いつまで続く渋谷駅の工事

2025/1/24(金)

渋谷駅の工事はいつまで続くのかというのが、渋谷駅を使わなくてはならない人たちの正直な気持ちなのでしょう。2028年3月までということが目に見えるようになるのはいつでしょうか。2027年度に完成予定ということなので、2028年3月まで、今からあと3年の辛抱ということなのですが、そんな気配を感じることは難しいのかもしれません。

インバウンドの観光客には、渋谷駅が工事中で困ったとしても仕方ないことでしかないでしょう。以前のことにも将来のことにも関心はなく、スクランブル交差点やセンター街は期待をうらぎらないといえそうですから。

では、渋谷駅の工事はいつから始まったのかを振り返ると、それは1994年の井の頭線の駅渋谷マークシティの着工からということになるでしょう。その工事が2000年に終わると、2003年に東急文化会館が閉館となり、その解体からヒカリエの建設に入り、2012年にヒカリエが完成すると翌年には東横線が地下駅となりました。地下5階の深さで歓迎されたとはいいがたいものでした。

2020年に銀座線の駅が移り、東急東横店の閉店から解体工事へと続き、今その解体工事がほぼ終わったようです。

ふりかえれば、井の頭線の駅の工事がはじまってから30年が経過しています。それでもJR渋谷駅の改札口からホームへのアクセス経路の変化はいつがピークになるのかというところです。

現時点では井の頭線の渋谷駅からだと、フクラスから国道246を渡り、サクラステージから新南改札に入るのが一番ストレスが少ないともいえるでしょう。待ち合わせの場としても、JRの一番恵比寿寄りのホームから上に上がるエスカレーターから出る改札口とするのがよさそうです。

さて、これからなのですが、まずJR南改札に向かう東口バスターミナルと西口バスターミナルをつなぐ通路が移ります。早ければ今年の3月でしょうか。ハチ公改札と南改札を結ぶ通路もできるかもしれません。それができると、スクランブルスクエア中央棟と西棟の工事がスタートします。年内に地下の工事をして2026年から27年にかけて地上10階の中央棟と地上13階の西棟の工事の様子が見えるようになるのでしょう。

ハチ公改札周辺は来年には完成することも期待できるでしょうか。そんな姿が工事中の形でも見えてくるのがこの1年ではないかと思います。



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