マグロの取り方「はえ縄」。夏休み自由研究体験の事前情報2
2023/7/13(木)
これまでの体験で、はえ縄と聞いてピンとくるゲストはまずいません。
太い幹縄に数百本の枝縄をつけその先に針と餌をつける。
餌をつけて全部の枝縄を投下するのに数時間。想像できますか?
電動で巻き上げつつ、魚を取り込むのにさらに数時間という大変な漁ですね。
釣り針で釣るので、狙った大きさのマグロを取るのに向いていて、幼魚などを捕獲せず比較的環境に優しいと言われています。
本記事は、「【自由研究支援】親子豊洲市場見学入門マグロ競り見る?疑似セリ体験付き」に参加される方向けのプレ情報として出しています。
まあ、関係ない方もよかったらぜひ最後までお付き合いください。ちょっと長文(になると思います)です。
子ども向けながら漢字が多くてすみません。
はえ縄漁は、豊洲市場へ入るマグロの中では比較的に高値で取引され漁法の一つのようです。
実際、マグロは釣り上げるのに時間がかかったりすると体温が上昇して身が変質して味が落ちてしまったり。
船上であばられて傷ついて痛んだりする危険性があります。
傷はともかく、熱による変質の方は切ってみないとわからないとのこと。
通常味は、取れた場所、上げた港など、当然個体ごとに大きさ、形、でも変わりますね。
下の写真を見ると、正進丸とあるように極端な話、船によっても変わるんですね。
そういった情報を日々仲卸の人々はこういった情報を日々蓄積していき
美味しいマグロを見ぬき、それに値段をつけていくわけですね。
高級マグロの代名詞である大間は一本釣りで有名ですが、少し短めのはえ縄漁もやってます。
動画など見てもわかりますが、はえ縄漁での魚の取り込みは集団的作業のところも多く、上がってくる魚は一匹一匹丁寧に処理が可能である。
巻網漁などに比べるとその品質が安定していると言います。
解説は、こちらの水産総合研究センターのニュースレターを見てみてくださいね。
https://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no63.pdf
実際の漁の様子はユーチュブなどで見つけられます。
(ちょっとグロテスクな部分もあるのでお子様とご覧になる場合は、注意ください)
大間のマグロ。沿岸漁業。生マグロのはえ縄漁
https://www.youtube.com/watch?v=VTCCtZRjpYs
冷凍の大西洋クロマグロのはえ縄漁
http://www.hokkatsu.net/gyohou.html
ユーチューブ
https://www.youtube.com/watch?v=RfSKGTxpIfQ
さて、この記事は「【自由研究支援】親子豊洲市場見学入門マグロ競り見る?疑似セリ体験付き」に参加される方向けのプレ情報として出しています。
この後も数回続きます!
こんなにネタばらししたら、他の人の体験でも、個人で見ても楽しめちゃうかもしれません(汗)。
なーんてね、まだまだ情報はありますから当日来て、見て、聞いて、やってみて+いろいろ質問してくださいね!
市場を普段しているホストだからできる圧倒的な情報量は、そこらの観光ガイドには絶対負けません!
次回はマグロの釣り方編です。乞うご期待!
体験参加の皆様、ぜひ市場で見比べてくださいね。
時間に余裕がある方は、ぜひ東京都の抽選当てて、そっちを見てからこちらの体験に合流っという感じもいいかと思います!
この記事を書いた時点で2023/8月の抽選は、7/11までに抽選申し込みできいます。
なんのことという親子の方は下記を参照してください。
大人の方は、こちらの体験で競り見学オプションをつけるのもありですね。