「本阿弥光悦の大宇宙」展へ行ってきました

2024/2/28(水)

昔から、本阿弥光悦には興味津々でした。

そこで、行かないわけにはいきません。

東京国立博物館で開催されている「本阿弥光悦の大宇宙」展。

強風吹きまくるなか、出かけてきました。

しかし、寒かったです!


チケット売り場に列ができていたので、ええっとひるみました。

「中尊寺金堂」展も開催で、

そちらのチケットも同じ券売機で並んでいたのでした。

光悦展は平成館で開催でした。

音声ガイドも借りて会場に入ると最初の展示が

「国宝 舟橋蒔絵硯箱」でした。

おおっとなります。

国宝を見るのは久しぶり。

うれしい・・


黒い!と思ってきた中央にかかる橋は真っ黒ではないのですね。

鉛色です。

美しい文字が浮かび上がっています。

すごいな・・

私は、書にはもともと興味があり、学校にも通いました。

その頃、光悦さんの文字を見ていたら

もう少し自由闊達に書が書けたかもと

素人考えがうかびました。

シャープだけれど

おおらかで美しい文字が並んでいます。

写経でさえもおおらかで美しい文字が並びます。


ご案内する池上本門寺では

光悦さんの篤き信仰もお話しています。

展覧会はそれを後押ししてくれる内容でした。

江戸時代初期に

法華経の篤い信仰のもとに芸術活動を展開した光悦のネットワークを

もっと調べてみたいと思いました。 

立体的な硯箱数点、書棚、圧巻でした。

「本門寺」の扁額も出展されていて

まじかでジーと見ることができました。


光悦さんの文字、個性的で現代でもすごくステキと思えるものです。

江戸初期の扁額が戦争で焼けずに残って

よかったと再度思いました。

そして、楽茶碗。

出品されているすべてが斬新で美しくて圧倒されました。

池上をガイドするのがますます楽しくなる

光悦展でした。

日蓮さんが池上の地でなくなって

六人の弟子たちに信仰の遺言が託され

京都の地で布教を託された日像上人。

のちに、光悦さんや琳派の絵師たちにつながっていく。

深いなあ・・

またまた、京都にも行きたくなってしまった.。



この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する