気になる紫外線対策を調べてみた。基本の対策と正しい日焼け止めの使い方とは?

暑い季節になればなるほど、気になるのが「紫外線」。紫外線が地上に降り注ぐ量は、想像以上のものなんです。知っているようで、詳しい紫外線対策が分からないなんてこともありますよね。

今回は正しい紫外線対策についてご紹介します。紫外線対策を怠ると肌に影響を与えることも。これからの季節、しっかりと対策できるようにしておきたいですね。

紫外線対策の方法

まずはじめに、基本的な紫外線対策の方法をご紹介したいと思います。どれも一般的なものばかりですが、しっかりと基本を抑えましょう。

UV加工された日傘・帽子・サングラスを利用する

帽子とサングラス
まず、UV加工されたアイテムの利用は非常に効果的と言えます。帽子はハットやキャップよりも、つば広の麦わら帽子のような形が理想的。紫外線を防止する割合は、つばの長さが3cmほどだとわずか35%しか防げませんが、7cmでは60%、10cmで70%防ぐといわれていますので、つばが7cm以上の一周全体が覆われているハットを選ぶようにしまいましょう。

サングラスはできるだけ薄目の色で、大きめのレンズの物がおすすめですよ。レンズが小さい場合、隙間から紫外線が入り込んでくる可能性があります。また、サングラスを選ぶ際は紫外線カット加工がされているかもチェックしましょう。日傘も効果的ですが、アスファルトに反射した紫外線の量もあなどれません。注意しておきましょう!
出典元:http://www.skincare-univ.com/article/012506/
出典元:http://www.skincare-univ.com/daily/column/004038/

長袖やアームカバーで肌を覆う

長袖
袖が長い長袖シャツのように、肌を露出しない衣服を着ることも紫外線対策に有効です。UVカット仕様の衣類や目の細かい織り方の衣服の方がより紫外線を防いでくれるので、衣服を選ぶ際の参考にしましょう。また、紫外線とともに熱中症防止のため、通気性が良く織目・編目がしっかりとした生地を選ぶようにしましょう。
出典元:http://www.skincare-univ.com/article/000046/

日焼け止めを塗る

日焼け止め
もっとも手軽にできる紫外線対策は、「日焼け止め」を塗ることでしょう。先述した帽子やサングラスなどの着用に加え、日焼け止めを使うとより、日焼け止めの効果を見込めます。

しかし、正しい使用方法を知らないと、効果も薄れてしまうんです。続いては、日焼け止めの選び方や正しく使うためのポイントを紹介したいと思います。

正しく「日焼け止め」を使うために覚えておきたいこと

「SPF」と「PA」って何?

日焼け止めには「SPF」や「PA」といった表記がされています。では「SPF」や「PA」とは、一体なんなのでしょうか。

■PA=UV-Aを防ぐ指標

「PA」は、紫外線UV-A(地球に降り注ぐ紫外線の種類のこと)を防ぐ効果を表す指標のこと。このUV-Aは、肌の真皮まで届くといわれており、主にシミ・しわ・たるみの原因となるんです。ちなみに、降り注ぐ紫外線のおよそ95%がUV-Aといわれています。必ず予防しておきたいところです。

PAの指標は「+」で表されます。「+」が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高くなるとされ、肌焼けや、肌の弾力を失わせることを防ぎます。
出典元:http://www.nihon-loreal.jp/uva/uv_ray/uva_uvb.html

■SPF=UV-Bを防ぐ指標

一方で、UV-Bとは全紫外線量のおよそ5%ほど。肌の真皮まで届くほどではないものの、日焼け・シミ・そばかすの原因となるそう。UV-Bを浴びすぎてしまうと、肌が赤くなり、炎症することも。

そのUV-Bを防ぐ指標が「SPF」です。このSPFの数値が高いほど予防効果が高いされています。
出典元:http://www.nihon-loreal.jp/uva/uv_ray/uva_uvb.html

お出かけシーンに合わせて選ぶ

日焼け止めを使用する場合、お出かけシーンに合わせて使い分ける方が良いでしょう。部屋にいるときや、近所へ買い物に行くくらいなら、数値があまり高くないSPF10〜20やPA+〜++のもので十分です。

公園でピクニックしたり、軽くスポーツする場合には数値のやや高いSPF20〜30やPA++〜+++のものを選びましょう。海でのレジャーや炎天下に長時間さらされる場合には数値の高いSPF30〜50+、pa+++〜++++のものを使います。

特に真夏の炎天下の中では、汗をかきやすく、日焼け止めが流れ落ちないよう、耐水性の高いものを選びましょう。また、晴れの日以外でも紫外線は降り注いでいます。曇りの日でも紫外線対策はした方が良いでしょう。
出典元:http://www.shiseidogroup.jp/rd/topic/uvprotects.html

リキッド、乳液、スプレー……どのタイプが良いの?

日焼け止めにはリキッドやクリームなど様々なタイプがあります。個人的な好みもあると思いますが、一番の重視するポイントは、「つけ心地」や「肌が白っぽくなるかどうか」の2点です。また、用途によってどれくらいのSPFやPAのものを選ぶかによっても、それぞれの良さがあると思います。以下でそれぞれの特徴についてご紹介します。

■ジェルなど肌が白くならないタイプ

肌に塗布しても白くならないジェルタイプのものには、紫外線吸収剤が使われていることが多いようです。メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)、ジメチルなどの表示が確認できれば、紫外線吸収剤が含まれています。

通常に使用する際は問題ありませんが、まれにアレルギー反応をおこす人も報告されていますので、肌に合わないと感じたらすぐに使用を中止しましょう。

■クリームやリキッドなど肌が白くなるタイプ

一方で塗布すると、肌が白くなるタイプの日焼け止めは紫外線散乱剤が使用されている場合が多いようです。肌が白くなり、見た目を気にする人もいるかもしれませんが、アレルギー反応をおこすことがほとんどないとされています。酸化亜鉛や酸化チタンと記載されていれば紫外線散乱剤が含まれています。

肌がかぶれやすい人はあらかじめ成分表をチェックして選ぶことをおすすめします。また、つけ心地などもテスターなどがあれば事前に使用してみて肌感に合うものを選ぶようにしましょう。
出典元:https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full/matsigaisen2015_full.pdf

使い方のポイント

次に日焼け止めの使い方についてです。日焼け止めのジェルやクリームの場合には、円を描くように肌全体にやさしくなじませるように塗っていきます。屋外に出て紫外線に当たる前に日焼け止めはつけておきましょう。特に太陽光に当たりやすい顔の周辺や背中の上部などは、入念に塗りこむようにしてください。

■適度に塗り直す

日焼け止めは定期的に塗り直しをしないと、海水浴や汗で流れ落ちてしまいます。また、タオルでも拭き取ってしまいため、目安として2〜3時間おきにつけるようこころがけましょう。何度も重ねて塗るようにして、日焼け止めがない状態を作らないようにします。

■しっかり落とす

日焼け止めを塗ったら、メイクと同じようにきちんと落とすことが大切です。石鹸やボディーシャンプなどで洗い流せますが、ウォータープルーフのものは専用のクレンジングかメイク用のクレンジングオイルで洗い流します。日焼け止めの落とし方はメーカーによって異なるので、パッケージの表示を見て、事前に落とし方を確認しておくとよいでしょう。
出典元:https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full/matsigaisen2015_full.pdf

さいごに

紫外線対策の知識と正しい日焼け止めの使い方についてお伝えしました。曇りの日や夏以外の季節だから、日焼け止めは塗らなくていいやと思いがち。でも微量に紫外線は出ており、それが積み重なって、肌や人体への影響があってはイヤですよね。日頃のちょっとした心がけとケアが大切。いま一度、紫外線対策について見直してみてはいかがでしょうか。

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