JR渋谷駅南改札への新ルートから

４月になってからJR渋谷駅の東口バスターミナルと西口バスターミナルを結ぶ通路が移動しました。原宿側に２０メートルほどなのでしょうか。解体中の駅舎の最後の部分が改札口への入口となっていたのですが、そこがいよいよ解体されて、地上１３階、地下５階のスクランブルスクエア西棟の工事が始まることになります。工期は２０２８年３月までということになっています。

その間にマークシティと地上３階部分にある銀座線改札口を結ぶ通路の工事も実施されます。西口バスターミナルを日常利用している人たちは不便に慣れているかもしれませんが、年に何回もここを利用する機会のない人なら、渋谷を避けるようになってもおかしくありません。

でも、そんな不便な場所だからおもしろい、ということにはならないでしょうか？不便さを売りにする観光地もあるようです。「個人ではなかなか行けない秘境」というのもその類ではないでしょうか。

そんな目でみると、工事中の渋谷駅を囲む渋谷空中回廊や、迷路の中に多くの飲食店のある裏渋谷は面白いのではないかと思うのです。JR渋谷駅が完成するまでのこれから３年間、渋谷は見捨てられた街のような状態かもしれませんが、そんな様子を見に行く価値はあるでしょう。