オンラインフリースクールって、ふだん何をしているの?
「オンラインスクールに興味はあるけれど、実際にどんな毎日を過ごしているの?」
不登校のお子さんの進路を考えるなかで、こう思われる保護者の方は少なくありません。ホームページなどの情報だけでは、子どもたちのリアルな日常はなかなか伝わりにくいものです。
今回ご紹介するのは、aini school 小中等部の生徒たちがつくった「ふりかえりアルバム」。2025年4月から2026年3月までの1年間を、写真や文字でまとめた作品です。

このアルバムは、2026年3月21日(土)に開催された卒業式&修了パーティで上映するために、有志の生徒たちがみんなで力を合わせてつくったものです。スタッフが用意したのではなく、「この1年、こんなことがあったよね」と振りかえりながら、生徒たち自身が写真を選び、構成を考え、完成させました。
前編では、メタバース校舎での日常から、修学旅行やaini祭などのイベントまで、アルバムの前半部分をご紹介します。
「オンラインだけで、ちゃんと活動できるの?」という不安に応えたい
保護者の方がよく口にされる不安のひとつに、「画面越しで、本当に何かに取り組めるの?」というものがあります。
対面の学校なら、教室で工作をしたり、家庭科室で調理実習をしたりするのは当たり前。でもオンラインの環境で、それに近い体験ができるのだろうかと、心配されるのは自然なことです。
aini schoolでは、オンラインだからこそできる形で、さまざまな「手を動かす活動」を大切にしています。材料を自宅で用意して、画面越しにみんなで一緒につくる。完成したら見せ合って、感想を伝え合う。ひとりで黙々とやるのではなく、「同じ時間を共有している」という感覚が、子どもたちの安心につながっています。

スタッフと生徒、そして保護者のあいだに少しずつ育まれる信頼関係が、こうした活動の土台になっています。
アルバムから見える、メタバース学校での活動内容
ふりかえりアルバムのページをめくると、この1年間の日常がぎゅっと詰まっていました。
メタバース校舎
aini schoolでは、メタバース空間に「校舎」があります。生徒たちはアバターで校舎を歩きまわり、ホームルームに参加したり、チーム活動のスペースに集まったりしています。
2025年度にはGatherからZEPというプラットフォームへの「お引越し」がありました。画面のなかに自分の「場所」がある。それは、オンラインだからこそ生まれた新しい居場所のかたちです。

メタバース歌い手ライブ(2025年8月)
夏にはメタバース空間で歌い手ライブが開催されました。お祭りの雰囲気の会場で、生徒たちが集まって楽しんだイベントです。「メタバースの学校だと、こんなこともできるんだ」という驚きがあったかもしれません。

アルバムから見える、特別なイベント
日常の活動に続いて、アルバムにはこの1年の特別なイベントも記録されていました。
修学旅行(2025年9月4日〜6日・岡山)

aini schoolの修学旅行は、ふつうの学校の修学旅行とは少し違います。目的地やアクティビティを、生徒たち自身が企画・運営するのが特徴です。
事前に「修学旅行企画会議」をオンラインで重ね、プログラムの準備や役割分担を生徒たちで進めていきました。小学2年生から中学3年生まで、北海道から福岡まで全国各地から20名が参加しました。
行き先は岡山県の国立吉備青少年自然の家。2泊3日の日程です。

ふだんはメタバース上で交流している仲間と、実際に会って同じ景色を見て、一緒に過ごした3日間。アルバムには、岡山駅で再会・合流した生徒たちの写真から始まり、施設での生活の様子が紹介されています。自分たちで計画した薪割りに挑戦する姿、かまどでご飯を炊く様子、みんなで野菜を切って調理する風景。

宿泊部屋では二段ベッドにわくわくしたり、夜はみんなでカードゲームを楽しんだり。生徒さんが描いた修学旅行のイラストも紹介されていて、この旅行が子どもたちにとって特別な思い出になったことが伝わってきます。

オンラインでの交流が日常だからこそ、実際に会って共に挑戦し過ごすことの価値を、子どもたち自身が感じられた3日間だったのではないかと思います。
メタバースで開催!不登校の小学生・中学生が協力して作る「aini祭」(2025年10月)
aini祭は、aini schoolのメタバース空間で開催された文化祭です。10月24日〜25日の2日間にわたって開催され、100名以上が参加しました。
1か月半前から実行委員メンバーが集まり、週1回のミーティングを重ねて準備を進めました。ロゴデザイン、キャラクター、展示ポスター、会場の空間デザインまで、すべて生徒たちのアイデアから生まれたもの。
「どうすればもっと楽しくなる?」「これをみんなに見てもらいたい!」そんな会話を重ねながら、子どもたちが協力し合ってつくりあげた文化祭。オンラインの学園祭なんて成り立つの?と思われるかもしれませんが、笑顔や拍手がメタバースの校舎いっぱいに広がった2日間でした。


活動を通じて育まれる「自分からやってみる」前向きな変化
アルバムのどのページにも、子どもたちが自分で選んで取り組んだ時間が写っています。
修学旅行では自分たちで企画会議を重ね、薪を割り、火をおこし、ご飯をつくる。aini祭ではメタバースの学園祭をみんなで盛り上げる。メタバース校舎のお引越しも、生徒たちと一緒に新しい居場所をつくっていく過程でした。


aini schoolが大切にしているのは、子どもたちが「自分で決めて、自分でやってみる」という体験を積み重ねること。大きな成果を求めるのではなく、「やってみたい」と思えること自体を大事にしています。
実際に保護者の方からも、お子さんの変化を感じる声が届いています。
「親を介さずに様々なチャレンジに取り組むことで、多くの達成感を得る経験ができました。その結果、”とりあえずやってみようかな”という挑戦に対する前向きな気持ちが以前よりも増えたと感じています」(中学1年生の女の子の保護者)
「平日は1人で留守番をしていて、ゲームやYouTubeなどで暇を持て余していたのですが、アイニーで友達のサポートを受けながら、自分でキッチンから小麦粉を探し出して小麦粘土を作っていてびっくりしました。自分からやってみようと思ってくれたことがとても嬉しかったです」(小学5年生の男の子の保護者)
「aini schoolは、在籍している方々が本当に懐が広いと感じています。十人十色・多様であるということを子どもたち自身が自然に受け入れていて、ありのままをまず受け止めようという文化が当たり前のように根付いていると思います」(中学1年生の女の子の保護者)
「ここにいていいんだ」と思える空気が、子どもたちの挑戦する気持ちを支えている。それがaini schoolの強みなのだと思います。
そして、このアルバム自体が卒業式&修了パーティという大切な場で上映するために、有志の生徒たちが自分から手を挙げてつくったものだということ。1年間を振りかえり、仲間と一緒に記録にまとめる。それは自分たちの歩みを肯定する作業でもあります。
不登校の期間を「空白」ではなく「自分の時間」として捕らえられるようになること。卒業式の場で「こんな1年だったね」とみんなで分かち合えること。ふりかえりアルバムには、そんな想いが込められているように感じます。

後編では、パン作りや工作といった日常の活動、クリスマス会の様子、そして生徒インタビューをご紹介します。そちらもぜひご覧ください。
検討中の保護者の方へ
「うちの子、オンラインの学校で楽しく過ごせるのかな」
そんなふうに思われている方へ。aini schoolには、同じ不安を持ちながら一歩踏み出した保護者の方がたくさんいます。まずは話を聞いてみるだけでも、少し気持ちが軽くなるかもしれません。
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📱 この記事で紹介したふりかえりアルバムは、Instagramリールでもご覧いただけます
生徒たちがつくったアルバムを、そのまま動画でお届けしています。aini schoolの日常やイベントの雰囲気を、もっと身近に感じていただけるはずです。
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