8月のコーヒー飲み歩きで考えたこと。
2022/8/28(日)
8月は間借り出店のゲリラコーヒーをお休みしていて、代わりといってはなんですが、よくコーヒーを飲みに行きました☕️
コーヒーの愛されポイントってたくさんあると改めて感じる時間でしたが、
その中でひとつだけ挙げてと言われたら、
私は「人と共有しやすいこと」と答えるかもしれません🙌
価格的にも雰囲気的にも想像しやすくて、しかもそれが万国わりと共通なこと。
例えば路上でコーヒーと民藝雑貨と占いとケバブが売っていたとして、
「だいたい(高くても)これくらいだろう」と想像する人の予測がほぼ当たる、という点でコーヒーは飛び抜けて安心感があるんです。パナマゲイシャが一杯3,000円みたいな話は一旦よこに置いてください。笑
人を誘ったり、何となくブレイクを入れるにも便利で「どーですか、お茶でも」と誘ったり誘われたりしても、実際に飲んでるのはコーヒーだったりしますよね☕️笑
私がコーヒーそのものというよりコーヒーの介在が可能にすることを重視するきっかけになったのは、ニューカッスル🇦🇺(シドニーから北に2時間)での生活で、
正午くらいまでは「have some coffee?」と誘うけど昼過ぎからは「go grub a schooner after work?」というように自然に目的語がビールに切り替えられていましたが🍺
(schooner はビールのスラング。スクーナーと読みます。グラスのサイズの呼び名で、コーヒーでいうとジブラルタルみたいな容れ物の名前がそのまま呼称となったパターンですね)
当時は調理師として働いていたのですが、コーヒーを飲みに来る人たちの感じをキッチンからみていて、感覚としてこういうのいいな、と受け取っていたものがあったのだと思います。とにかく平和だった。笑
オーストラリアでも、シドニーやメルボルンなどの都会ではトレンドの飲み方やメニューのアイディアやバリエーションが豊富だったり、新しいやり方をどんどん試すコンテンツに力のあるお店が多い一方で、
ニューカッスルではもっと、人の生活に溶け込んだどんな時間を過ごすのかというフォーカスが強めのスタイルが多かった気がします。
お店って街の景色をつくる役割を担うと同時に、そこで働く人にも影響を与えるので、自分のスタートがニューカッスルだったことはすごくよかったなって今さらながら思ったりします🇦🇺
これから海外に行くバリスタの人たちにも、都会でガンガンエスプレッソ落として腕を磨くという選択肢と、
少し田舎でその国、土地の空気そのものを味わえる働き方の両方があるといいな、と個人的にはおもっています😉
(仮にもっと突っ込んだおススメをするとしたら、
マルゾッコのマシンが自在に操れる人は、多少英語ができなくてもどんどん出て行ってアプライして、打ちのめされる切なさと感じられる可能性と、両方を味わって、その後の選択肢を広げてほしいなっておもいます)
9月からゲリラコーヒーも再開予定です。
日程が決まったらまたお知らせしていきますね♩