さくランドのプレーパーク(冒険あそび場)づくり
2022/11/18(金)
さくランド的プレーパーク(冒険あそび場)づくりに取り組む意義
子どもをとりまく環境が大きく変化しています。
少子化による人口構造の変化は、将来の社会状況に深刻な影響を与えるばかりではなく、今すでに、子どもたちの環境にかってない大きな変化をもたらしています。
自然発生的な子どもたちの集団は、地域社会から消え、子どもがさまざまな大人に接する機会は、核家族化によって減少し、子どもは社会の少数派になりつつあります。また、子どもへの虐待や育児放棄、青少年の不登校やひきこもり、凶悪犯罪の低年齢化など、新たな社会問題が現れており、家庭や地域社会の変質や崩壊がその要因の一つにあげられています。
週5日制となり、子どもたちの放課後の過ごし方は、習い事や学習塾などの占める時間が増えるなど大きく変わり、地域社会が子どもたちをどのように受け入れることができるのかが課題になっています。
地域における子育て支援として、地域において児童が自主的に参加し、自由に遊べ、安全に過ごすことができる放課後や週末などの居場所づくりの推進。
さくランドの考える、プレーパーク(冒険あそび場)の社会的な意義
- 自分の責任で自由に遊ぶをモットーにしています。
- 地域の人や「プレーリーダー」に見守られた、家庭と学校以外の居場所の役割があります。
- 子どもたちの遊ぶ環境づくりを通じて、支えあうことのできる地域住民へと、大人も子どもも、育ちあいます。
- 地域住民と行政との協働事業やNPOへの事業委託など、新しい事業展開が生まれます。
- 土・火・水や手づくり遊具などを使った多様な遊びの体験ができます。
- 乳幼児から青少年までの幅広い世代が、遊びを通して縦社会を形成し、世代間交流を促します。
- 大人も野外で楽しい時間を過ごすことができ、仲間が広がります。
- 高齢者福祉や環境保全など、地域社会の課題への気付き。
- 様々な人が関わることによって、地域活動の活性化や人材発掘、世代交代が図れます。
- 子どもが参加・参画して、つくりかえていくことができます。
- 親たちは子育ての悩みや地域の情報などを語り合えます。
- 子育ては親だけが担うものではなく、地域で担うことが大切だと実感できます。
- まちづくりや行政と住民とのパートナーシップについての関心が広がります。
*プレーリーダーとはプレーワーカーとも呼ばれ、最も子どもの視線に近い立場で遊びに関わる大人です。
子どもの興味を引き出すような遊び場づくりに取り組み、子どもと一緒に思い切り遊び、子どもたちから信頼を受ける存在でもあり、時には相談相手になることもあります。常に変化する遊びに応じて、注意を払い、子どもに声をかけ、ケガやトラブルにも対応します。
遊びは子どもの生活に不可欠なものです。
遊びは、子どもが生きていく上でなくてはならないものです。子供は暇な時に何もすることがないから遊ぶのではありません。遊びは本来子どもの生活そのものなのです。