ライトアップされた街並み、燦然と輝く星々。「美しい」と感じる夜景は人それぞれの瞳にあれど、明確な基準を持って美しいとされる夜景があります。
「世界三大夜景」とは、世界でも指折りの夜景を堪能することができるスポットのこと。夜景を観光資源として活用する観光「夜景観光」に関する普及、啓発活動を行う「一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー」が、11の基準に基づき認定しています。世界新三大夜景には、なんと日本の都市・長崎も選ばれています。ここでは、世界新三大夜景について解説していくとともに、世界新三大夜景の見どころをご紹介します。
2012年より世界三大夜景から世界新三大夜景へ
世界三大夜景は、これまで100万ドルの夜景と称された函館を筆頭に、香港、ナポリの三都市選出されていました。しかし、この三都市を選出した団体や根拠、時期などは不明のまま。
そこで、2012年に一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが、全国およそ3500名の夜景鑑賞士の意見をもとに、11項目で選考を実行。「世界新三大夜景」を打ち出し、新たな街が決まりました。
結果として「モナコ」「香港」「長崎」が新しく世界新三大夜景に選ばれ、新しい観光スポットとして注目されています。
世界新三大夜景に選ばれた街の特徴について
上記の理由で選ばれた「世界新三大夜景」。世界的にも「美しい」とれている夜景の魅力や特徴を見ていきましょう。
モナコ

写真提供:vichie81 / PIXTA(ピクスタ)
モナコ公国は、バチカン市国に次いで世界で2番目に小さい国家。“地中海の宝石”とも称される美しいリゾート地としても有名で、まるごと一国の夜景を楽しめるのは、世界的に珍しく貴重な夜景なんだとか。
とくに魅力的な夜景スポットは、日本国内では見ることのできない豪華クルーザーが停泊するエルキュール港、市街の夜景、「大公宮殿」「グラン・カジノ」などの歴史的建造物のライトアップ。夜間イベントも豊富で、冬季にはクリスマスイルミネーションが、モナコ全体をクリスマスムードで包み込みます。
出典:世界新三大夜景
香港

写真提供:TwilightShow / PIXTA(ピクスタ)
香港は、世界三大夜景・世界新三大夜景の両方に名前が挙げられている都市。それだけに、魅力的な夜景スポットが豊富で、1泊、2泊しても全てを眺めるのは難しいといわれているそう。なかでも、標高552mの高さを誇るヴィクトリア・ピーク(太平山)は、屈指の夜景スポット。ここから眺める高層ビル群の夜景は「100万ドルの夜景」とも呼ばれ、多くの観光客の瞳を魅了しています。
香港政府が毎晩8時から開催しているライトアップイベント「シンフォニー・オブ・ライツ」も魅力的。香港島、九龍半島など主要な高層ビルから放たれるレーザーが、香港を美しく照らし出しています。このイベントは、ギネス世界記録に「世界最大の永続的な光と音のショー」としても認定されています。
出典:世界新三大夜景
出典:シンフォニー・オブ・ライツ
長崎

写真提供:ばりろく / PIXTA(ピクスタ)
日本から世界新三大夜景入りしたのは長崎。標高333mから長崎の夜景を見下ろすことができる稲佐山展望台、長崎のランドマーク女神大橋や稲佐山を一望できる風頭公園は定番の夜景スポットです。
複合商業施設「みらい長崎ココウォーク」にある観覧車のライトアップや、1万5000個 以上のランタンが町中で灯される長崎ランタンフェスティバルなど、夜間イベントも見逃せないポイントです。
出典:世界新三大夜景
さいごに
世界新三大夜景は、世界的にも「美しい」と称された夜景。生きているなかで、一度は目にしてみたいものですね。美しい夜景は心が癒されるだけでなく、もしかすると、この夜景があなたの人生観になにか影響を与えてくれるかもしれません。
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