旅する読書会・須賀敦子~きらめく海のトリエステ~
2021/7/23(金)
回を重ねている読書会、そのたびに、イタリアの街に思いを馳せています。
ミラノ、ヴェネツア、ジュノワ、ナポリ・・
今回は、作品を通して知ることになった「トリエステ」について、簡単に書こうと思います。
TABICAのホストさんで、トリエステにお住まいの方がいたら、ぜひ、オンライン企画の開催をお願いしたいです。
イタリアへは、2回行きました。
2008年のクリスマスシーズン9日間と
2011年9月の2週間という旅でした。
しかし、イタリア北東部の街、トリエステには行っていないのです。
「ミラノ霧の風景」は、12のエッセイを収めていますが、その中に「きらめく海のトリエステ」があります。
ステキな題名でしょう~娘はこの題名、すごくいいねえ・・と言っていました。
私は、最初に読んだ時はミラノの印象が強すぎて、スーと通り過ぎていました。
再読してステキな題名と思ったのです。
トリエステは、題名の通りアドリア海に面した坂道の多い街なのです。
イタリアの詩人、ウンベルト・サバが生まれ、古書店を営み、自分の詩集を発行した街。
須賀さんは、作品の冒頭で<ユリシーズ>という詩を紹介し、サバを紹介している。
ホストは、輪読するにあたり、読めない漢字も多く、まず読み方をググっています💦
たぶん、ゲストさんもそうだと思います。
今までは辞書だったけれど、今は、ググる(笑)。
ちょっと古典的な漢字や用語も使われているので、読み方や意味をググって、ほ~と感心しています。
たくさんの地名も出てくるので、ほどよく調べてもいます。
「キラキラ輝く海が美しい」
「風の街(ボーラ)」
「坂道が多い」
「風に飛ばされないように、坂道に手すりがついている」
「東ヨーロッパと接する海の玄関口」
「オーストリア、イタリア、ユーゴスラビア、イタリアと帰属する国が変化(古くはもっといろいろ)」
「ウイーンの影響を受けた、カフェ文化」
まだまだ、いっぱいあるけれど・・
歴史的に翻弄された街、土地の起伏などなど。
知識がなかった街・トリエステについて、少し知識がついてきました。
今の私的には「コーヒー大学」に入学してみたい!
そして、何よりもウンベルト・サバが生まれて、暮らし、詩作した街。
作品を通して、知らなかったイタリアの街を一つ知ることができました。
私のニックネームは風花、異国を旅した時に風を感じる瞬間が一番好きな時・・風を体感するのが心地よくて海外旅行をしていたので風花です。
その他にもあるのですが一番好きなのが「風」なんです。
だから、風の街には、行かなくっちゃ!
旅する読書会でイタリアを旅してみませんか。
https://tabica.jp/travels/32589