「良い姿勢」とは何か?

2025/1/14(火)

1月26日(日)

骨から整えるからだのレッスンを開催します。


「姿勢良く立ってみてください」というと、みなさん色々なことをしはじめます。どうも一人ひとりの解釈が違うようです。

ある人は「気をつけ」だったり、ある人は「胸を張って」みたりして腰を反らせ、膝を伸ばしてロックして、足の指を力ませてしまっているかもしれません。仁王立ちのように足を広げて一見安定したようにみえる姿勢が良い姿勢だと思っている方も多いようですが、おそらくいずれもからだに負担をかけてしまっているようです。

その根底には「姿勢良く」=頑張らないといけない...... という思い込みがどうもあるように思います。

レッスンでは、からだのフレームである「骨格を整えて立つ」レッスンを軸にプログラムしています。骨格が整うと、体幹が出来上がり、頑張らなくても「良い姿勢」に整ってきます。


からだで踏ん張らなくても、力が抜けて安定した姿勢、さらに呼吸の深さや舌の位置、すぐに動けるかどうか等で確認することができます。

もちろん、良い姿勢は一人ひとり違ってきます。また、姿勢は立ってるときや座っているときなど、動いていないときのものに限りません。日常動作で言えば、歩く、座るなどの動きをスムーズにするのも姿勢の仕事になります。


例えば

・椅子からスムーズに立ち上がれる

・ドスンと言わずに座れる

・硬いからだが柔らかくなる(立位体前屈など)

・手がまっすぐ上にがるようになる

・脚が軽くなる

・足音が静かになる

・歩幅が大きくなる


骨格が整うことで、内臓が本来の位置におさまりやすくなります。これは、押入れの中に整理棚があると物を収納しやすくなるようなイメージですが、そのことで、内臓の働きがよくなるようです。わかりやすいのは、呼吸が一段と深くなります。また冷えを感じにくくなったり、便秘等、腸のはたらきもよくなるという方もいらっしゃいます。また見た目には、トレーニングしなくてもくびれが現れてきます。


からだは「体」になる前は「體」と書きました。このことが、私たちの本来あるべき姿を教えてくれているように思います。

レッスンでは「骨格を整えて立つ」ということはどういうことなのか、体感していただきます。そして、私がそばについていなくても、ご自身で確かめていただける再現性のある方法をお持ち帰りいただきます!



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