【ゲストへのご挨拶】
リアルではない体験(ゲームやテレビや動画など)には“依存”の要素があって、実は“無力感”を心の中に生み出します。「高尾山ワンダーランド」は、豊かな自然にリアルに触れてもらうことで、現代の子供に足りないリアルな経験と、好奇心やわくわく心を育むことを目的とした、近くて楽しい高尾山の自然遊び体験のシリーズです。
【この体験について】
親子がリアルとつながる自然遊び。
多くの人が訪れる(なんと年間300万人!)高尾山東側とはまた違う、人の少ない高尾山北側のエリアでゆったり1日、豊かな自然に触れて遊びます。
高尾山は都心からのアクセスが良いにも関わらず、イギリス全土(面積差は高尾山の9700倍)の植物数と同じくらいの約1500種類の植物があり、昆虫は約5000種類と、日本3大昆虫生息地のひとつで、奇跡的に豊かな自然がある場所です。そのことが評価されて、2007年にあのミシュランで3ツ星を獲得しました。そんな高尾山で、普通の登山では見過ごしてしまいがちな、季節の植物や昆虫などを楽しく観察しながら散策します。
高尾山には何カ所かおいしい湧き水が出ている場所があります。その湧き水は、15年前に降った雨が、山の中で時間をかけてきれいにろ過されて、ミネラルたっぷりの自然のおいしさが溶け込んだ水。
この体験では、そんな湧き水を探し、汲んで飲んでもらいます。
午後のおやつタイムには、ファイヤースターターという火花を起こす道具での火熾し体験をしてもらいます。熾した火で焚き火をして、マシュマロを焼いてチョコビスケットではさむスモアというお菓子づくりをします。
おいしくて、思わずもうひとつ!(ワンスモア!)と言ってしまうことから、スモアという名前になったとか。
野外体験には、子供の成長を促す要素がいくつもあって、例えばレジリエンスという「困難を乗り越える力」なども火熾し体験などの自然遊びを体験すると、実際の経験として達成感と共に味わえます。助け合う心、協力し合う心も、育まれたりします。
焚き火の薪割りは、オノではなくナイフで行います。そんな、限られた少ない道具でなんでもやってしまう野外技術(ブッシュクラフトといいます)にも触れられます。
【高尾山ワンダーランドについて】
湧き水火熾しスモアづくりの他にも、
自然の世界で、植物昆虫鳥動物たちがどんな風に生きているか、それぞれがどんなふうにつながって生きているかを、その季節ごとに出会う自然の中で楽しくご案内します。
見るだけじゃなく、触れて、音をきいて、香りをかいで、時にはちょっと味見をしたり、五感を使って楽しみます(これも子供の認知機能、成長にとても良い影響を与えます)。
高尾山ワンダーランドの体験シリーズでは子供たちに、
世界は楽しい場所だということを小さい頃に知ってほしい。
何かができたことを通して、“自己肯定感”を育んでほしい。
好奇心、乗り越える力、助け合う力を、楽しく獲得してほしい。
同じ季節はなく、同じ一日もありません。子供の成長も日々変わっていきます。
どうかたくさんのリアルな自然体験を、お子さんと一緒にお母さんもお父さんも楽しんでください。
子育て中のお母さんお父さんは、時には子育てや家事や仕事に疲れることも、
不安を抱えること、落ち込むこともあるかもしれません。
そんなお母さんお父さんも、高尾山ワンダーランドで
美味しい空気の中、緑の中で心の羽根を伸ばしたり
リラックス・リフレッシュしてくれたらうれしいです。
そしてこの体験中は、お子さんをできるだけいっぱい誉めてあげてください。
「もっと早く」「ちゃんとして」は高尾山ワンダーランドではタブーです。😊
ちなみにこの体験では、ウィズコロナの時代でも安心して自然遊びができるように、人の多い高尾山の南側(ケーブルカーなどがある側)ではなく、人がとても少なくゆったり過ごせる、高尾山の北側で1日を過ごします。
当日は、動きやすい服装と帽子、足元は登山用の靴でなくてもスニーカーなどで大丈夫です。
タオルと水分と、お弁当をお持ちください(自然の中だとおにぎりだけでも美味しいです)。
美味しい湧き水を汲むので、お土産に持ち帰りたかったら容器をどうぞ。
空のペットボトルなどでOKです。お茶屋ごはんが美味しく炊けますよ。
【料金に含まれるもの】
スモアづくりの材料と飲み物代と焚き火の薪代を含みます。
高尾駅からのバス代は料金に含まれていません。2023年11月現在/大人片道280円