将門の首塚から北へ2Km 神田明神へ !! 東京 平将門伝説(その肆)
2020/8/31(月)
※このコラムは私の主観的な部分も含まれています。前もってご了承下さい。
このコラムで、平将門を題材にしたものを、何回か紹介しているが、やはり平将門を祀っている都内の神社仏閣代表と言えば、神田明神になるだろう。
神田明神は、遥か昔、将門塚(千代田区大手門)周辺で天変地異が頻発し、それが将門公の御神威として人々を恐れさせたため、作られた神社とも言われている(諸説あり)。
戦国時代になると、太田道灌や北条氏綱といった名立たる武将によって手厚く崇敬され、更には1600年、徳川家康が天下分け目の、関ヶ原の戦いに出陣する際、戦勝のご祈祷を行ない、神田祭の日である9月15日に勝利し、後に天下統一を果たした事から、その後も手厚く崇敬されるようになったとの事。
そんな経緯もあり、神田明神は勝負運の御利益があると言われている。
神田明神は、平将門以外にも、商売繁盛や医薬健康の御利益がある少彦名命 (すくなひこなのみこと)や夫婦和合、縁結びの御利益がある大己貴命 (おおなむちのみこと)が祀られている。
まさに御利益だらけの神社なのである。
神田明神は秋葉原にも近く、また有名なアニメで、何度も舞台として登場した為、アニメやサブカルチャーの聖地とも言われている。
神田明神・・・都内で唯一、平将門の恐怖を感じさせない神社仏閣なのかも知れない。
前回のコラムでもお伝えしたが、将門塚の【首】、兜神社の【兜】、鳥越神社の【両腕】に続き、神田明神は【胴体】が埋まっているという噂がまことしやかに・・・・・・・。
まだまだ、平将門伝説は続くのである。
(定期的に将門伝説のコラムを更新します。こうご期待‼ )
私の感想/5段階
興奮度・・・・ ★★★★
やみつき度・・ ★★★★
満足度 ・・・・★★★★★
恐怖感・・・・ ★
勝負運だけではなく、色々な御利益があると言われている神田明神。威風堂々としている。
縁結びの神様 大己貴命(おおなむちのみこと)。一般的には、だいこく様と呼ばれている。
いつ、行っても身が引き締まる思いがする。東京のパワースポットと言われるだけの事はある。
お正月などに行くと、境内で仔馬さんに出会う場合がある。実は騎馬隊を作ったのは平将門が最初ではないか⁉とも言われている。この仔馬さん、とても可愛い !!(ちなみに神田明神のお守りには馬の絵が描いているものもある。)
神田明神(千代田区外神田)から北へ歩くと、文京区湯島に着く。湯島と言えば湯島天満宮が有名だ。こちらは菅原道真を祀っている。