またまたビーツ入りのサラダ「ヴィネグレット」のレシピ
2025/7/25(金)
ビーツを大量に買っているので、ほぼ毎日いろいろ作っています。
今日はヴィネグレットです。
調理時間、特に火を使う作業は茹でる程度に抑えたい。冷蔵庫で冷やして食べられる料理が今の本音だと気づきました。
ヴィネグレットの歴史:ロシアサラダの軌跡
🌍 語源:フランスからの影響「ヴィネグレット(Vinaigrette)」の名はフランス語の「vinaigre(酢)」に由来。
19世紀、ロシア貴族の厨房に入ったフランス人シェフが伝えた「油と酢のドレッシング」が起源。
🥗 帝政ロシア時代(19世紀):貴族の贅沢・エカテリーナ・モロホヴェツの料理本(1861年)に初登場
・超高級食材:
雷鳥(ライチョウ)、牛テール、アンチョビ、 トリュフ、白キノコのマリネ、アスパラガス
・欠かせない素材:
・赤ビーツ
・ジャガイモ
・塩漬けキュウリ
・特徴:ザワークラウト・グリーンピースなし
|ガラスの器で提供
🔴 ソ連時代(20世紀):
大衆食へ変貌革命後の食材不足で簡素化:
1 高級食材廃止 → 代用にニシン(「ニシンの毛皮コート」のルーツ)
2. 新定番素材の追加:
ザワークラウト(冬のビタミン源) 缶詰グリーンピース(ソ連食品工業の象徴)
3. 公共施設の定番メニューに:
「冬のサラダ№1」として工場・学校給食へ
🥗ヴィネグレット (古典的なロシアのサラダ) レシピ
材料 (4人分):
· ビーツ (茹でるかオーブン焼き) - 中2個
· じゃがいも (皮付きで茹でる) - 中3個
· にんじん (茹でる) – 1本
· ピクルス - 3~4本 (みじん切り)
· ザワークラウト (なければキャベツ) - 0.5~1カップ
· 玉ねぎ - 小1個 (みじん切り) 飴色になるまで炒めたもの
· 冷凍グリーンピース — 1カップ (茹でて冷やす)
· ドレッシング: サンフラワー油 大さじ3 + 酢 大さじ1 + 塩・胡椒
作り方:
1. 玉ねぎは薄切りにし、弱火で15分炒め、飴色にする。完全に冷ます。
2. ビーツ、じゃがいも、にんじんを さいの目切り。
3. ビーツを別ボウルに入れ、油小さじ1と和える(色移り防止)。
4. 全ての材料を混ぜ、ドレッシングで和える。
5. 冷蔵庫で1時間以上冷やして提供 。
6. 味が足りない場合は酢を増やす。
夏のアレンジ:
· 生のきゅうりやリンゴ(酸味のあるもの)を追加
このサラダは各家庭で進化を続ける「生きる伝統」です。皆さんのアレンジが新たな歴史を作ります!