豊洲へGO!第2回やっぱり狙いは美食の極み 豊洲市場の関連飲食店街
2025/4/29(火)
築地通の人たちは何を食べる?
第1回で紹介した千客万来も魅力的ですが、真の美食家が目指すべきは、やはり「豊洲市場場内」の関連飲食店街です。 ここはもともと、市場関係者の食事、商談、仕事終わりの一杯のための場所。 豊洲市場に移転してからその機能は縮小したものの、今でも市場で働く人たちの日常を支える「現場の胃袋」として生き続けています。プロの料理人たちも、仕入れ前に立ち寄る"本物の食の現場"です。
特徴は、パパっと食べて出られる手早い店、じっくり味わう本格派だけど気楽に入れる店、商談にも使える落ち着いた店と、用途に応じたバリエーションが豊かなこと。 コロナ禍でも助成金などなく、市場の食堂扱いとして営業を続けた背景があり(あの頃は空いていて、むしろ狙い目でしたね)、現在もGW中でも朝から活気があります。 ただし、場内の関連飲食店街は市場カレンダー連動型なので、4月29日と5月4・5・6日は休業、5月3日(土)は営業予定。訪れる際は注意しましょう。
築地時代から続く名店も多く、鰻、寿司、洋食、牛丼、カレー、街中華、軽食、喫茶までジャンルも豊富。 一見シンプルなメニューでも、食材の鮮度と調理の腕前が桁違いです。 特に、古くからやっている店は、仲卸から直接いいものを仕入れるためクオリティが高いのが特徴。 たとえば、とんかつ屋なのに魚のフライメニューが妙に充実していたりするのは、そのルートでいい魚が入るから。こういう"裏事情"を知って楽しむのも通の醍醐味です。
中でも、鰻屋、とんかつ屋、喫茶店は築地通たちから特に厚い信頼を集めています。
とんかつ屋で大人気曜日限定チャーシューエッグ。
うなぎ屋の常連にしか出されないおまかせ定食。
寿司についても、店ごとに個性が際立っており、接客スタイルや提供スピードも様々。 築地時代の二大人気、大和寿司と寿司大も健在です。 大和寿司は青果棟に移転したため並びも落ち着き、むしろ今が狙い目。一方、寿司大は当日朝から整理券制で、7時には枠が埋まってしまうこともしばしば。 ただし、この二軒が「絶対的に美味いか」と言われると必ずしもそうとは限りません。他の寿司店にも個性派ぞろいなので、食べ比べて好みの店を探す楽しみも豊洲ならではです。
ここで一つ注意したいのが、「並んでいる=美味しい」とは限らないこと。 豊洲市場を初めて訪れる観光客の多く(推定8割以上)は、店先のメニュー写真と値段を見比べて決めるため、結果として「価格が中間層」の店が混みやすくなる傾向があります。 (※2大人気寿司店 > 海鮮丼屋 > 中堅寿司店 > 高級寿司店、の順に混雑しやすい現象もよく見られます。)
並んでるところは辞めときましょう(全体が混んでるときはこの判定は使えませんが・・・大抵はみな価格で決めてる人々なので)。
一方で、市場関係者や築地通たちは「値段よりも質」で選びます。 普通の食堂でも「普通よりちょっと上」の味を求め、手早く食べて仕事に戻るのが基本スタイル。 美味しく納得の一食に出会いたいなら、観光地化していない、適正価格でしっかりしたものを出す店を選びましょう。
探し方のコツは、創業年数をチェックすること。 江戸・明治・大正時代創業などを掲げている老舗は、やはり外れが少ないです。
混雑を避けたいなら、昼どき(11時半~13時半)を避け、朝食時間帯に訪れるのがベスト。 最近では千客万来施設に観光客が流れた影響もあり、場内飲食店街は以前より比較的空いています。今こそ、じっくりと場内食堂を楽しむ絶好のチャンスです。
豊洲市場の「リアルな日常」を味わいたいなら、やっぱりこの場内の食堂群。 派手な演出はありませんが、通が愛する"日常の贅沢"を、ぜひ体験してみてください!
選ぶの難しいという方・・・・経堂の体験にぜひ!
明日開催決定のはしご酒は2軒程度飲む歩く感じかな。大人のGWにピッタリ。残席はまだあるかと思います。
やっぱり豊洲市場で一番楽しいのはマグロの競り!それを朝のうちにパパっと見ちゃうのがこのツアー迫力満点の競りと経堂の情報網で集めた裏話も楽しめます。
千客万来も少しだけ網羅した元祖豊洲市場入門。自称豊洲市場を一番楽しんでるガイドとしてその情報量の多さはまず誰にも負けません。
貸切、自由に体験をリクエストして作るカスタムツアーもご用意、仲いい家族様などでリクエストくださいね。
GWは豊洲へGo!
第1回千客万来ワンハンドフードを狙え
https://helloaini.com/notes/19915
第2回やっぱり狙いは美食の極み 豊洲市場の関連飲食店街
https://helloaini.com/notes/19924
第3回豊洲市場は早朝狙い