日本人向けの4大OTA(じゃらん、アソビュー、アクティビティジャパン、aini)に特化し、現地体験・オンライン体験の実践的なノウハウをご提供
令和6年版観光白書によれば、2023年の訪日外国人旅行者数は約2,507万人とコロナ前の79%まで回復(中国を除くと102%回復)、消費額は過去最高の5.3兆円に達しました。一方で、同年の日本人による国内旅行消費額は21.9兆円と、依然として巨大な市場であり、宿泊旅行に限ればコロナ前を上回る水準(前年比29.7%増)となっています。特にコロナ禍で広がった「マイクロツーリズム」の流れは今も根強く、日本人向け体験ツアーや日帰りプログラムの需要は今後も期待できます。
こうした背景を受けて、観光庁が推進する「地域観光魅力向上事業」では、インバウンド対応だけでなく、日本人向けの体験ツアーや国内OTAの活用促進にも力を入れています。また、「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成」でも、日本人向けのガイド人材不足が大きな課題として挙げられています。
私自身、2023年には総務省「地域力創造アドバイザー( https://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/ )」として地域観光支援に携わり、2025年夏からは観光庁「地域観光魅力向上事業( https://miryoku.go.jp/ )」の事業者支援専門家(地域観光サポーター)として活動しています。
全国各地の採択事業者に対して、オンラインや現地視察を通じて体験造成・運営改善のアドバイスを行っており、その中で特に実感しているのが、日本人向け体験プログラムの再評価と、それに対応できるガイド・ホストの育成ニーズの高まりです。
外国語に不安がある方でも、自分の趣味やスキルを活かし、地域や日本人旅行者に向けた体験を提供することで、新たな副業や地域貢献につなげることができます。本講座は、そうした方々のスタートを応援する実践的な内容です。
【1】国内OTAの仕組みと副業の可能性
審査が比較的ゆるく、外国語対応も不要な日本人向けOTAの魅力。各プラットフォームの特徴や手数料、得意ジャンルを比較し、副業向けとしての利点を丁寧に解説します。
【2】オンライン体験の再注目とキット送付型ワークショップの実例
占いやスピリチュアル、手仕事系など、コロナ禍以降も需要が続くZoom体験。特に、制作キットをクリックポストなどで事前送付し、Zoomで指導する「体験キット+オンライン指導型」のワークショップが注目されています。参加者が飽きずに楽しめる構成や画面活用法も学びます。
【3】集客とページ設計
ainiなどのマッチングサイトでの集客に成功するポイントを紹介。魅力的なプロフィールの書き方、講座説明文の工夫、安心感を伝える情報設計やレビュー獲得法についても実例を交えて解説します。
■当日の流れとタイムライン
・日本人向けOTAの特徴と副業ガイドの可能性
・体験ツアーと法律:旅行業法の正しい理解
・ガイドの想いがツアーの核
・実は多くの出品体験は申込みに苦戦(レビュー戦略や告知改善の方法)
・Zoom活用講座:オンライン体験とキット送付型体験紹介
・質疑応答とまとめ(参加者の疑問を解消し、講座内容を総括します)
■こんな方を対象としています
・外国語が苦手でも副業で体験提供を始めたい方
・趣味や地元の知識を活かして日本人向けガイドをしたい方
・Zoomを使ってオンライン体験を設計・提供したい方
・和紙や手芸など、教材送付型ワークショップを考えている方
・『資格がない人のための体験ツアー企画・運営ガイド』を活用したい方
■参加の際の留意事項
・本講座はZoomでのオンライン開催です。マイク付きPCまたはスマートフォンでのご参加をおすすめします。
・カメラONでの参加も歓迎ですが、必須ではありません。リアルタイムで質問や意見交換できる環境を推奨します。
・講座内では『資格がない人のための体験ツアー企画・運営ガイド』(2024年8月出版)を使用します。事前にご準備いただけると、内容がより深く理解できます(Amazonなどで購入可能です)。