宿り木桜
2021/3/28(日)
伊勢神宮 内宮の奥には神宮林が広がります。
一般の人が入れない場所で、広葉樹や御用材
に使われる檜が大切に育てられています。
この中に桜の花を咲かせる杉の木があります。
杉の木にできた洞に鳥が運んだであろう山桜の
種が発芽し成長した桜です。
松阪に生まれた国学者 本居宣長もこの桜を
見に来たようです。
その時に次の句を残しています。
「来てみよ杉に さくらの花咲きて
神代もきかぬ 神垣の春」
今日、NHK総合の番組で
ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅
「神秘のサクラ咲く森 三重県伊勢神宮」
が放映されました。(2020年1月放映)
いつかは見てみたい桜と思っていたのですが
残念ながら昨年枯れてしまったようです。
(「サクラは2020年に枯れました」とテロップが)
NHK+に加入されている方は4月4日まで視聴
できるようです。
神宮林は広いですからまたどこかで宿り木桜
が芽を出しているかもしれません。
それを期待したいです。
※以下の宿り木桜の写真は家庭画報5月号
(2007年4月1日発売)より参照させていただきました。