イベリアとバスクの料理

2022/8/23(火)









先日伺った料理代行のお客さまに「パプリカ🫑を使った料理」をリクエストされ、ピペラードというバスク料理を作りました🍳


「こんなふうに食べてもおいしいですよ」とお伝えしたのが卵を落として🥚食べる朝食向けの料理だったんですが、週末に作ってくださったようで写真と感想が送られてきました😊


普段からいろんな感想をいただいてますが、お客さんのその後の生活に繋がっていると実感できるのってやっぱり嬉しいですよね☺︎


ピペラードは、生ハムや豚バラとパプリカを軽く煮込んだもので、現地では一般的なもの。


イベリア半島では生ハムやチョリソを野菜と炒めたり煮たりする料理がよく見られ、パプリカやパプリカパウダーをつかった味付けも多く、


また、生ハムが日常に溶け込んでいるからか、原木をカットしているとどうしても出てくる固いところを捨てずに味だしとして活用する例が多いんでしょうね。彼らは湯水のように生ハムをつかっています。笑


私個人もイベリア半島の料理が好きなんですが、なんで好きかというと、寛容だからです。笑


肉も魚介もいっしょにしちゃったり、そのへんにあった飲みかけのシードルを入れちゃいましたみたいな料理があったり、固くなってしまったパンの救済レシピがあったり、無理のない大らかな感じが好きなんですよね。


数年前、現地に行った際に、そういう「おいしければいいじゃん」みたいな自由さとお店や街の雰囲気に触れて、たのしくておいしいツアーになってすごくよかったんです。


複雑さのあるストリクトな料理もかっちりしてて好きですが、生活に根ざしたレシピも懐がふかくて、そういうゆるい土壌のなかでまた新しいものが生まれていくのかなっておもいます♩


フランスから入り、バルセロナ、スペインバスクのサンセバスチャンやビルバオを旅したのはちょうど今くらいの季節でした。


友達のきょうだいに船に乗せてもらって定置網のチェックに行ったり


友達の友達がつくってきてくれたお弁当がスペインオムレツとパンだったり

お世話になりっぱなしの2週間でしたが、言葉がそんなに通じなくても料理やゴハンが好きだとどこ行ってもたのしいです。

また行ける日が楽しみです🥘


生ハムの写真で逆さに刺さってる小さな傘は脂を受けるためのもの。

熟成されながら脂抜けていくんですよね😋


#ピペラード

#ピンチョポテ

#バスク

この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する