\ 3/28(日)メニュー /
2021/3/26(金)
今週末はストラクチャートーストの朝食会です。
その後、同じ会場でゲリラコーヒー(間借りコーヒー屋)をするのですが、こちらもメニュー決定です☺︎
今日は、あたらしい飲みものを提案するときの考えかたについて書きます。
メニューはこちら。ホットコーヒー2種、冷たい創作ドリンクが1種というラインナップ。
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◎文京区 KARTA COFFEEのブラジル
スッキリ飲みやすい中深煎り。
アイスコーヒーにシナモン入れる感覚で、ホットに山椒をいれて飲んでみたらまた違う味わいでおいしかったですね〜
◎鎌倉 TOROkkoのコスタリカ
焼き菓子と自家焙煎のお店。
飲んでみておいしかったので購入。
なかなか遠出できないみなさんにも楽しんでもらいたいですね〜
◎ダブルファンタジー
熊本の生姜で仕込んだシロップと中浅煎りのコーヒー、ソーダでキリッとした味わいです。
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今回創作ドリンクを入れましたが、
いろんなコーヒーの楽しみかたを知ってもらいたいのでレシピは公開してます。(前回の投稿にあります)
今日は考えかたを公開。
素材を要素に分けて再構築する考えかたは料理でもコーヒーでも同じ。
成分まではいかないけど、素材の味、特性で何と何でどうなるか、だけ。
複雑そうに見えて超シンプルだとおもってます。
今週は仕事で《イチゴポークソテー》を合計15人前くらい作っているのだけど、
果物を野菜まで戻して考えるフルーツソースの考えかたと似ている。
同じ《酸味》でも、イチゴの酸とヴィネガーの酸味は違うし、発酵の酸もちがう。
仕上がり時点の酸味と甘味と塩(とタンパク質の旨味)を調整してあげるのと同じ、最後から逆算する。
飲む人、食べる人が口に含んだとき、何をどのくらい感じてもらいたいのかを考えて印象を設計する。
コーヒー(チェリー)も果物、もっというと野菜でもともとフレッシュなもの。
焼くことでナッツ感やチョコ感を演出している、と考えると、
それほど焼いていない浅煎りのほうがよりフルーツっぽく使える、という考えかた。
逆いくと深煎りのものはナッツやチョコと相性がいいモノと相性がいい。
だから、スターバックスが深煎りかつ、フラペチーノになるのは必然。
フレーバーシロップや副材料に負けないコーヒー感は深煎りだからこそ可能で、これが浅煎りだとシロップがメインでむしろコーヒーのほうが【風味】になってしまう。主役の逆転が起きるので意図がズレる。
今回の生姜は暴れん坊なので、シロップに鷹の爪とかスパイスは必要ない。何もしなくても超カライ奴だから。
そんな辛さと仲良くできる焙煎のコーヒーだからフルーツすぎない中浅煎りという答えを今回は出しました☺︎
コーヒー感が消えちゃダメ。理由は《コーヒー》の楽しみかたを知ってもらいたいから。
こういうことを、ただの知識として知るとめんどくさいと感じるとおもう。体験がなければうまく想像ができないから。
だから体験から知ってもらいたい。まずは飲んでみてもらいたい、とおもう。これは興味をもってほしい目的があるから。
興味をもってもらいたいのは、長くコーヒーと付き合ってほしい目的があるから。
長く付き合ってもらえると長く業界全体を支えてもらえるから。
コーヒーはある程度標高のある場所で生産されます。
(しっかり気温が下がることで実がしまり、おいしいコーヒーチェリーができるといわれています)
温暖化など、気候の変動によって、今後は生産自体ができなくなる可能性もある、という話を以前よりもいろんな場所で聞くようになりました。
SDGsもそうですが、自分ごととして捉えられなければ個人の行動にはなかなか結びつかないと考えています。
だから体験が大事で、自分として体験してみてどう感じたか、そこから繋げてもらえることの方が持続性がある。
学んだことは忘れがちですが、感じたこと、感情は覚えていやすい。
たのしい、から入ってもらったり、なんでだろう、って繋げていってもらえるような取り組みを大事にしていきたいです。
できればコーヒーを好きになってもらいたいけど、それには、それがどう楽しいのかを知ってもらう、強めに言うと「証明する」ことが大事だとおもう。コーヒーがなんで楽しいのか?を伝える→実感してもらう。
苦くないコーヒー、苦いコーヒー、どっちもありでどっちも正解。全然難しくないし、そもそも難しいからえらいわけでもないし、
流行とか本当に無視でよくて、自分がおいしいと思うコーヒーを自由に楽しんでもらえるようになるといいなとおもってます。
3/28 12:00-15:00 Persimmon パーシモン にて。
予想最高気温 19℃ 天気:くもり