自己肯定感に惑わされないでください

2022/3/7(月)

こんにちは!

カウンセラーリコラです。


わたしたちの体は食べたり飲んだりすると血糖値が上がったり下がったりします。

気温や状況によって血圧も上がったり下がったりしますし、摂取カロリーによっても体重が増えたり減ったりします。

それでは、あなたご自身の存在はそもそも上がったり下がったり数値で表せるものでしょうか?

この世に生まれたときから「存在」してるというだけなのに、人はなぜいちいち「自己肯定」などと言うのでしょうか?

そもそもの自己肯定感とは存在すること自体がごく自然で尊重されるものです。

それが90年代に入り、企業が自己啓発を促した結果、競争のなかで、自己肯定感が上がるだの下がるだのと数値化されたあたりから、自己肯定の使い方がおかしな方向になってしまったそうです。

言い換えるならば、承認欲求という市場で飛び交う自己啓発によって人そのものの存在が、競争したり比較することで、株価のように扱われた状態なのではないか?と私は思います。

SNSでは、回りの人が自分を愛してるか?大切にしてるか?してもらったこと、もらったもの、評価してくれた!等、他人ありきで、自分の存在を確かめて、自己肯定感上がった!ってアピールしてる方を多くお見受けいたしますが、それは自己肯定感が上がったのではなく、ただ、嬉しくて気分が上がっただけです。

自己肯定が上がった!と頻繁に口にする人に限り、何かしてもらったり、褒めてくれた人から雑に扱われたときには、自己肯定感が下がったことを意識なさいますがそれは、正しくはシンプルに気分が下がってるだけです。外部からの条件によって人の存在は上がったり下がったりしません。


モノを貰おうが貰わまいが、評価されようがされまいが、ご自分は存在するだけで十分に価値があるのです!


本来の自己肯定の意味が霞んでしまう要因は子どもの頃から我慢や辛抱をせざるを得なかった環境であったり、子どもらしく振舞うこともお出来にならない状況であったり、とさまざまなことが考えられます。


ご自分の考えや選択に自信が持てない、つい人の顔色を気にしてしまう、気が付けばいつも同じパターンで躊躇してしまう、ということはございませんか?

長年抱えてこられたココロの痛みを癒すことが出来るのは、セラピストでもなくヒーラーでもなく、ご自身です。

外部の人やモノによってココロのすき間を埋めようとするとアディクション(嗜癖)となり依存症に繋がる可能性があります。これをアウトサイドビジネスと言います。

逆にご自身で自分のケアを出来るようになることをインサイドビジネスと呼びます。


幼少期に完全に安心安全とは言えなかった時代をお過ごしの方に、自分で自分をケアできるような取り組みやワークを取り入れて、本当の自己肯定に出会える体験をご用意しております。






この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する