秋が深まりお祭りも多いこの季節。愛知県の豊田市には、徳川家光の時代から続く歴史ある秋祭りがあります!豪華で迫力のある「挙母(ころも)祭り」を見に、豊田に足を運びませんか?
【挙母(ころも)祭り】

出典:挙母まつり公式サイト
愛知県豊田市で、江戸時代初期の寛永年間(1624年〜1643年)の頃より行われてきた歴史の古いお祭り「挙母(ころも)祭り」。現在は毎年10月の第3土曜、日曜日に開催されます。大量の紙吹雪が舞う中を山車が練り歩く様は圧巻です。
もともと豊田市は、江戸時代の頃から「挙母(ころも)藩」という地名で、明治時代には挙母村→挙母町、昭和に入り挙母市となりました。「豊田」という名前は、世界に誇る「トヨタ自動車」の本拠地であったことと同時に、「豊田佐吉」「豊田喜一郎」ら創業者の「名前」からとられたもので、1959年に豊田市に改名されました。今でも豊田市には「挙母神社」や「挙母小学校」など、もともとの名前が使われた場所が多くあります。
「挙母祭り」も挙母神社の例祭として江戸時代から続いています。
【挙母祭りの見どころ】

出典:挙母まつり公式サイト
挙母祭りは2日間にわたり、「試楽祭(しんがくさい)」と「本楽祭(ほんがくさい)」が行われます。
一番の見どころは、喜多町、旧東町、神明町、西町、中町、旧南町、竹生町、旧本町の8つの町が持つ「八両の山車」。大量の紙吹雪が舞う中、掛け声と共に八両の山車が練り歩く様は圧巻です。八両の山車は愛知県と豊田市の有形民俗文化財に指定されています。
初日の「試楽祭」では朝から挙母神社でお祓いが行われ、各地区で八両の出しの曳きが行われす。注目ポイントは、午後7時から行われる「七度参り」。8つの町の人々が提灯をもって五穀豊穣を祈願して挙母神社の境内を7周します。今年の花車に選ばれた町を先頭に、町別にハッピも様々で、各町の多くの氏子も集まります。最初は地域の将来を担う子どもたちが3周し、次に大人たちが提灯を灯し、掛け声も元気に、合わせて7周を回ります。
翌日の「本楽祭」での見どころは挙母神社での「曳き込み」と「曳き出し」。号砲の後、各町代表者の合図で一輌ずつ境内へ駆け込んでいきます。曳き出しでは勢いよく大楠前を曲がり、境内を後にします。祭りの終盤、夕方になると名物の「泣き別れ」が行われます。これは八両の山車が、豊田信用金庫本店前の交差点でそれぞれ帰っていく行事。花車の町から無事催行の挨拶と、翌年の花車の町への申し送りがされます。挙母祭りが子々孫々受け継がれて行くこと、挙母祭り関係者、お客さまが無事に帰られることを祈念し、来年の再興を誓うのです。フィナーレには矢作川の河川敷で奉納花火が行われます。
今まで知らなかったんだけど豊田市でやってる挙母祭りがカッコよすぎてびびってる pic.twitter.com/HjvvoWMP2p
— いろく (@kma170) 2016年5月26日
挙母祭りに行ってきました。この紙吹雪はテンションあがります? pic.twitter.com/WolSfMN6EO
— 岡部直美 (@NaomiOKABE) 2015年10月19日
【2016年の情報】

出典:挙母まつり公式サイト
日時:2016年10月15日(試楽祭)、16日(本楽祭)
時間:15日:午前5時30分〜午後0時、16日:午前9時〜午後7時30分
場所:豊田市挙母町5-1(挙母神社)とその周辺
アクセス:名鉄豊田市駅
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