「乙嫁語り」に出て来た炊込ご飯・プロフを一緒に作ろう!
2022/12/1(木)
ウズベキスタンは中央アジアに位置し、文化の交差点であったシルクロードの中間にあるためさまざまな料理から影響を受けたのがうかがえます。内陸国のためあまり魚介類は食べず、主に肉類と穀物類を使用した食事が中心です。ウズベキスタン料理は小麦を使用した料理が多く、主食はナン(ノン)と言われる円形の固めのパンで、地方によって形やスタイルが異なります。米もよく食べられます。
ウズベキスタン料理の代表的な料理が「プロフ」。プロフは日本でおなじみのピラフの基になったお米を使った料理で、お米を肉や野菜などと一緒にブイヨンで煮て作ります。ウズベキスタン以外にも中央アジアのほぼ全域において広まっており、その国や地域によって呼び名や作り方などが異なります。ウズベキスタン国内でさえ、地方によって作り方が違うので、さまざまな種類のプロフがあります。
2016年に「プロフに関わる文化・伝統」がユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。つまり、長い歴史を持つこの料理は、ただの食べ物としてだけではなく、それ以上の意味を持っているということができるのです。例えば、ウズベク人の家庭では、毎週木曜日にプロフを作ることが習慣となっています。おいしいプロフを食べるために家族全員が集まり、プロフを食べながら団らんの時間を過ごすのです。家族の集まりだけではなく、結婚式の前日に「オシュ(ウズベク語ではプロフを「osh」とも呼びます)パーティー」を開催することもあります。パーティーは休日や夜に行われるのが一般的ではないでしょうか? しかし「オシュパーティー」は、仕事などに間に合うように、通常早朝に行われます。プロフはこのようにハレの日に食べる料理でもあるのです。他にも友達同士や同僚などが一堂に会し、1カ月に1回など、プロフを作って食べる会もあります。
12月3日(土)にプロフのクラスを開催しますので、是非ご参加ください。
ご予約はこちらから
https://helloaini.com/travels/40288
料理とおしゃべりが大好きなお母さんはお待ちしています。