タチイヌノフグリ
2022/4/13(水)
青い小さなタチイヌノフグリの花。
オオイヌノフグリが1cmくらいあるのに対して
タチイヌノフグリは5mmないくらいに小さい。
オオイヌノフグリはどこが「大」なんだろうと
タチイヌを知るまでは思っていたけれど
比べると「オオ」だなと大いに納得。
春の草花は小さい花が多い。
大きくて派手な花たちが咲く前に
早い時期に咲いてアドバンテージを取る
という作戦をとっている。
まだ寒い時期から彼らなりの
つつましやかな準備をして。
ハコベの小さな白い花は
一見花びらが10枚に見えるけれど
実は5枚で、一枚をウサギの耳のように
2枚に分かれさせて10枚に見せて
虫たちに、小さいけれど精一杯の
アピールをしている。
自然界は人間が思っているのとは違って
弱肉強食みたいな世界ではなく
時期をずらしたり、場所をずらしたり
昼夜をずらしたりして、
皆で世界を分け合っている。
人間もそうしませんか
と春の小さな花を見てつくづく思う