オオイヌノフグリ
2022/3/31(木)
オオイヌノフグリは
春に咲く小さな花のひとつで
ありふれた花のようで
よく見るととてもきれいな花。
虫メガネでよく見ると
ロイヤルブルーともいえる
なんともいえない青が美しい。
もともとはヨーロッパで
暮らしていた植物で
フランスでは「聖母マリアの瞳」と
呼ばれていたり。
つぶらな鳥の瞳のようにきれいだから
イギリスでは「鳥の目」って呼ばれていたり。
鳥の目にはもうひとつ意味があって
摘み取ると、鳥に目をつつかれる
という言い伝えがあったり。
こういう言い伝えは
今高尾山で咲いている白いアヅマイチゲ
などにもあって
別名「アメフリバナ」と呼ばれて
晴れているとよく開いて
雨だと閉じるということもあるけれど
摘み取ると雨が降る
とも言い伝えられたりします。
よく見かける花かもしれないけれど
大切にしようね、というやさしい
メッセージが込められています。