地方で暮らすのって可能?

2021/5/14(金)

都会が感染症に弱いのはたくさんの人が集まっているから。でも都会でないとできない仕事もとても多いので仕方なく都会で暮らす人も多いことでしょう。ここしばらくは首都圏と地方、半々の生活をしてきました。そこで感じたことは、もしリモートワークができるのであれば地方での生活も選択肢として一考に値するということです。行動の制約から来るストレスがほぼなく、心身の健康を保てた感じがします。


↓ 5月の朝、緑がフレッシュ。多分緑という色は目だけでなく心にもいいはず。一日の始まりに緑に囲まれる幸せ。鳥たちが飛び交います。ウグイス、だいぶ歌が上手になりました。

もちろん仕事の種類によるので誰でもリモートワークができるとは言えません。それに、多様なレストランとか、文化施設とか、都会的刺激がいつも身近にないと困るという人には地方の生活は向きません。ちょっとでも自然に近い所の暮らしに興味がある人は考えてみてもいいと思います。


↓ 天気の変化も面白い。時々あたり一面を覆う霧のベール。

これから新しい仕事のスタイルが生まれてくるかもしれません。新しい仕事の可能性と暮らし方を考える良い機会とも言えます。まず最初のステップとして既に地域に住んでいる人との交流を持つこともいいかもしれません。


↓ このあたり、太平洋の湿り気が峠を越えてやってくるので湿度が比較的高く、放っておくとコケの庭ができますよ。今、コケはまだ冬の色、黄色のままのところも多く、これからグリーンに変わっていきます。シノブゴケ、コツボゴケ、コウヤノマンネングサ、スギゴケなど。シダはだいぶ葉を出しています。下の写真、一番手前の緑はイワデンダ、その先に赤いクジャクシダ。

私は土地に縛り付けられない、自由な住まい方が好きです。だから今の土地は借りています。裏返せば買う資金がないということでもあり、負け惜しみでもあるのですが、この方法での地方暮らしは案外始めやすいのでは?「ちょっと試してみるか」の気持ちで。


↓ オニグルミ(右)の葉が出始め、雄花が垂れ下がります。風雨で落下してしまうものも。 秋に熟す実は食べられます。木の実を自分で集めて食べるなんて今の子供たちはあまりできないでしょうね。クルミを用意しておけばリスとも友達になれます。



↓ オシベが10個あるトウゴクミツバツツジが咲き始めました。自然のドラマの展開は毎年同じではありません。寒い年、暑い年、花の咲く時期も数もいろいろ。

この1年半、とっぷりと集中したいとき、地方は快適でした。人に会わなくても豊かな自然の移り変わりが良い刺激となりました。一方、人に会うことが躊躇される状況の中、都会では自由を抑制されるストレスを強く感じました。パンデミックは暮らし方を反省する良い機会ともなったような気がしています。結局何を優先するかにかかっているのかもしれません。

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