バラの花が終わる前に
2021/6/11(金)
たくさんの花をつけたサンショウバラ。次々と開花するので今週いっぱいは楽しめそうですが、咲き終わった花が音もなく散っています。1年に1回しかない花の季節。もったいないので花びらをテーブルにも置いてみることに。なんだか明るい雰囲気が漂います。
マルハナバチもまだまだやってきます。後ろ足の花粉バスケットにたくさんの花粉を付けている働きバチ。ハチの働き者は皆女性です。厳格な分業体制の中で黙々と働く彼女たち。そんなハチのコロニーを考えると「それを操作しているのは遺伝子だ!」と言いたくなります。
花期が終わったら早い時期にある程度枝を落としてあげなければなりません、来年もっとたくさんの花が咲くように。富士山麓の保水力の弱い、貧栄養の火山荒原で見られる野生のサンショウバラは水と養分を求めてたくましく茎と根を伸ばします。一方で花を作るために割けるエネルギーは限られています。だから花の付き方も散漫。とても庭のサンショウバラのようにとはいきません。それが自然ということなのですね。
先週よりも咲いている花の数が増えているようです。来年のお花見も期待できそう。花の後の剪定をちゃんとしておきます。