清水山城とは_其の弐 一の丸
2021/3/10(水)
代表の佐藤です。
清水山城の三つの曲輪(くるわ:城の内外を石垣などで区画した平坦面)を紹介するシリーズということで、早速今回は一の丸をご紹介します。
東西約70m、南北約40mの曲輪で、山頂を中心に楕円形の石垣がめぐらされています。扁平な石が積み上がっているのが特徴です。
二の丸側には、石垣が二重にめぐらされており、敵が直進できないよう虎口(こぐち:出入口)が設けられています。
【一の丸虎口】
清水山城の山頂は208mになりますが、高い木がありませんので、対馬海峡を一望できます。
天気が良ければ、壱岐や九州本土も臨めます。
【清水山山頂から対馬海峡を一望】
冬は、日の出の時刻が7時すぎになりますので、山頂で日の出を迎えるご案内となります。
道のりに街灯がないですが、懐中電灯はこちらでご用意の上、ガイドします。
【2018年の初日の出です】
そして、山頂周辺では、3月中旬頃からゲンカイツツジが咲き誇ります。
【一の丸の中で咲き誇るゲンカイツツジ】
意外と見落としがちなのが曲輪の西側です。
城下から登ると山頂の奥になるので、てっぺんにたどり着いて満足!となり、引き返してしまう方が多いのですが、西側にも出入口があり、そこから続く石積は、きれいなカーブを描きながら積まれています。
【西側の出入口】
【カーブを描きながら積まれている西側の石垣】
次回は、二の丸をご紹介いたします。