\ 4/18 ゲリラコーヒーと精製方法の話 /
2021/4/11(日)
来週の日曜日に王子神谷駅から10分のPersimmonにて、ゲリラコーヒーを開催します。
12:00-15:00
深煎りの豆、浅煎りの豆、それから、コーヒーチェリーティーをご用意。
コーヒーチェリーティーは、別名カスカラといって、コーヒーチェリーの果皮部分を乾燥させたもの。カスカラはスペイン語で《籾》という意味です。
カフェインはほぼ含まれておらず、抗酸化作用が高いとされるポリフェノールを豊富に含んでいることからスーパーフードとして注目されているようです。
コーヒー豆はコーヒーチェリーの種子を取り出し、洗い(洗わないのもある)乾燥させ、焼いたもので、それをすりつぶして(挽いて)お湯や水につけ、味や成分を抽出したのがコーヒーです。
こう書くと知ってるよ、って感じですが、笑
意外と知られていないのが、コーヒーが《豆》ではなく《種子》で、洗ったり乾燥させたりして中身を取り出して豆にするまでの《プロセス》のこと。
お米といっしょで、稲穂から急に白い米になるわけじゃなくて、籾を外して玄米にするような工程がコーヒーにもあるんです。
この精製の工程=プロセスの情報が、お店で買ったコーヒー豆の袋に記載されている《Washed=洗ってあるもの》《Natural=洗わずに乾燥させたもの》という部分で、どんな香り、味なのか、想像しやすくするための情報です。〇〇プロセス、と書いてあるやつです。
洗ってあるものは、一定期間水につけているだけあって、平易な表現でいえば《クセのない》《すっきり》《飲みやすい》ものとして想像しますし
そのまま乾燥させてあるものは、洗っていないので、よりチェリーっぽい感じが残っている、という想像ができます。
《個性的》であったりとか《チェリー感がつよめ》とか《(フルーツの)酸味》《甘味》が強いような表現がされます。
以前に比べて、生豆(焙煎する前の白い状態の豆)になるまでに、どのように処理された工程なのか、という情報が、豆を選ぶときに入ってくるようになったため、《知らない単語》と《知らない情報》が増えて、お客さんにとってむずかしい、という印象になるのかなとおもいます。
ここをなんとか、わかりやすく伝えたいというのが課題です。
《深煎り》の味を想像して《浅煎り》を飲んでしまうことで起きる違和感が満足度を下げているというのは店舗時代からずっと感じていて、《同じ食材だけど、これまで飲んできたものとは違うもの》として認識してもらう工夫をしてきて、感じるのは、
「知識がないこと」がダメ、「酸味がある」が美味しくない、ではないよな、ということ。
自分が飲みたい味を、気分に応じて選べることが大事なのであって、必要なことは、【その人が、選ぶのに必要な情報】を伝えること。
知識を網羅する必要はなくて、全員違うのだから、その人自身が自分が好きなものを自覚してもらったり、そのためにはどういった知識を仕入れていけばいいのか、っていうのを掴んでいってもらう、そこを手伝えたらな、というのをずっと考えてます。
だから、もはやコーヒーを飲んでほしい、っていう主張ではなくて、コーヒーを通して自分自身の好みを知ってほしい(そしたらもっと合うもの選べるよ)という主張なんですよね。
4/18(日) 12:00-15:00
お持ち帰り、イートイン対応。
マイカップ持参の方はおまけ付きます。
立派なタンブラーじゃなくても、蓋なしでも、230ml のコーヒーが入ればなんでもOK。
私はバカルディ(ラム)のブリキのカップを持参してスタバでアイスコーヒー入れてもらってます。
軽くて便利です。
興味がある方、お近くの方ぜひ☺︎