赤線の残骸があるかも ⁉ 玉の井を含む墨田の街全体がレトロだった。

2020/9/1(火)

以前のコラムでも、墨田区にある赤線跡 鳩の街について説明したが(詳しくは4つ前のコラムを)、そこから比較的近くに存在する、もう一つの赤線跡、玉の井いろは通り も、実に興味深い街の雰囲気が漂っていた。

※赤線・・・1958年 売春防止法の施行まで、半ば公認で売春が、行われていた地域の事である。

いや、むしろ 玉の井いろは商店街を要する、墨田区墨田の街全体が、とんでもなく昭和レトロな雰囲気を漂わせているのである。

墨田区墨田の真の実力を探索してみた。

東武伊勢崎線 東向島駅から南西側(曳舟駅の場合は北西側)に位置する所が、鳩の街になり、東向島駅から北側にある所が、玉の井(玉の井いろは通り)になる。

東向島駅を挟み、二つの赤線地帯が過去に存在したとの事。

玉の井は墨田区墨田と墨田区東向島の境界線上に位置し、鳩の街 同様に赤線地帯だったと、言われている。

鳩の街ほど、赤線跡のタイル張りの壁がある建築物などは、見つからないのであるが、吉原中心部の外れにある、かつてのカフェーだったであろう(諸説あり)、丸みのある建築物は存在した。

現在は、玉の井いろは通り と言う商店街になっていて、鳩の街同様に、お総菜や日用雑貨などのお店になっている。

この商店街、昭和のレトロ満載の雰囲気が漂っているのだが、その近くにある、鐘ケ渕通り商店街平和会 のレトロ感も凄いのである。

鐘ケ渕通り商店街平和会 は、鐘ヶ淵駅と京成本線 八広駅を結ぶ、道路上に作られた商店街で、トタン屋根の外観をしたお店や、木造建築の外観をしたお店などが存在する。

そう、墨田区墨田の商店街全体がレトロなのである。

そのレトロ感は、まだ続き 鐘ヶ淵駅から北西側にある、梅若商栄会 一帯も昭和レトロ満載なのである。

北に行ってもレトロ、西に行ってもレトロ、東に行ってもレトロ・・・・・・東京の地下鉄はメトロ(くだらんわ !!)、ジブリの名作 隣のトトロ(本当にくだらん ‼)。

昭和レトロにどっぷり浸かりたいのなら、墨田区墨田に行くしかないのでは⁉


私の感想/5段階

興奮度・・・・ ★★★★★

やみつき度・・ ★★★★

満足度 ・・・・★★★★


玉の井がある墨田区墨田はこんな場所です 的な動画➡https://youtu.be/mqjpnUM6YKU


東向島駅、鐘ヶ淵駅周辺は古い建物が多い。東武伊勢崎線 浅草駅~北千住駅は昭和レトロな街だらけ😊?

玉の井いろは通りは、昭和レトロな商店街になっている。

丸みのある建築物。かつてのカフェーなのだろうか⁉

珍しい郵便ポスト。玉の井いろは通り から一つ入った所にあります。

素敵な外観をした酒屋である。

このカエルのデザイン。墨田区以外では、台東区、荒川区でも見かける事が稀にある。何かの暗号なのだろうか⁉謎は深まるばかりである😊。

墨田区墨田はレトロな建物の宝庫である。素敵な街だ。

鐘ヶ淵通り商店街。このまま真っすぐ行くと 鐘ヶ淵駅に着く。

ガラス自体がレトロ・・・・・・・・こういうガラス窓も最近見かけなくなってしまった。

商店街の街灯デザインが素晴らしい。

トタン屋根の建築物も多く残されている。

残念ながら閉店してしまっているお店も多い。

カネボウハーバーチェーン。ちなみにカネボウは以前にもお伝えしたが、このエリアから出来た会社である。鐘ヶ淵紡績➡鐘紡➡カネボウ。

鐘ヶ淵駅にある、観光案内地図。東向島駅ではなく、以前の駅名 玉ノ井駅で表示されている。玉ノ井はどうしても赤線をイメージしてしまう事から、東向島駅に変わったのである(諸説あり)。

味わい深い外観をした理髪店。

1960年代くらいの建物なのだろうか⁉

東京には様々な場所に銭湯がある。鐘ヶ淵駅 北側に存在する街の銭湯。

素敵な煙突。

何ともノスタルジックな風景である。

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