米作りがスタート。塩水選と温湯消毒

2024/4/9(火)

皆様こんにちは!

5月に行われる田植えに向けて、米作りもいよいよスタートです。

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まずは昨年収穫した種籾(籾摺りをしていない状態のお米)の選別と消毒です。


選別には塩水を活用します。

適切な塩分濃度に調整した塩水の中に籾を投入し、良好な籾は沈み、適していない籾は浮きます。



浮いた籾を取り除き、沈んだ籾を取り出して塩水を水で洗い流せば塩水選は完了です。

半分位の籾は浮き、もう半分は沈みます。


次は温湯消毒。

病気の原因となる菌を死滅させる工程で一般には農薬を用いますが、私は60~65℃以上のお湯に10分間浸す手法で行っています。



65℃位のお湯を用意し、先ほど塩水選を終えたばかりの籾を投入します。

少々手狭ですが大きめの鍋を使います。鍋の中の温度が均一にはならないため水温計で確認しながら、差し湯をしながら温度を維持します。

温度が低すぎると殺菌が十分で無くなり、高すぎると逆に種籾に悪影響を与えます。


10分の消毒が終わると、種籾の選別と消毒は完了です。

この後は浸種という、ひたすら種籾を水に浸す工程に移ります。


昨年は子育てを言い訳に情報発信を怠ってしまったので、今年は少しでも事細かに皆様に稲作の実際を伝えていきます。

どうぞよろしくお願いします!

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