雨の日に元気なのは. . .(1)

2021/6/18(金)

「梅雨に入った」と公式に発表されなくてもコケやシダが生き生きしてきて、その訪れをすでに教えてくれています。今まで去年の古い黄ばんだ葉しか見えなかったコウヤノマンネングサ。柔らかいふかふかの新葉が姿を見せ始めました。



古い木の樹幹では乾燥してクルクルカールしていたヒムロゴケなどが水を含んで緑を回復。やる気満々の様相。



そう、雨季には雨季の面白さがあります。室内で植物観察。下はシンプルにコウヤノマンネングサを中心にガラス容器にアレンジしたもの。シダ植物のノキシノブも加えました。ノキシノブはコウヤノマンネングサよりも日当たりの良いところが好きなので、この組み合わせはあまりよくないかもしれません。それを学ぶには、難しいことは考えず楽しく毎日観察すること。



↓どうせ付き合うなら、ちょっと小道具を作って加えても楽しいですね。とりあえず最低限、何日かに一度水をスプレーし、換気もしてあげましょう。その他の時は蓋をして空気中の水分濃度を保つこと。コウヤノマンネングサは林床のコケ。だから乾燥に対して敏感、少しでも空気が乾くと縮れます。



植物は強い!肥料もあげていないのに、二酸化炭素と水分を使ってエネルギーを作り生きています。植物が生産者、動物が消費者と言われる所以。動物は植物がいなければ生きていけない。なかでも私たち人間、ある意味かなりの弱者。だから集まる。だから力を合わせる。他者を助ける。そうすることが自分自身のより良い生につながることを感じているから。なのに、しのぎあう。もめる。いつまでも。植物を見ながら考えます。

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