冬キャンプの服装の選び

2023/1/26(木)


冬キャンプの服で気を付けることって?


重ね着(レイヤリング)が基本

寒さが厳しい冬の服装で大切なのは、「重ね着(レイヤリング)」です。

重ね着をすることで、暖かい空気を溜め込むことができ、体温を外に逃がしません。

重ね着は、下着のベースレイヤー、中間着のミドルレイヤー、上着のアウトレイヤーで考えます。



汚れと火の粉に注意

冬キャンプでは、お気に入りの洋服は着ていかないこと!なぜならキャンプでは、汚れる機会が多いからです。

せっかくのキャンプで服を汚してしまって、テンションが下がるのは嫌ですよね?また、冬キャンプでは暖をとるために焚き火をすることが多くなります。その時、火の粉が飛んできて穴があいてしまうことがあるので、よく注意しましょう!


化学繊維は、火に弱い

焚き火をしていて火の粉で服に穴が開いていたという経験はありませんか?お気に入りの服が台無しになってしまっては悲しいですよね。実は、アウトドアウェアに多く使われている化学繊維は火に弱いのです。ですので、焚き火をするなら焚き火用にウェアを購入することを強くお勧めします。


火に強いのは、ウールやコットンの天然素材

ウールやコットンの天然素材です。これは多くの焚き火用品にも使われています。化学繊維の場合、火の粉がつくとすぐに溶けてしまいますが、天然素材であれば火の粉がついても手で払えば大丈夫です。




朝晩の冷え込みが激しい

冬場は朝晩の冷え込みがいっそう激しくなります。寒暖差が大きいので、風邪を引かないようにしっかり防寒しましょう。動いている昼間はじんわり汗をかくかもしれませんが、動かない睡眠中は体温がぐっと下がるので、湯たんぽなどを利用して体を冷やさないようにするのがおすすめです。



子供の服装で気を付けること


動きやすい服装を!

子供は冬でも動き回って大人の考えている以上に汗をかくものです。なので着替えを多めに持って行ったり、子供が動き回る昼間は薄手の長袖などで過ごさせ、夜にアウターをしっかり着るなど重ね着を利用したりして、適切な服装を保つことが大切です。


首、手首、足首を温める!

露出しがちな首、手首、足首を温めることが大切です。子供が寒そうだったら、まずネックウォーマーや手袋などで首、手首、足首から温めてみてください。子供は大人より体温変化が激しいため、ネックウォーマーなど付け外しがしやすいもので体温調節をするのがおすすめです!


子供は冬でも汗をかきやすい!

重ね着は冬キャンプの服装の大切なポイントですが、あまり重ね着しすぎると動きにくくなってしまいます。子供は活発に動くため、ダウンのベストや薄いインナーなどを使い、動きやすく、暖かい服装を心がけるのがいいでしょう。


①ベースレイヤー(下着)

ベースレイヤーは蒸れや汗冷えを防ぐために必要で、主に吸湿速乾性に優れたものを着ましょう。アウトドアブランドから出ている高機能な肌着が一番おすすめです!


私見ですが、一番お金をかけるのは下着だと思っています。

保温性があり吸汗速乾性も兼ね備えている天然素材のウールは、夏用にも冬用にもピッタリな素材です。温かさがありながらも、かいた汗を素早く吸収し外へ逃がします。


肌触りが良く弾力性もありますので、着心地の良さも期待できます。ウールの中でも特に保温性の高いメリノウールは、おすすめ素材です。


ただし、同じ天然素材でもコットン100%のインナーはアウトドア用には向いていません。汗は吸収しますが乾きにくく体が冷えやすいため、避けたほうが良いでしょう。


速乾性の高い「化学繊維(ナイロン・ポリエステル)」。肌の弱い方は注意が必要です。




②ミドルレイヤー(中間着)

ミドルレイヤーとは、アウターと下着の間に着るウェアのことです。保温が目的なので、蒸れを防げて温かさを保てるものを選びましょう。おすすめなのがフリース!アウトドア用のフリースには保温、吸湿速乾、軽量性やストレッチ性を備えた、他のフリースよりも高機能な素材を使っています。値段は高くなってしまいますがとても快適です♪


暑いときはアウトレイヤーを脱ぐこともありますし、秋にはミドルレイヤーでも十分に温かいので、1枚は持っておきたいウェアです。



③アウトレイヤー(上着)

アウトレイヤーは、一番外に着るジャケットのこと。風や雨、雪から身を守り、中間着の暖かさを保持するために必要です。最近の防寒ウェアは防水で透湿性のある素材など、機能性が高くなっています。さらにファッション性も高いのが魅力。防寒対策をしながら、冬のアウトドアファッションを楽しむことができます。


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