理は、昭和6年に月寒種羊場の山田喜平さんが書いた「綿羊と其飼ひ方」 に「調味したタレ汁に羊肉を漬け込み下味を付けておき、食べる時にはタレも用いる」と書かれています。

ジンギスカンはお鍋の形も特徴的。真ん中が少し高い形状になった「ヘルメット型」のお鍋で、肉の余分な油がほどよく抜け、その旨みたっぷりの油は溝にそって下部に流れます。その油は野菜と相まって、野菜を美味しく炒めるのです。鍋がヘルメット型なのは、その昔モンゴルのジンギスカン軍が羊を連れて行軍した際に、食事のため肉を焼くのに鉄のヘルメットを鉄板の代わりに使用したという説があります。

全国的にもジンギスカン屋は多くなってきていますが、せっかくなら本場の北海道で食べたいですね!

 

【きりたんぽ鍋 秋田】

出典:jetalone

秋田県を代表する料理「きりたんぽ」。大館市の北鹿地方や鹿野市が発祥の地と言われています。その昔、きこり達が山作業の折に残り飯を長い棒に巻き付けて、味噌をつけて焼いて食べたのが始まりだという説もあれば、マタギ(猟師)が食べ残したご飯を、山鳥などの鍋に入れて食べたのが始まりだという説もあります。「きりたんぽ」の「たんぽ」とは槍の刃の部分のカバーのこと。棒に巻きつけた形がそれに似ていることから「たんぽ」と呼ばれ、「きりたんぽ」は鍋に入れる際、切って入れることから「切りたんぽ」と称されるようになったといわれています。

「きりたんぽ鍋」は「農山漁村の郷土料理百選」の1つ。秋田産の「あきたこまち」などの新米、日本三大地鶏の一つである「比内地鶏」、根をつけたままの地元産のセリ、山で採れた舞茸など地元の食材をふんだんに使っています。比内地鶏の鶏ガラで煮たスープは鶏の旨味が十分出汁となって出ており、醤油、酒、砂糖もしくはみりんなどで味を調えます。

具沢山!お汁にお米やセリなどの旨味が溶け出していそうですね!

お店に行かなくても、家で手軽に食べられるのも魅力です。

 

【かに鍋 石川】

出典:macglee

北陸の冬の味覚といえば、かに!海産物の豊富な石川県には、加能がに、香箱がにと呼ばれるブランドかにがあるほど!加能がにと香箱がにの解禁は11月から。冬シーズンは石川にかに鍋を食べに行きませんか?

かに料理はちょっとリッチですが、1度は本場の味を堪能したいですよね!

 

【あんこう鍋 茨城】

出典:woinary

茨城県のご当地料理と言えば「あんこう鍋」。「西のふぐ、東のあんこう」と呼ばれるほど茨城を代表する冬の味覚です。つぶれたような平たい魚体、大きな頭、鋭い歯…と見た目はグロテスク。しかし身も皮も肝も余すところなく食べることができ、更に低カロリーでコラーゲンたっぷり!時期は11月〜3月頃までですが、特に肝が肥大する12月〜2月が旬です。茨城県内にはあんこう鍋を提供するお店が130店舗以上も!お酒と共に現地のお店であったまりたいですね!

身がプルプルでおいしそう!肝も濃厚で最後まで飽きずに食べられますね!

茨城にはあんこう鍋がセットになったお宿も!足を延ばしてみませんか?

 

【湯豆腐 京都】

出典:ヨシキ

京都の有名料理と言えば湯豆腐!水がきれいな京都では、昔から神社仏閣の精進料理として豆腐が利用されてきました。特に訪問者に振る舞う具材として豆腐料理の研究が重ねられ、コース料理からスイーツまで、様々な豆腐料理が発展してきました。その中で最もシンプルなのが湯豆腐。昆布出汁で豆腐をゆでて、薬味とぽん酢で食べるだけですが、豆腐そのものの美味しさを味わえます!

京都の街並みをまわったあとは、ゆっくりほっこり、湯豆腐で温まってみては?

シンプルですが、甘みがあって美味しそう!

 

【牡蠣の土手鍋 広島】

出典:bvalium

広島が誇る冬の味覚といえば牡蠣!生産量は日本一、全国シェアのおよそ6割を占めています。瀬戸内海の恵まれた自然によって、身が肉厚でぷりっぷり!濃厚な甘みが特徴です。生のままツルッと食べたり、殻付きのまま焼き牡蠣にしたり、牡蠣フライにしたり…と様々な食べ方がありますが、広島の郷土料理になっているのが「牡蠣の土手鍋」。「農山漁村の郷土料理百選」の1つになっています。現在では、味噌仕立てのかき鍋を「土手鍋」ということが多いようですが、本来は、「鍋の内側に味噌をぬりつけ、生かきと野菜を煮ながら食べる」ものを土手鍋といいます。味噌の土手を崩しながら、好みの味加減にして食べるのです。

広島市内には多くの牡蠣小屋や牡蠣船が。せっかくならば本場で「土手鍋」を食べてみませんか?

広島の冬の鍋といえば「カキの土手鍋」 #鍋 #牡蠣 #かき #広島 #HIROSHIMA #柳橋 #こだに

Takashi Mizunoさん(@pinkcrazyrabbit)が投稿した写真 – 2015 12月 19 4:11午後 PST

こってりのお味噌を崩しながら、牡蠣と野菜をたっぷり頂きましょう!熱々プリプリの食感がたまりませんね!

 

【ふぐ鍋 山口】

出典:Koji Horaguchi

「西のふぐ、東のあんこう」と称される、山口県の名産・ふぐ!ご当地では「ふく」と呼びます。「ふく料理」そのものが「農山漁村の郷土料理百選」の1つに選ばれています。山口県の下関市は、日本で水揚げされる天然ふぐの8割、養殖ふぐの大部分が集まる最大の取り扱い市場!高級料亭からリーズナブルな定食屋まで様々なふぐ料理屋も集まっています。中でも有名なのは、下関のふぐの老舗といわれる「春帆楼(しゅんぱんろう)」。山口県出身の初代内閣総理大臣であった伊藤博文が、ここでふぐを食して絶賛し、「日本のフグ料理公許第一号」の歴史を持つ最高級店です。山口へお出かけの際は、ちょっとリッチな気分で「ふく」を味わってみては?

これぞ冬の王様・ふぐ!淡白なのにしっかりした歯ごたえで、絶品ですね!

ふぐ料理の名店、春帆楼。1度くらいは贅沢に本場のふぐを味わってみたいですね。姉妹店の「春帆楼茶寮」ではリーズナブルに味わえるそうですよ!

【春帆楼本店 データ】

出典:春帆楼公式サイト

住所:山口県下関市阿弥陀寺町4-2

問い合わせ:083-223-7181

営業時間:午前11時〜午後10時

 

【モツ鍋 福岡】

出典:ryumu

ラーメンに明太子、水炊きと様々な美味しい食べ物がある福岡県。その中でも福岡県民のソウルフードと言えば「モツ鍋」。寒い冬はますます美味しく感じますね!福岡発祥と言われるモツ鍋ですが、起源は終戦後間もない頃に、炭鉱夫として働いていた朝鮮半島の人々がホルモンをニラと一緒にアルミ鍋で炊いて醤油味で味付けして食べていた事がルーツと言われています。1960年代には、唐辛子をごま油で炒めてからモツを入れ、味付け用調味料とネギを一緒に入れてすき焼き風に食べられる様になりました。寒い冬にピリ辛のモツ鍋で汗をかけば、寒さも吹っ飛びますね!

たっぷりのキャベツ、ニラ、ニンニク!野菜たっぷり&翌日は力がみなぎりそうですね!

プルプルのモツ!コラーゲンたっぷりで翌朝の肌が楽しみになるかも?

 

あったかご当地鍋、いかがでしたか?寒い冬は美味しいお鍋でパワーをつけましょう!

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