鎌倉の路地裏から(第16話)流鏑馬道のカフェ散歩(鶴岡八幡宮)

2020/9/12(土)

みなさまこんにちは。季節は秋ですがまだまだ残暑が続きます。用心です!

街歩きホストがお伝えする鎌倉の路地裏最近情報。鎌倉山、二階堂に続き3回目になります。


今回は鶴岡八幡宮を流鏑馬の道に沿って歩くカフェ散策です。


コースのスタートポイントはこちらから。鶴岡八幡宮西側にあるカフェ「アーミッシュ」さんのテラスです。

八幡宮の西鳥居と流鏑馬の道を臨めるロケーション。これから歩くコースを見渡せるスポットです。


いよいよスタート。アーミッシュ前の鎌倉街道の横断歩道を渡り、西鳥居をくぐります。

車は渋滞することが多いですが歩く人は少ないエリア。車に注意を払いながら横断します。


鳥居を過ぎると背の高い樹木に囲まれた参道。木陰が心地よい緑の道です。

ここが流鏑馬の道。馬が走る方向は東から西へ。今回のコースとは逆になります(^^)。


 流鏑馬開催の日には馬場として整備され、多数の観客が沿道を埋め尽くします。

流鏑馬は例年、春と秋に開催されますが、今秋はコロナ対策のため中止。残念です。

2017年4月撮影の写真を添付します。


流鏑馬の道を進むとまもなく八幡宮正面への参道と交差します。

舞殿と本殿を臨むお約束の風景です。いつ見ても決まります。


正面の参道を渡り先へ進むと、右側の木立の中に溶け込む白亜の建物が見えてきます。

こちらは鶴岡幼稚園。鶴岡八幡宮さんが経営されていて、開園は1950年4月。

お宮の職員の方に見守られながら、伝統と文化につつまる施設です。


幼稚園の先、右手に大きな蓮池が見えてきます。

源氏池。休憩所が設置されている、季節に応じて姿を変える蓮池を楽しめるスポットです。


更に先の左手の木立に見えてくる白い建物は鎌倉国宝館。

関東大震災により鎌倉の建造物や仏像などが大きな被害を受けたことから、

貴重な文化財を災害から保護するために1928年に設立された館です。

鉄筋コンクリート本瓦葺平屋造で収蔵作品数は4800点に上るそうです。


ここまでのんびりと歩いてきた流鏑馬の道も終点が見えてきました。東鳥居に到着です。

こちらにおられる警備員さんはいつもフレンドリーに声をかけてくださいます。「こんにちは!」と。



東鳥居を過ぎ、10mくらい進んだ路地の入り口に小さなカフェのプレートが見つかります。

プレートに従って50mほど路地を入ると左側にありました。茶房「湖湖」さん。

2018年に開業された席数6ほどの可愛い手作り和菓子のカフェです。


毎日作られる和菓子を地元枝村園のお茶とともに楽しめます。

マダムは長く鎌倉に暮らしておられる元現代文の先生。時代とともに変化してきた鎌倉の街並みを見てこられた方。

若宮大路・小町通りなど街の歴史とその時々のお店情報にもお詳しいです。


和菓子はすべて手作り。お伺いした時には寒天を製作中でした。


手際よく、見る間に豆かんの出来上がり。フレッシュで美味です。


夏は柚子わらび餅のかき氷など。


秋には白と紅葉の二色で包んだ抹茶餡など。


錦玉羹、桜餅、抹茶水羊羹など、

その季節のお菓子をいただくと、こちらも風流人になった感じで心地よいです。


鎌倉一の人気スポット鶴岡八幡宮も以前に比べて今は静かになっています。

その中でも流鏑馬の道は一層静かです。

カフェを訪れながらののんびりとした散策に好適なシーズンを迎えています。

コロナも早く落ち着きますように!

(おしまい)


■参考情報URL

□アーミッシュ

https://tabekama.wordpress.com/2020/07/24/アーミッシュ(鶴岡八幡宮横)/

□湖湖

https://tabekama.wordpress.com/2019/05/01/湖湖(八幡宮横)/

(※湖湖さんは、ご案内している「鎌倉カフェ散歩山裾の道」のゴール後、時折お寄りしたお店です。)

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