2024米作り 種まき~稲の芽が出るまで
2024/5/21(火)
いよいよ種まき。
作業は4月22日に行いました。
ここまでをおさらいすると…
塩水選(良好な種もみの選別)
↓
温湯消毒(稲の病原菌の殺菌)
↓
浸種(冷たい水にさらし、もみに水を吸わせ発芽を促進)
↓
催芽(浸種の仕上げ作業、ぬるいお湯につける)
以上の段階を大体2週間位でこなします。ほぼ浸種期間ですが。
そして種まきは田植えから逆算して大体40日~35日目に行います。
育苗期間を35日取りたいのですが、苗の成長は天候や種まきまでの処理が適切に出来たかにもよります。
例年多少の失敗があるので、気持ち少し長めに育苗期間を取りたいのが本音です。
種まきは苗箱に土(肥料とただの土を配合)を詰め、種を苗箱1枚当たり60gまき、土を被せて完了。
今年は過去最多の44枚…ということで、1人で行うとほぼ丸1日かかってしまいます。
種まき後は苗箱は日陰で積み重ねて放置し、ブルーシートをかけています。
そうして3日~4日ほどが経つと…
このように芽がニョキニョキと出てきます。
因みにこの写真、厳密に言うと失敗に近い様子…。
種もみが根に押し出され露出してしまっています。芽の出しすぎなどが原因です。
種まきまでの作業は特に籾の変化が少なく、順調に作業が進んでいる!という手応えが無いのですが、例え少し失敗していても芽が出るとホッとします。
人はあれこれ工夫して米を効率よく作るわけですが、稲という植物は非常に強いです。
育苗の段階以外にもそれを痛感することが多くあり、毎年稲の生命力に感謝させられています。
さて、今週末の田植えはお陰様で満員となりました。
キャンセルが出た場合のみ再度募集を行います。
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神奈川県山北町|おだあし百人たんぼ田植え体験|子ども向け・大人もOK
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