11月下旬、秋の終わりと冬の到来を感じる時期に、群馬県桐生市の「桐生西宮神社」で恒例のお祭りが夜通し行われます。七福神でおなじみの「えびす様」を祀る「えびす講」をご紹介します。
【桐生西宮神社 えびす講とは?】
出典:桐生西宮神社公式サイト
桐生西宮神社は、兵庫県西宮市の「えびす宮総本社西宮本社」の直系分社として、明治34年11月20日に分霊勧請されました。兵庫県の西宮本社は、福の神「えびす様」の総本社として全国から遍く崇敬を集めており、桐生西宮神社は関東における唯一の直径分社です。各地にえびす神が存在しますが、多くは御祭神に事代主命、もしくは大国主命を祀ります。えびす神と称する「真の福の神・蛭子大神さま」の御分霊をまつる神社は、桐生西宮神社が関東で一社です。
◼︎えびす講とは?
えびす講とは、福の神「えびす様」を祀る催しです。えびす様は元来漁民に信仰されていた神様なので、海の守護神、漁業の神として知られています。商売繁盛、家内安全、無病息災にもご利益があるといわれています。「講」というのは、同業者や地域の人々が作る寄合のことで、祭りを盛大に行うための資金を毎月積み立てていました。
えびす講は旧暦の10月20日に行われるのが恒例です。10月は「神無月(かんなづき)」といい、全国の神様が島根県の出雲に集まるため、島根県以外に神様がいなくなります。本来ならば10月は各地で神を祀るお祭りは行われないはずですが、「夷さまの中通い」と言って、「えびす講の前後だけ出雲から帰ってくる」という説や、「えびす様と金毘羅(こんぴら)様(祭日は10月10日)だけは留守神だから出雲へ行かない」という説があります。現在はえびす講を11月20日や12月20日に行う神社もあります。
桐生西宮神社のえびす講は、兵庫の西宮本社から分霊勧請された11月20日が「本祭り」となり、19日の「宵祭り」から夜通しでおこなれます。今年で116回目を迎える歴史あるお祭りです。神社への参道と周辺の道路には、きらびやかなオタカラやクマデ、露店が数百件も立ち並び、たくさんの人が訪れます。地元では「靴下や手袋、こたつはえびす講が過ぎてから」と言われ、冬の到来を告げる風物詩として市民に親しまれています。
【桐生西宮神社 えびす講の見どころ】
奉納行事として、神殿では神楽、白瀧姫の舞、えびす太鼓などが披露されます。また、えびす菓子と種銭、福鯛飴、クーポン集などが入った「福米」と「福銭」を神楽殿からまく「福まき」も1日に4回行われます。からくり人形劇や余興、お笑い芸人によるショーなども行われます。参道にはたくさんの出店が並ぶのでお腹もいっぱいに。「桐生えびす協賛ブース」ではえびす様にちなんだお菓子や桐生の銘品なども販売されます。19日から夜通しで行われるので、あえて人の少ない時間帯に行くのもいいかもしれませんね。
桐生えびす講2015 1日目 https://t.co/RLXO9suvvi pic.twitter.com/uFKllPSJPI
— ぬっしー (@nussyi) 2015年11月24日
昨日、桐生えびす講に行ってきました!! 子供は案内もあって無事福まきがもらえました。 私もGETしました。 来年のくじ当たるといいな(^_-)-☆ pic.twitter.com/1ShnDQKuJc
— おいもあんぱん@てんねんぱーま (@naomioga0405) 2015年11月21日
桐生のえびす講人がいっぱいだった pic.twitter.com/lSEEcAgkNz
— りんちゃん (@RinMofux2) 2015年11月20日
昨日は桐生のえびす講ってお祭り行ってきた!熊手がいっぱい売ってて、埼玉じゃ見ない屋台がいっぱいだった! pic.twitter.com/FktChaeo3v
— 玉田タマラ*刀命高速 (@tamala2010tamal) 2015年11月20日
桐生のえびす講来た!出店は終わり近いけど朝までやってるから問題なし(  ̄▽ ̄) pic.twitter.com/3DKm9GWy9a
— やす@赤GC8A型WRX (@SPOON0708) 2015年11月19日
【2016年の情報】
日程:11月19日(土)、20日(日)
時間:要確認
住所:桐生西宮神社(群馬県桐生市宮本町二丁目地内)
問い合わせ:0277-22-4395
アクセス:JR両毛線桐生駅より徒歩約15分
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