立会川にもあった「泪橋」ならぬ「涙橋」⁉

2021/1/27(水)

泪橋と言えば、荒川区南千住と台東区清川・日本堤を境に存在する、現在の明治通り沿いにある交差点である。

この泪橋の近くに昔、小塚原刑場が存在し、罪人にとってはこの世との最後の別れの場であり、家族や身内の者には、処刑される者との今生の悲しい別れの場、お互いがこの橋の上で泪を流したことから、この名が付けられたらしい(諸説あり)。

南千住は北から江戸に入る場所だった為、この場所に刑場が存在したらしい。

とある漫画の序盤にもこの「泪橋」が存在するため有名な場所でもある。

しかし、「泪橋」は何も南千住方面だけにあったわけではない。

品川区の京急立会川駅付近にある、現在の立会川に掛かる橋も昔は「涙橋(なみだばし)」と言われていたのである。

こちらは南から江戸に入る場所だった為、鈴ヶ森刑場が近くに存在していたのである。

そもそも「立会川」の由来が、刑場へ送られる罪人を、その親族や関係者が最後に見送る(立ち会う)場所であることから「立会川」となったと言われている(諸説あり)。

現在の立会川駅付近は、当時の面影は殆どなく、閑静な住宅地や商業地になっている。また、坂本龍馬ゆかりの地として駅付近には銅像も建っている。

京急線で新馬場駅から立会川駅の間には無数のお寺と墓地が、旧東海道に並行して存在する。それは何も罪人だけのお墓ではないが、手厚く弔われている。

東京は歴史が深いのである。


私の感想/5段階

興奮度・・・・ ★★★★

やみつき度・・ ★★★

満足度 ・・・・★★★★

鈴ヶ森刑場跡が存在する 品川区 南大井はこんな場所です 的な動画➡https://youtu.be/gZBNwIu3U_c


立会川駅が存在する 品川区東大井はこんな場所です 的な動画➡https://youtu.be/XbXxa0HXxgA


立会川駅を降りた先に昔の刑場が存在していた。現在は閑静な住宅地や商業地になっている。むしろ大井競馬場に行く最寄りの駅として有名である。

昭和レトロな商店街である。

第一京浜を越えるとアーケード飲食店街になっている。

以前のコラム(ノート)でも紹介したが、坂本龍馬像はマスクを装備している。

江戸時代後期、イギリスなどの列強に備え、この場所では砲弾の訓練が行われていたらしい。

大井競馬場が近いからか、馬のマスコットキャラらしきものも存在する。更に大田区に入ると平和島競艇場も存在する。ギャンブル帝国だ。

橋には涙橋の由来が書かれている。

鈴ヶ森刑場跡。第一京浜 横に建てられていて、更には高層マンションが立ち並んでいる為、普通に通りすがってしまうが、境内は整理されて手厚く弔われている形跡がある。

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