福島の郡山といえば新幹線を使って都心からアクセスがしやすく、行きやすい観光名所として知られています。今回は毎年秋に開催されている郡山の秋祭りについてご紹介したいと思います。
1.明治から続く郡山の伝統的な秋祭りとは
静かで落ち着ける。町中なのに。
神域って感じ。
#郡山 #安積国造神社 #御朱印 pic.twitter.com/gh7Sj9VyWz— ぶ~やん (@luckypenny3110) November 7, 2016
郡山には安積国造神社という神社があります。かつての第13代成務天皇の時代、約1900年前に創建された由緒ある神社であり、社稷(しゃしょく)の神として安積国造が祀られています。
【GoGo瓦版】
郡山市清水台の安積國造(あさかくにつこ)神社。成務天皇(在位131〜190年)の御代に創建。当時未開の地であったこの地を治めるにあたり、社稷の神として祭祀が継承され現在に至ります。9月27〜29日は秋季例大祭。 pic.twitter.com/90HK6opqey— Go Go Books&Cafe (@GoGoBooksCafe) October 21, 2015
この安積国造神社で毎年行われる秋季例大祭、なんと明治初期から続く伝統的なお祭りとしていまも郡山の地元の人には重要なお祭りごととして認知されているのです。五穀豊穣、氏子の安全を感謝するお祭りという位置付けで神輿の渡御(とぎょ)、山車の練り歩きなど秋季例大祭の期間は郡山駅前大通り周辺が大変活気立ちます!
郡山駅前では安積国造神社の秋祭りが開催されていて駅前の通りでは山車が巡行してる。 pic.twitter.com/xaG4XV2D8C
— apricozz (@apricozz) September 28, 2014
2.郡山は秋祭り期間が長い!
実は郡山の秋祭りは、お祭りの期間が長いのです!安積国造神社の秋季例大祭を皮切りに郡山秋祭りと題して街中で行われるお祭りの期間は一ヵ月近くも続きます。今年は9月27日〜9月29日がまずオープニングとして安積国造神社の秋季例大祭が行われ、11月3日まで郡山の秋祭り期間となっています。
なぜ郡山ではお祭りがこれほど長い期間行われるのでしょうか。歴史を遡ってみますと、郡山はかつて江戸時代に奥州街道の宿場町として栄え、交通の要地としても重要視される街でした。その名残からか宿場町としての繁栄を願うために、盛大にお祭りが開かれ現在にいたるといわれています。
麓山公園
江戸時代の文政7年(1824年)当時の郡山村が宿場町として昇格した記念として造られたものとのこと。#福島県 #郡山 pic.twitter.com/m408MooEev
— 海水(旅垢) (@kaisui187) July 26, 2016
3.郡山秋祭りの見どころ
郡山の秋祭りの中で一番盛り上がるのが前述した安積国造神社の秋季例大祭でしょう。3日間の例大祭のうちまず2日目に行われる山車の練り歩きは、八幡ばやしの奏でる音をバックに約20台ほどの山車が威勢良く郡山駅前大通りを行進します!
郡山駅前は秋祭り(安積国造神社例大祭)で賑わっています。 pic.twitter.com/jUNdkW4aA6
— えみえむ (@itoshikitomoyo) September 28, 2015
そしてクライマックスである3日目の神輿祭りです!総勢40基ほどの神輿が豪快に担がれる様は郡山魂を感じさせる郡山の秋祭りを象徴する場面といっても過言ではありません。
このように、郡山の秋祭りは市民が一体となり盛り上がることで街の活性化につながるとても面白い市民祭りといえるでしょう。ぜひご興味ある方は実際に足を運んでみることをおすすめいたします。
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