鎌倉の路地裏から(第15話)山奥への道(二階堂)

2020/8/29(土)


みなさまこんにちは。まだまだ暑い日が続きますね。

街歩きホストがお伝えする鎌倉の路地裏最近情報。きょうは2回目山奥への道(二階堂)です。

TABICA街歩きでご案内している「鎌倉カフェ散歩山裾の道」のコースのさらに奥のエリア。

瑞泉寺に続く路地道とカフェの散策レポートです。



鎌倉駅から鎌倉宮(大塔宮)行きバス停に乗車すると10分ほどで終点の鎌倉宮(大塔宮)に到着。

バス停は鎌倉宮境内に隣接しています。

鎌倉宮は建武中興での護良親王の功を賛えた明治天皇が造営した神社。

地元では広く大塔宮と呼ばれています。

さきほど乗車のバスの行き先表示にも大塔宮と付記されているのにはこんな背景もありそうです。


広い神社の境内を通り抜け左に曲がると瑞泉寺につながる緑の道に出ます。

木々の緑と小川のせせらぎ、人でにぎわう小町通りや鶴岡八幡宮とは別世界の様子。人のいない静かな散策が楽しめます。

 

5分ほど進んだ左側。明るく開けた場所は永福寺跡。

源義経をはじめ奥州合戦亡くなった戦没者の霊をなぐさめるために源頼朝が建てたおおきな寺。

1405年に焼失してしまいましたが、現在発掘調査と整備が進んでいます。

平泉中尊寺二階大堂の素晴らしさに心打たれた頼朝がこれを模して建てたとのこと。

いつしかこの地域は二階堂と呼ばれるようになりました。

広大な建造物跡、そして池と緑が再現されつつある場所。時間をかけてのんびり見たいゾーンです。

 

永福寺の先、通玄橋を渡りまっすぐ緑の道を進むと瑞泉寺への道を案内する石碑のある分岐に到着。

 

分岐の左手にはカフェの案内プレートが見えますよ。。

そろそろお茶休憩を取りたくなってくる頃....(^^)。


ここから50m先にカフェトリエブルージュさんがオープンしています。

カフェでありレザークラフトのアトリエである素敵空間。

カフェの見当たらないこのあたりの貴重なスポットです。


自家製パンやこだわりのコーヒーなどを生かしたメニュが待っています。

こちらはランチプレート。


カフェから瑞泉寺本堂までは10分ほど。

夢窓疎石による岩盤を削って作られた禅宗様庭園の美しさに癒されます。



緑と山に包まれる瑞泉寺エリア。自然の中に隠れるように営まれるカフェスポット。

コロナ禍と猛暑が落ちきましたら、このあたりまで足を延ばす路地裏カフェツアーを企画したいものだな..。

街歩きホストとして夢想(夢窓?)するこの頃です。


参考情報:カフェトリエ ブルージュ

https://tabekama.wordpress.com/2020/07/02/カフェトリエ-ブルージュ%E3%80%80(瑞泉寺)/


(おしまい)

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