フィロソフィのある店がすきだから。
2021/6/17(木)
料理通信のこのnoteを読んで、とってもよかったので、ひさしぶりにお店にも足を運んできた。
飲食店は相変わらずデジタル化の外側に存在している。
https://note.com/team_trippa/n/n46fd49bc744c
自粛なのはわかっているんだけど、何を大事にするのかはやっぱり自分で決めないといけなくて、この記事はまさにそれを思い出させる内容だった。
初めてアヒルストアに行きたいとおもったとき、私は沖縄県に住んでいた。
地元は宮城県で、たまに帰省しても東京には用事がないのだけど、ぜったいにぜったいに行きたいとおもっていた。そのくらいにこのブルータスの特集は魅力的だった。
おいしくておいしいだけじゃない店の特集だったからだ。
(この時はまさか数年後にこの界隈の店で働くことになるとはおもわなかった。)
当時はそんなにお酒も飲めなかったのに、なにがそんなによかったのか、今になってすごくよくわかる気がする。
そしてお店に行くたびにそれを実感する。
記事より引用。------------------
「行政からの要請を守るだけが、コロナ対応ではない。これから先は、自分なりの考えを持って要請を咀嚼していかないと、自分たちの尊厳や仕事の意味がなくなってしまう。」
「店を閉めるのは簡単です。でも、テイクアウトを続けたことで13年前に掲げたコンセプト「誰もがいつでも気軽に立ち寄れるストア」にようやくなろうとしているのに、その看板を下ろすことになる。自分たちがやってきたこと、言ってきたことが矛盾してしまう。今はよくても、向こう十年の説得力を失ってしまうでしょう。」
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選べるのは「自分がどうするか」しかないことをよく知っていて、淡々とテイクアウトやノンアル営業をやって、からの言葉の重み。
お酒を飲む人も飲まない人も、飲食をやる人も、そうでない人も、
「自分で決めたい」と願っているたくさんの人の目に触れてほしい記事。