【開催報告】森できもちの宝探し ~Feel度Walk×NVC~
2025/6/24(火)
森の中にあるなんとなく気になった宝ものや、自分の心の中にある宝もの。そんなものたちを、大人も子どもも思いっきり楽しみながら探す一日を過ごしました✨ なんとなく気になったものには、自分の好奇心や感性がある。 嬉しい気持ちにも、怒りのような気持ちにも、その根っこには大切にしたい想いがある。 そんな事を思った2024年10月のレポートをお送りします。2025年はさらにバージョンアップして、下敷きさんとのコラボイベントを実施します♪
▼2025の体験はこちら
まずは昨年の様子をレポートさせていただきます。
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2024年は、「森できもちの宝探し ~Feel度Walk×NVC~」というタイトルで実施しました。
「NVC」という言葉、皆さんは聞いたことはありますか?
NVCとは簡単にいうと、「自分も相手も大切にするコミュニケーション」のことです。
私がポイントだと思っているのは、「自分も大切にする」というところ。
自分も大切にしながら、相手のことも思いやる。大人でもかなり難しいことだと思います。
この企画は、NVCを愛してやまないNVC講師のshihoさんとのコラボイベントでした✨
この日ではNVCの要素がぎゅぎゅっと詰まった「下敷きさん」を使いながら一日を過ごしました。
下敷きさんには、「気持ち」を表す言葉と、その裏にある「大切にしたいもの」を表す言葉がかいてあります。
この日は一日を通して、下敷きさんを横に置きながらイベントを行いました。
まず最初はきのこからのご挨拶。毎回お伝えしている約束の「みんなにとって気持ち良い一日をみんなでつくろう」「誰もが同じことをしなくてもOK」は、まさにNVCの考え方にも通じるところでした、
その後は、しほさんからのご挨拶。「相手も自分も大切にする方法を今日は考えましょう」というシンプルで分かりやすい案内がされました。
簡単に挨拶を済ませたら、まずはFeel度Walkからスタート。Feel度Walkとは、「なんとなく気になるもの」をゆるゆると探すお散歩のこと。「こんな事でいの?」というくらい、ちょっとしたことを見つけて写真を撮っているうちに、心の奥底に眠っていた感性や好奇心が開かれていきます。
「なんとなく気になるものを探していきましょ~」と声をかけると、あっという間に目の前のガケを登り出す子ども達(笑)。感性がすでに全開に開いた子どもに引っ張られながら、大人も開かれていきました。
私が気になったのは、枯葉の中の小さな息吹たち。命の力強さにキュンときました。
雨上がりのこの日、子どもたちはあちこちできのこも発見しました!
すっかり感度も上がったところで、いよいよ、今回のメインイベント「きもちの宝探し」の始まりです❣️
先ほどのFeel度Walkの際に、森の中に隠していた「きもちカード」が一部見つけられてしまっていたこともあり(笑)、子どもたちは早く見つけたくてうずうずしている状況。
「よーいスタート」の合図で、一斉にみんなが走り出しました(笑)。
あったー!とあちこちから声が聞こえてきました。
全部で54枚のきもちカード。そこかしこに仕込みましたが、次々と見つかっていきます。
カードを見つけるのが楽しくて仕方ない子どもたち。
「ほこらしい、みつけた~~!」などの声がかわいくてたまりません。
みんなで協力して、なんとか54枚見つけようとしますが、なかなか見つからないカードも。また後でと諦めかけた瞬間に、あったよー!とお姉さんが持ってきてくれました。無事にコンプリートです✨ものすごい達成感がありました(笑)。
自分たちで見つけた「きもち」だから、ぐっと愛着が増します。
今度はこの気持ちたちが、どんな気持ちを表しているのかジェスチャーゲームをしました。
カードの中から自分が表現したい感情を選んで、ジェスチャーをします。
大人も子どもも、面白がって、たくさん表現しました。
こちらは「いやだ」を表現する大人(笑)。
ジェスチャーで遊びながら感情の表現をたくさん学ぶとともに、どの感情もすべて大切なものということを体感する時間にもなりました。
あっという間にお昼の時間になって、それぞれにたっぷり遊びました。
すぐそばにある小川で、きのこのこのこダムを造る子供たち(笑)。
蛇をみつけて、好奇心全開の状況にもなりました。
その傍ら、大人チームでは大人の輪ができて、shihoさんとたっぷりお話する時間も取れました。
NVCって何?という話から、最近モヤモヤしていることまで、秋空の下でお話する時間も貴重な時間でした。
いよいよ最後のお絵描きタイムです。
「なんとなく描きたいこと」を模造紙にみんなで描いていきました。
さらにそこに今感じているニーズも、下敷きさんを見ながら選んで付け加えていきました。
「むちゅう・たべもの」「まんぞく」「げんき・あたたかい」など、子どもたちも下敷きさんを見ながら、言葉で表現できました。
大人も今感じているニーズを言葉にするとともに、それを発表してシェアもしました。
「つながり」「いっしょにいること」「ありがとう・ありがたい」など、じんわりと共感する言葉が語られました。満たされたニーズが人によって少しずつ違っているのも愛おしい気持ちになりました。それぞれのニーズは、その人の歩みの中だからこそ生まれた言葉な気がしました。
2024年イベントはこうして幕を閉じました。
▼参加してくださったゲストの方からはこんな感想をいただいていました。
何回目かの参加になるきのこのこのこキャンプ。 今回はFeel度Walkに、NVCという「森できもちの宝さがし」。 告知には、「『自分も相手も大切にする』には実際どうしたらいいの?」への明確な答えが見つかります。とありました。子供が小学校に上がってから特に、怒っていることが多かったので「見つかったらすごい」と思いました。
森について最初に「なんとなく気になるもの」を集めるお散歩「Feel度Walk」が始まりました。 10月の森は季節が確実に進んでいて、色づいた大きな葉や切り株のきのこ・湿った森のにおいとなどわくわくするものでいっぱいで、写真を撮ったりビニールに集めたりしました。
一緒に参加した娘は早くも森に飽きてしまって、木からぶら下がったつるを片足ブランコにしようと遊びだして、参加者のよそのお兄さんに出来ない!見て!を繰り返していました。お兄さんは「おお!何度もチャレンジ出来てすごいね!」びっくりな対応、お兄さんありがとうと深く感謝しました。
いつも気軽に話しかける娘に、スタッフの方も参加者の方もあたたかく丁寧に返してくれる方ばかりで、本当にありがたいなと思います。
そのあと森にいっぱい隠された「気持ちカード」をみんなで探しました。
娘も夢中になって走って探し回り、「ほこらしい」「ありがたい」などすごいカードを見つけてきました。講師の方とみんなで見つけた「気持ちカード」を持ち寄って、カードの「気持ち」と下敷きさんにある「大切にしたたいニーズ」を丁寧に見ていってみんなでこれかな?と話し合いました。
講師の方と子供たちのやり取りを聞きながら、宝物というのは気持ちの根っこにあるものなのかな、とほわんとした気持ちになりました。 午後はスタッフの方が作ってくれた汁物でお昼ご飯を食べたり、子供たちが小川で自由に水遊びをしました。
午前中に気持ちの根っこについて話したせいか、小川を眺めながら参加者のキッズの親御さん達と、いろんな子育てモヤモヤ話をかなりラフに話す事ができて驚きました。自然の中でとてもリラックスしてゆっくりと流れる時間を過ごすことができました。
正直NVCが何かはかなりぼんやりとしか分からなかったのですが、初対面の人とリラックスしてモヤモヤを話せた!ということにNVC効果すごいなと思い、本などで調べて自分なりにやってみようかなと思いました。きのこのこのこキャンプの皆様、今回も楽しいキャンプをありがとうございました。
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2025はさらに心の中にある大切なもの(ニーズ)にアクセスする機会がUPすると共に、スイカ割&小川遊びもできる夏らしい一日になりそうです✨
外の世界も心の中の世界も、そこにあるもの全てが素晴らしい。
そんな空間だからこそ、笑顔が満開になる。
駅まで来ていただいたら、無料バスで送迎できちゃいますので、ぜひお気軽に遊びにきてください。