稽古では〇〇を言わない!社会人役者が教わった自己肯定感を高める方法
2020/6/17(水)
みなさんこんにちは。社会人役者のhiicoです。今回は演劇講師に以前教わったことで、今でも心掛けていることを共有します。とても簡単ではあるのですが、たまに口癖のように出てしまうのですね。演劇だけではなく日常生活でも役立つかも?なお話なのでチェックしてみてください。
気づいたら口癖のように言ってませんか?
稽古中のルールで〇〇を言わないというものがありました。最初は「全然楽勝じゃん♪」と高を括っていたのですが、実際に意識してみると口癖のように出るわ出るわで…。そのルールとは
- ① 難しい・できない を言わない
- ② ごめんなさい・すみません を言わない
です。楽勝だと思いますよね?言わないだけだったら演劇スキルは関係ないので初心者の私でもできると思いました。
ただし、実際に稽古をしてみると条件反射で「難しい!」を連発している自分がいました。講師に指摘されるまで気づかなかったので無意識に言ってるのですね。
〇〇を言わない理由とは
①「難しい」「できない」を言ってしまうと、考えることをやめて思考停止してしまいます。「できる」と言えば方法を考えられるのに、「できない」と言ってしまうとその理由を探して諦めてしまいます。思考が止まります。
ことばが持つイメージは意外と大きい
演劇では自分の予想もつかないことを提案される機会が多々あります。例えばシアターゲームでは1段階ずつ難易度が上がりますし、演出家のオーダは大抵突拍子もないです笑。空想のイメージを創り上げるのですから当たり前ですよね。自分でできる範囲を狭めないことが大切です。
②「ごめんなさい」「すみません」と謝り癖はありませんか?私はありました。先に言ってしまえば周りから責められないから楽なのですよね。しかし、後からできない自分にフォーカスが当たり、どんどん自己肯定感が下がってしまうのです。自分のことが嫌いになっていました。
なので、言わないと決めることが大事!
これは相手を責めないことにもつながります。相手が失敗しても受け入れられるようになりました。失敗は悪いことではないですし、稽古場での失敗から生まれるアイディアは多くあります。
言わないことで変化したこと
まず1つに、演劇が好きになりました。いや、以前から大好きなのですけれど…演劇に対するプレッシャーがなくなりました。難しいと言わなくなったことで、レベルの高い課題があっても前向きに取り組めます。新しいことに挑戦させていただく機会も増えました。例えば
- ・タンゴダンスをメインで躍らせていただく
- ・劇中でお色気ソロ曲を歌わせていただく
以前なら諦めていたかもしれません。技術はまだまだでこれからも練習が必要ですが、劇場でアウトプット出来たことはかけがえのない経験です。これからもポジティブに課題と向き合っていけたらと思います。
また、もう1つの変化として、演劇をジャッジしなくなりました。お芝居を観に行っても良い・悪いの視点ではなく、「こういうやり方もあるのか」と肯定的に見られるようになりました。
私はもともと自分にも他人にも批判的なところがあり、それを改善したかったのですが、受け入れるという技が身に着いたと言えます^^自己肯定感も高まりました。
まとめ
簡単なようで、つい言ってしまいがちなことばをお伝えしました。演劇をやると分かるのですが、ことばの影響力って大きいのです。潜在意識にばんばん刷り込まれていきますので。
演劇で自分のスキルを高めるためにも、日常生活で自己肯定感を高めるためにも、もしよかったら意識してみてください。