自然観察を楽しもう(2)

2021/7/21(水)

前回、フユノハナワラビはまだ小さいと書きました。「フユノ」という名がついているくらいですから冬に大きくなって目立つのです。まだ誰にも見つからないほど小さい現在の様子はこれ。夏に出す葉は栄養を作って蓄えるのが専門。その名も栄養葉。これから広げようとする手のひらみたい。ちょっと異様?↓




他には?と探したら、開いたのもありました。もう夏の太陽をたっぷり浴びて光合成に励んでいるのでしょうね。↓



自然観察は繰り返しているとだんだん面白くなります。なぜかというと、どんなところにいるかな、いつごろ出てくるかな、ということがなんとなくわかってくるからです。探している生き物とコミュニケーションが取れているような気持になります。こんな、高さ2〜3cmの小さな植物、周囲の草に紛れて見えない植物でさえもわかるようになるのです。つまり、自分の中で様々な推論が出来るようになるということ。それに、さらに知りたいことが湧き出てくるのでワクワク。


我が家でもカワラナデシコが咲きました。こんな風にネットで守るなんて興ざめ!と言われそう。でも、こうしないと美味しそうなものに目のない、目ざとい動物たちに先を越されてしまうのです。せめて写真を撮るまで待っててねという思い。朝早く起きて写真を撮っていたらマルハナバチがやってきて仕事に励んでいました。




ヤマホタルブクロも咲いています。上を向いて咲く花もあれば、こんな風に下向きの花もある。この花にやってくるのはマルハナバチ?それとも. . . それにいつ頃来るのかな。朝、昼間、それとも夕方? 夏休みはゆっくり観察するのに最適。



そして、ついにヤマユリも!直径20cmぐらい。




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